2005年 F1 TV観戦記 ドライバー総観
 
 
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2005年の各ドライバーを振り返ってみましょう。

1 ミハエル・シューマッハーシリーズランキング3位
このシーズンはマシンの不調のおかげで走り自体にも精彩を欠きました。
優勝がミシュラン不在のアメリカGPだけでしたからね。
唯一、ファーステストラップ3回というのが目立つ部分でした。
しかしそれも中盤までで、来年の車の開発に集中した後半はマシンもドライビングも悪化していきました。
モントーヤとトゥルーリの自滅のおかげで、何とかランキング3位を死守しましたね。
2006年は強いシューマッハーが戻ってくることを期待しましょう。

2 ルーベンス・バリチェロシリーズランキング8位
ミハエルと同じくマシンに振り回されましたね。
調子が良いときは何とか表彰台に登れるのですが、駄目な時はポイントにも届かない事が多かったです。
結果ランキング8位、こちらもフェラーリ在籍中での最悪の結果となりました。
ドライビングについても目立つ部分はありませんでしたね。
2006年はホンダでの活躍を期待しましょう。

3 ジェンソン・バトンシリーズランキング9位
このシーズンはごたごたの多い年でした。
サンマリノ失格と2戦の出場停止に加えてドライバー契約トラブルと問題続出でした。
しかしドライビング自体はコンスタントに安定してましたね。
このあたりは見かけによらず図太いです。
これで、光る走りが出来ればアロンソみたいなトップドライバーになれるのでしょう。
この先の成長に期待ですね。

4 佐藤 琢磨シリーズランキング23位
このシーズンは散々でしたね。
発熱・出場停止・失格と続き、接触リタイアも目立ちました。
たまに光った走りをすることがあるのですが、そのときに限って接触やトラブルを起こすんですよね。
特にシリーズ後半は焦りで走りに安定感がありませんでした。
新人みたいなドタバタは、レース経験の少なさの表れかもしれないですね。
もうちょっと周囲の状況を意識して走ってもらいたいものです。

4 アンソニー・デビッドソンシリーズランキング--位
1戦のみ代役ですが早々にリタイアでかわいそうでしたね。

5 フェルナンド・アロンソシリーズランキング1位
前半の連続優勝でポイントを伸ばし、後半は安定して表彰台に乗りタイトル取りました。
ドライビングを見ていると、それほど速い感じはしないのにタイムは良いんです。
ファーステストラップは2回しか取っていないので、無理せず安定して速かったということでしょうか。
1周の速さより安定した速さで勝負という、ベテラン的な走りだったのですね。
年齢からして熟成するにはちょっと早いので、この先どう変化していくのか楽しみなドライバーではあります。

6 ジャンカルロ・フィジケラシリーズランキング5位
ちょっと期待はずれのシーズンでした。
優勝、ポールポジション、ファーステストラップ各1回づつ。
フィジケラ向きでないマシンだったのも影響しましたけど、前半の連続リタイアで波に乗れなかった感じもします。
リタイアが5回というのはマクラーレン以外ではかなり多いですからね。
2006年は正念場でしょうから、切れたドライビングを期待しましょう。

7 マーク・ウェーバーシリーズランキング10位
かなり波があるシーズンでした。
チームメイトが自分より速く走るといったプレッシャーが掛かるとちょっと不安定になっていたようです。
ちょっと期待が大きかっただけに不完全燃焼といった感じですね。
2006年の成績で実力が見えるかもしれません。
パートナーは期待の新人 ニコ・ロスベルクですから。

8 ニック・ハイドフェルドシリーズランキング11位
ポールポジション1回、最高位2位と何れもチームメイトを上回りました。
途中から欠場のためランキングは下回りましたが、レースでは良い走りをしていましたね。
BMWと契約した頃からあからさまにチームから冷遇されていました。
2006年はそんなうっぷんを晴らす走りに期待ですね。

8 アントニオ・ピッツォニアシリーズランキング22位
ハイドフェルドの代役とはいえリタイア続きでまともに走れませんでしたね。
せっかくの出場機会も、この成績では評価できませんね 残念ながら。

9 キミ・ライコネンシリーズランキング2位
エンジンに泣かされて2位にとどまりました。
予選前のエンジンブローは残念ですが、決勝ではほとんど壊れなかったのでまだマシですかね。
ファーステストラップ10回と突出しているのは、速さの証明でしょう。
特に後半は手が付けられないほどの速さでした。
2006年はマシンの耐久性がカギになりますね。
切れのある走りに期待しましょう。

10 ファン・パブロ・モントーヤシリーズランキング4位
このシーズンはちょっと不安定なシーズンでした。
今までも荒さはあったのですが、ミスはそれほど多くは無かったのに、どうしたんでしょう。
優勝こそ3回ですが、ポールポジション、ファーステストラップとも1回のみ。
ライコネンにかなり差をつけられています。
チームメイトを意識しすぎたのでしょうか、父親になって守りに入ったのでしょうか。
もうそれほど若くないので、2006年の結果で将来が左右されるかもしれないですね。

