2006年 F1 TV観戦記 第11戦 フランスGP
 
 
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第11戦のフランスGPの決勝です。
ポールはミハエル、2位マッサとフェラーリが2戦連続でフロントロー独占です。
トゥルーリ4位、ラルフ5位とブリジストンタイヤが予選では好調でした。
今回ミハエルとラルフは兄弟F1参戦150戦目、すごい兄弟です。
フロントに垂直の羽が生えたBMWはフリー走行の好調さが嘘のような予選結果です。
ホンダはBMWより悪く、未だにクルマのダウンフォースが足りないようですね。
予選タイムが悪かったロズベルグとクルサードはピットストップが少ない可能性があります。
また、予選3位・7位だったルノーの決勝での戦略と速さが気になるところです。



いよいよ、第11戦のスタート、の前に琢磨が上手くフォーメーションラップに出て行けません。
クラッチが滑っているような感じですが、なんとか出て行きました。
スタート直後、アロンソがマッサに並びかけますが、なんとかマッサが抑えました。
アロンソ、続けて仕掛けますが、マッサ微妙なライン取りで抑えています。
マッサはシーズン序盤と比べると上手くなりましたね。

オープニングラップは、ミハエル、マッサ、アロンソ、トゥルーリ、ライコネン、ラルフ、フィジケラ、ウェーバー、デ・ラ・ロサ、ハイドフェルドのトップテンに、クルサード、バリチェロ、スピード、ビルヌーブ、クリエン、バトン、ロズベルグ、アルバース、リウッツィ、モンタニー、モンテイロと続きます。
トップ7台は順位は変わらなかったのですが、中盤以降はかなり順位が入れ換わっているようです。
琢磨、スローダウンしてクルマを止めます。
序盤のトラブルの影響でしょうか。
ここでラルフがライコネンを抜いて5位に上がっています。

4周して、ミハエルとマッサが2.0秒、アロンソ2.8秒、トゥルーリ5.5秒、ラルフ6.6秒、ライコネン7.8秒、フィジケラ8.2秒、ウェーバー10.7秒 ミハエルが逃げ始めて、トゥルーリ以下が接近しています。
デ・ラ・ロサがウェーバーの真後ろで隙をうかがっているようで、急遽参戦した割には良い走りをしています。
マッサとアロンソはいまだ接近戦が続いています。
後方でバリチェロがコーナで膨らんだ隙にビルヌーブ、クリエンが抜いていきました。
ホンダのグリップ不足は深刻ですね。

11周経過でミハエルとマッサが5.5秒差、アロンソ6.3秒、トゥルーリ9.6秒、ラルフ11.6秒、ライコネン12.8秒、フィジケラ15.2秒、ウェーバー24.6秒と、ミハエル逃げて、マッサとアロンソが接近戦、トゥルーリ遅れて、ライコネンを抜いたラルフに再びライコネンが追いついてきました。
タイヤと燃料の関係でドライバーの間隔が変わっていくところが面白いですね。
デ・ラ・ロサがウェーバーに仕掛けますが抜けませんでした。

残り58周、モンテイロがスローダウンしてピットインしています。
モンタニーの後でモンテイロがスピン、縁石に乗ってジャンプしている映像が飛び込んできました。
これでマシンを傷めたようですが、事故にならずに幸いでした。

残り54周、マッサがピットイン、7.0秒でピットアウト、3ストップですね。
残り53周、アロンソがピットイン、8.0秒とちょっと長めでピットアウト、マッサの後ろでコースに戻りました。
ライコネンも入って7.1秒で出て行きました。
残り52周、ミハエルがピットイン、6.7秒で出て行きます。
フィジケラも入って、9.1秒とこちらも長めの給油で出て行きます。
ここで暫定ですがトゥルーリがトップを走ります。
残り51周、バリチェロがスローダウン、コース脇にマシンを止めます。
遅い上にトラブルですから、ホンダの不振は深刻です。
残り50周、トゥルーリがピットイン、7.7秒で出て行きます。
同時にモンタニーも入って7.3秒でピットアウト。
ここで暫定ながらラルフがトップを走ります。

残り49周バトンがピットイン、8.4秒で出て行きましたから2ストップでしょう。
残り48周でようやくラルフがピットイン、左リアタイヤに手間取って17.2秒、アロンソに迫っていただけに痛いミスです。
ここでの順位は、ミハエル(1)、マッサ(1)、アロンソ(1)、トゥルーリ(1)、ライコネン(1)、フィジケラ(1)、ラルフ(1)、ハイドフェルド(0)、クルサード(0)、スピード(0)のトップテンにビルヌーブ(0)、デ・ラ・ロサ(1)、ウェーバー(1)、クリエン(0)、リウッツィ(0)、アルバース(0)、バトン(1)、ロズベルグ(1)、モンタニー(1)と続きます。
((1)内の数字はピットストップ回数です)
ピットでミスしたラルフはフィジケラにも抜かれてしまいました。

残り44周、ライコネンがトゥルーリに仕掛けて、一旦トゥルーリが抑えますが、次の複合コーナーで結局抜かれて、ライコネン4位浮上です。
残り43周でビルヌーブがピットイン、順調にピットアウトしていきます。
残り42周でミハエルとマッサは6.0秒差、アロンソ11.9秒、ライコネン19.4秒、トゥルーリ21.8秒、フィジケラ28.4秒、ラルフ29.0秒、クルサード42.8秒です。
上位ではラルフがフィジケラに接近していますが、他はほとんど単独走行状態です。
ここでスピードがピットイン、順調にピットアウトしていきます。

