2006年 F1 TV観戦記 第14戦 トルコGP |
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第14戦のトルコGPの決勝です。 ポールは初めてのマッサ、2位ミハエル、3位アロンソ、4位フィジケラとフェラーリとルノーががっぷり四つです。 予選の燃料はルノーが少なそうなので、ピットのタイミングでの順位変動が気になります。 予選5位と良かったトヨタのラルフは、残念ながらエンジン交換で10位後退。 ホンダのバトンは燃料重めのようなのでレースでは楽しみです。 新車のパーツが完全に揃ったスーパーアグリの決勝レースにも期待したいところです。 いよいよ決勝のスタートです。 出足でミハエルがわずかに遅れるも、アロンソを抑えました。 その煽りかアロンソがフィジケラに接触、フィジケラのフロントウイングを飛ばしてしまいました。 そのフィジケラのスピンで後続も大混乱です。 ハイドフェルドがフロントノーズを壊しています。 ライコネンがタイヤバーストで、ピットに向かいます。 オープニングラップはマッサが取り、ミハエル、アロンソ、ウェーバー、バトン、ロズベルグ、リウッツィ、クビカ、クリエン、デラロサのトップテンにクル サード、トゥルーリ、左近、バリチェロ・・・と続きます。 フィジケラがピットインして、壊れたノーズを交換、タイヤ交換と燃料補給も行います。 ハイドフェルドもピットイン。 ライコネンもようやくピットまでたどり着きましたが、バーストした左リヤ廻りに不都合があるのか作業に時間がかかっています。 出てすぐにライコネンウォールにぶつかってリタイヤです。 やはり左リヤ部分に問題があったのでしょうか。 ライコネンは混乱の中でスピードに追突されていたようです。 5周経過での順位はトップはマッサに、ミハエルが3.1秒遅れ、アロンソ8.2秒、バトン9.7秒、ウェーバー15.1秒、クビカ16.0秒、ロズベルグ 17.9秒、クリエン20.0秒、デラロサ23.5秒、リウッツィ24.0秒遅れのトップテンにトゥルーリ、クルサード、バリチェロ、アルバース、左近と 続きます。 ここまでがスタート時の混乱をなんとかくぐり抜けられたクルマのようです。 6周目、トゥルーリがリウッツィを抜いて10位に上がります。 クルサードもリウッツィを抜いて11位に上がり、バリチェロも続いて12位に上がります。 リウッツィはマシンの性能差のせいか、どんどん抜かれています。 12周目、ミハエルがファーステスト連発で、マッサにじわじわ近づいてきました。 残り46週、リウッツィがスピンしてコース上で止まってしまいました。 かなり危険な状態なので、残り45周でセーフティーカーが入ります。 各チーム、ピットストップの準備をしています。 フェラーリはマッサとミハエル、2台とも入ります。 ミハエルがマッサの作業を待っている間に、アロンソも入ってきました。 ここでアロンソ、ミハエルの前に立ちました。 ミハエルとしては、不運としか言い様がありませんが、バトンの前に出られたのが不幸中の幸いとも言えます。 アロンソとしては燃料が少なかったことが予想されたので、ベストタイミングでペースカーが入ったことになります。 この強運は去年からずっと続いている感じですね。 残り44周、セーフティーカーインの状態でマッサ(1)、アロンソ(1)、ミハエル(1)、バトン(1)、ロズベルグ(0)、クリエン(0)、デラロサ (0)、トゥルーリ(0)、バリチェロ(0)、クルサード(0)のトップテンに、ウェーバー(1)、クビカ(1)、ラルフ(1)、フィジケラ(1)、アル バース(1)、左近(0)、スピード(1)、ハイドフェルド(1)と続いています。 ((1)内の数字はピットストップ回数です) 残り42周でペースカーがいなくなって、リスタート。 リスタートでの順位の変動はありませんでしたが、トゥルーリとバリチェロが接近戦になっています。 少しでも走行データが欲しいスーパーアグリの琢磨が修理を終了して、コースに戻ったようです。 ペースカーでクルマ同士が接近したせいか、いたるところでオーバーテイクが見られています。 残り39周での順位は、トップのマッサに、アロンソが2.4秒遅れ、ミハエルが4.7秒、バトンが6.4秒、ロズベルグが8.3秒、クリエンが11.0 秒、デラロサが11.7秒、トゥルーリが14.5秒、バリチェロが14.5秒、クルサードが14.7秒、クビカが16.7秒、フィジケラが17.5秒、 ウェーバーが17.8秒、ラルフが18.2秒、アルバースが19.8秒、スピードが21.7秒、左近が23.4秒で続いています。 トゥルーリとバリチェロとクルサードが三つ巴のバトル、クビカからラルフまでもかなり接近したバトルとなっています。 残り38周、フィジケラがあっさりクビカを抜いて11位に上がりました。 バリチェロも一旦トゥルーリを抜きましたが、抜き返されて順位変わらず、白熱のバトルが続きます。 