10 ペドロ・デ・ラ・ロサシリーズランキング20位
モントーヤの代役で1戦のみ出場。
決勝5位よりファーステストラップ獲得が光ります。
しかし34歳という年齢からF1ドライバーとしては難しいですね、残念ながら。

10 アレクサンダー・ブルツシリーズランキング17位
モントーヤの代役で1戦のみ出場。
決勝3位で表彰台獲得。昔のベネトンでのいい走りを思い出しましたね。
レギュラーで走ってもらいたいものです。

11 ジャック・ビルヌーブシリーズランキング14位
このシーズンは渋い走りに徹しましたね。
しぶとく走って結構いいところを走っていました。
しかし、最近の世代交代の波に飲み込まれそうな感じですね。
2006年チームメイトに勝てなかったら来期は難しいかもしれません。

12 フェリペ・マッサシリーズランキング13位
かろうじてチームメイトには勝ちましたが、あまり印象に残らない走りですね。
若いときから堅実な走りで、プチアロンソみたいな感じでしょうか。
アロンソ、バトン、マッサ、クリエンあたりの80年代以降生まれのドライバーは、目立たず速いドライバーが多いですね。
2006年、シューマッハーにどこまで迫れるか見物です。

14 デイビッド・クルサードシリーズランキング12位
渋いですね、確実に走って確実に結果を残しました。
マクラーレン時代はあまり良い印象はなかったのですが、中堅どころでがんばっているところを見ると結構良いドライバーだと感じます。
2006年は去年以上にレースをかき回してくれることを期待しましょう。

15 クリスチャン・クリエンシリーズランキング15位
シーズン2年目で安定して来ましたね。
ベテランのチームメイトに引けを取らない走りをしていました。
特に目立つ部分は無かったので、トップチームで走るにはレベルアップが必要かもしれません。
若さに期待といったところですね。

15 ビタントニオ・リウッツィシリーズランキング24位
クリエンとジョイントで4戦のみ出場。
あまり印象に残らない走りで、結果も残せませんでした。
デビューとしてはちょっと中途半端な出場でしたね。
2006年の走りで改めて評価できるでしょう。

16 ヤルノ・トゥルーリシリーズランキング7位
このシーズンは予選番長 爆発でした。
トゥルーリ先導レースが何度もありました。
アロンソを楽に勝たせたのは、トゥルーリの援護?があったせいかもしれませんね。
ほんとに、ワンラップの速さは見事なものです。
予選の速さがレース中も続けばトップドライバーになれるんでしょうけど、惜しいです。
ただ、自分好みの車でないとドライビングが極端に不安定になる点はいただけませんね。

17 ラルフ・シューマッハーシリーズランキング6位
チームメイトと違って、マシンの性格に関わらずコンスタントに結果を残していました。
後半自分好みの車になると少し結果が良くなりましたが、前半でもそれなりに速かったですね。
けっこう適応能力は有りそうです。
ポールポジションとファーステストラップ1回づつ。
元々持っていた速さに、ようやく安定した走りがついてきたという感じですね。
ひょっとしたら、兄と世代交代するのは弟だったりするかもしれません。

17 リカルド・ゾンタシリーズランキング--位
1戦のみ代役の上、決勝ボイコットで走れませんでした。
残念ですが、仕方ないですね。

18 ティアゴ・モンテイロシリーズランキング16位
こっそり、ルーキー連続完走記録16を作っていますね。
アメリカGPでは表彰台獲得。祝う雰囲気でなかったのがかわいそうでした。
年齢通りの安定した走りでしたが、他のマシンとスピードに差が有りすぎて速いのかどうなのか判らないです。
チームメイトには勝っているのですが、お互い新人ですしね。

19 ナレイン・カーティケヤンシリーズランキング18位
予選だけはチームメイトに勝っていますが、決勝は不安定でしたね。
安定感が増せばチームメイトより速いかもしれませんが、2006年出走出来ない可能性大ですね。

20 パトリック・フリーザッハーシリーズランキング21位
予選はそれほど悪くないのですが、リタイヤが多かったですね。
このまま消えていってしまうのでしょうか。

20 ロバート・ドーンボスシリーズランキング25位
フリーザッハーに代わって残り8戦出場しましたが、リタイヤが多かったですね。
しかし、決勝ではチームメイトを上回っていることもあり、安定感があればチームメイトを超える可能性もあります。
残念なことに2006年は出場は決まっていませんね。

21 クリスチャン・アルバースシリーズランキング19位
結構リタイア多いですね。
ライバル不在の上、ほとんど映像に映らないのでドライビングがよく分かりません。
チームメイトともほぼ同じ成績なので、なんとも判断に困ります。
ただ、下位チームではアルバースとモンテイロが2006年残留なのでその結果次第ですね。



このシーズンは世代交代の波を感じる年でした。
アロンソ・ライコネンを中心にどんどん力を付けてきています。
しかし、1970年代後半生まれのドライバーは走り方に勢いが見えるのに対し、1980年代生まれのドライバーはスムーズに速いが勢いを感じないという傾向が見られますね。
この2つの世代が争いながら1960年代生まれのミハエルとどう絡んでいくのかが2006年の見所です。
この世代交代の波がそのまま大波になるのか、もう少し先に伸びるのかは2006年の結果次第ですね。
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