残り36周、マッサが2回目のピットイン、6.4秒で出て行きます。
残り35周、デ・ラ・ロサも2回目のピットイン、6.8秒で出て行きます。
ここで、アロンソ、周回遅れに引っかかって、かなりタイムをロスしています。
残り33周、デ・ラ・ロサがヘアピンでハイドフェルドが膨らんだ隙を突いてオーバーテイク、9位に上がります。

残り32周、ミハエルがピットイン、6.4秒でピットアウト、アロンソのすぐ後でコースに戻りました。
ピットアウト直後の順位は、アロンソ(1)、ミハエル(2)、マッサ(2)、トゥルーリ(2)、フィジケラ(1)、ラルフ(1)、ライコネン(2)、ウェーバー(2)のトップ8です。
ここで、ウェーバー、タイヤがバーストしてスピンしました。
なんとかk-巣に戻りましたが、パーツも飛んでいたので、ダメージが心配です。

残り30周、トゥルーリがピットイン、そのままガレージに入ってリタイア。
表彰台を狙えるところを走っていただけに残念です。
ウェーバーもピットイン、ウェーバーはスローパンクチャーでピットに戻る途中でバーストしたようです。

残り30周、トップはアロンソ、ミハエル0.5秒差、マッサ10.5秒、フィジケラ22.7秒、ラルフ23.5秒、ライコネン28.8秒、デ・ラ・ロサ53.4秒、ハイドフェルド1分遅れとトップ2台、マッサ単独、4位集団3台となっています。
ウェーバーはピット作業が続いていますが、なかなかコースに戻れません。

残り29周、アロンソがピットイン、給油に時間がかかって9.6秒、これは変則2ストップに変更したようです。
これが結果にどう響くのか、楽しみです。

残り17周での順位はミハエル(2)、マッサ(2)、アロンソ(2)、ライコネン(2)、ラルフ(2)、フィジケラ(2)、デ・ラ・ロサ(3)、クルサード(1)のトップ8です。
ここでマッサがピットイン、ライコネンも入ります。
アロンソがマッサの前に出ました。
母国グランプリのモンタニーもピットインして出て行きます。
残り15周でミハエルがピットイン、トップでコースに戻ります。

残り10周でトップがミハエル、アロンソが17.5秒差、マッサが23.2秒、ラルフが36.4秒、ライコネンが38.3秒、フィジケラが46.6秒、デ・ラ・ロサが1分1.7秒、ハイドフェルドが周回遅れです。
残り9周での順位はミハエル(3)、アロンソ(2)、マッサ(3)、ラルフ(2)、ライコネン(3)、フィジケラ(2)、デ・ラ・ロサ(3)、ハイドフェルド(2)、クルサード(2)、スピード(2)のトップテンにバトン(2)、ビルヌーブ(2)、クリエン(2)、リウッツィ(2)、ロズベルグ(3)、アルバース(2)、モンタニー(3)と続きます。

残り8周、バトンがスローダウンしてピットイン、そのままリタイアです。
残り7周、ミハエルとアロンソの差は17.0秒、マッサが23.2秒、ラルフが36.7秒、ライコネンが38.6秒、フィジケラ49.2秒、デ・ラ・ロサが1分0.2秒、ハイドフェルドが周回遅れ。
アロンソとマッサの差は縮まりませんが、ラルフとライコネンは接近戦が続いています。

残り2周、アロンソ、コーナーでタイヤスモークを上げるほど攻めた走りをしています。
この気持ちがアロンソの強さの要因なのかもしれません。
そのままファイナルラップに入ります。

そのままゴール、ミハエル、フランスグランプリ8勝目で2連勝。
アロンソ、マッサが続きます。

前回に続き、ミハエル、完全な勝利で今期4勝目。
ブリジストンタイヤがここでも良かったことから、シーズン後半はフェラーリ、トヨタ、ウィリアムズの反撃に期待ができそうで、チャンピオンシップも後半までもつれそうな感じになってきました。
この不利な状況でも2位にはいったアロンソの強さは大したものです。
途中で変則2ストップにしたルノーのパット・シモンズ(おそらく)の戦略も上手くいきましたね。

アロンソ対ミハエルは、昔のセナ対プロストならぬプロスト対プロストという同じ傾向の実力伯仲のドライバー対決といった様相を呈してきました。
次戦ドイツで、母国グランプリのミハエルやラルフがアロンソを抑えて表彰台に上がってしまうとチャンピオンシップが本当にわからなくなりそうです。

今回のトヨタは調子が良かっただけに、ピットミスとマシントラブルが悔やまれます。
ホンダは、体制の立て直しが急務のようです。
スーパーアグリは、次回から新車で日本人ドライバー二人になりますから楽しみが増えそうです。



結果
ポールポジション  ミハエル・シューマッハー

優勝  ミハエル・シューマッハー
2位  フェルナンド・アロンソ
3位  フェリペ・マッサ

ファーステストラップ  ミハエル・シューマッハー

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