デラロサもクリエンに接近してきました。 いたるところでバトルをしているので、かなり忙しい映像になっています。 残り35周、ラルフがクビサを抜いて12位浮上。 マッサとアロンソが4.2秒差、ミハエルが7.1秒差とミハエルがアロンソから少し遅れています。 給油前はミハエルの方が断然j速かったので、トラブルがちょっと気になるところです。 ここで左近がコーナーの進入前に少しふらついて、そのままスピンして止まりました。 34周目、ロズベルグがスローダウン、今回は良いペースで走っていただけに残念です。 残り33周で、トゥルーリとクルサードがピットイン、共に変則2ストップのようです。 ロズベルグもピットロードでクルサードに先を譲ってピットイン、クルマを止めました。 残り30周、何とミハエルがオーバーランして大きくタイムロス。 このミスで、アロンソと8秒以上差がついてしまいました。 10周後位に予想される2回目のピットインまでにアロンソに追いつくのは、かなり困難な差です。 残り28周、デラロサがピットイン、11.1秒とかなり燃料を積みましたからワンストップのようです。 フィジケラも2回目のピットイン、12.1秒と燃料を積んで、こちらも実質1ストップに変更したようです。 ここでの順位は、マッサ、アロンソ、ミハエル、バトン、ラルフ、クビカ、デラロサ、ウェーバー、バリチェロ、フィジケラのトップテンに、アルバース、トゥ ルーリ、クリエン、クルサード、スピード、ハイドフェルドと続きます。 残り25周、ピットインを早めに終えたラルフがクリエンを抜いて12位に上がりました。 最近のラルフは後半の追い上げが目立ちます。 残り24周でクビカも早めのピットイン。 ここでの順位は、トップのマッサ(1)、アロンソ(1)、ミハエル(1)、バトン(1)、デラロサ(1)、ウェーバー(1)、バリチェロ(1)、フィジケ ラ(2)、アルバース(1)、トゥルーリ(1)のトップテンに、ラルフ(2)、クリエン(1)、クルサード(1)、クビカ(2)、スピード(2)、ハイド フェルド(2)と続きます。 デラロサとウェーバーとバリチェロが接近戦です。 残り22周、アロンソとミハエルの差は7.5秒、ミハエルの方がわずかに速い程度で、差はなかなか縮まりません。 残り20周でバリチェロがウェーバーをかわして6位に上がりました。 残り19周、マッサとアロンソが最後のピットイン、ここでミハエルが一旦トップに立ちます。 あとミハエルのピットインまでに、7秒の差をどこまで締められるでしょうか。 残り16周、アロンソと16.1秒差でミハエルがピットイン、ちょっと逆転は難しいタイム差です。 7.1秒でピットアウト、アロンソがかなり前でした。 差が3秒ほどですから、オーバーランのミスが悔やまれるところです。 しかし、ミハエルはアウトラップで、いきなりアロンソと1秒差まで詰めて来ました。 残り14周でバリチェロがピットイン。 アロンソとミハエルは0.3秒差と接近戦が続いています。 残り7周、ミハエルが盛んにアロンソに仕掛けますが、アロンソも上手く押さえ込んでいます。 ここでトップのマッサ、アロンソ、ミハエル、バトン、デラロサ、フィジケラ、ラルフ、バリチェロのトップ8にトゥルーリ、ウェーバー、クルサード、クリエ ン、クビカ、スピード、ハイドフェルドと続きます。 アロンソ、ミハエルは一進一退で、接触を意識しすぎてミハエルが引いて抜けないような状態が続いています。 この抜きやすいコースで、アロンソはきわどいラインを取って、ミハエルが突っ込んでこれないようにコントロールしているところはさすがですね。 このままファイナルラップ、マッサはクールダウンしていますが、アロンソとミハエルはホームストレートで接近してそのままゴール。 初めて優勝のマッサはポールトゥウィン、安定したベテランのような磐石の優勝でした。 2位はアロンソ、3位ミハエルは0.081秒及びませんでした。 4位バトンはアロンソと7秒差、ホンダとルノーの差がなくなりつつあることを感じるタイム差です。 チャンピオン争いはアロンソとミハエルの差が広がって12ポイント差。 マクラーレンとホンダの成績がチャンピオンシップに大きく影響しそうな感じになってきました。 次戦イタリアグランプリでミハエルの去就が発表予定なので、この内容次第でもチャンピオンシップの流れが左右されそうです。 コンストラクターズではフェラーリがルノーまで2ポイント差まで近づきましたから、追い上げムードのフェラーリ有利といえそうですね。 結果 ポールポジション フェリペ・マッサ 優勝 フェリペ・マッサ 2位 フェルナンド・アロンソ 3位 ミハエル・シューマッハー ファーステストラップ ミハエル・シューマッハー ページトップへ 第14戦レース結果 第15戦へ 第13戦へ |
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