2009年 F1 TV観戦記 第3戦 中国GP
 
 
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衝撃の2連戦に続いて、第3戦中国GPがいよいよ開幕です。

ポールポジションはベッテルが獲得、今回のグランプリは開幕2戦とは、ちょっと変化が見られます。
2番手はアロンソ、3番ウェーバーと、ルノーエンジンが上位を独占です。

注目のブラウンGPは、バリチェロが4番、バトンが5番と好位置をキープ。
フェラーリはライコネンが8番、マッサは13番と今ひとつ。
早速ディフーザーを変えてきたマクラーレンは、ハミルトンが9番で、コバライネンが12番と若干回復の兆しが見られます。

一貴は15番と、僚友ロズベルグの7位に対して厳しい位置です。

今回のトップテンは、燃料搭載量にかなりの違いがあるようです。
燃料が軽い状態でのタイム差が少ないので、決勝では、ピットストップのタイミングやタイヤ戦略に注目しましょう。



いよいよF1の第3戦、中国グランプリが始まります。
予選で後方に沈んだクビサは、ピットスタートを選択しました。

予選から一転、雨での決勝スタートとなりました。
先頭ベッテルが得意な路面状況なので、かなり有利かもしれません。
決勝は、セーフティーカー先導でのスタートになるようです。
各車、深溝(エクストリームウェザー)タイヤでのスタートです。

レースがゆっくりスタートしました。
低速とはいえ、かなりの水煙が上がっています。

残り49周、アロンソがセーフティーカー先導中にピットイン、相当燃料が軽かったようです。
タイヤも同じ深溝タイヤに交換、8.4秒の給油でピットアウトします。
かなり微妙な給油時間で、3ストップの可能性もあります。

次の周にセーフティーカーがいなくなり、ようやくレースのスタートです。
残り48周でレース開始。
厳しい路面状況ですが、いろいろなところで接近戦が始まっています。
ハミルトンがライコネンをパス、今回のマクラーレンは一味違います。

リスタート後の残り47周、トップはベッテル、以下、ウェーバー、バリチェロ、バトン、トゥルーリ、ハミルトン、ライコネン、ブエミ、ハイドフェルド、コバライネンのトップテンに、マッサ、ブルデー、一貴、ピケ、フィジケラ、グロック、クビサ、スーティル、ロズベルグ、アロンソと続きます。
ベッテルからバトンまで2秒ごとに1台で並び、トゥルーリ以下は、既にかなり遅れています。

ここでライコネンが、無線でエンジンの不調を訴えているようです。
フェラーリは開幕からここまで、良いところなしです。
そのライコネン、新人ブエミにも迫られています。
というか、ブエミ、結構いいところを走っていますね。

そのブエミ、ブレーキで挙動を軽く乱して、オーバーラン。
大事には至らずコースに復帰です。
もう一台も、同じところでオーバーラン、難しいコーナーとなっているようです。

今度はハイドフェルドがオーバーラン、いたるところでコースアウトするマシンが続出しています。
残り46周、ハミルトンがトゥルーリをパス、5位まで浮上しました。

残り45周、ブエミがライコネンをかわしています。
ここでハミルトンが縁石に乗ってスピンして順位を下げ、さらにマッサがライコネンをパス。
めまぐるしく順位が入れ替わります。
ライコネンは相当厳しそうで、完走も難しいかもしれません。

ブエミを見ると、レッドブルとトロロッソのマシンは、足回りが良くてメカニカルグリップがよさそうな印象です。
さらに、先端のとがったデザインの為に、水の抵抗が少ないのかもしれません。
残り44周で、そのブエミがトゥルーリをパスして、5位に浮上です。

残り43周で、グロックとハイドフェルドが接触、ハイドフェルドがスピン、グロックもフロントウイングを傷めたようです。
グロックが無理に抜こうとして止まりきれず、ハイドフェルドに当たってしまった感じです。
ハイドフェルドは後続が続いたためにコースになかなか戻れず、大きく順位を落とします。
そしてマッサがトゥルーリをパス、6位浮上です。

残り42周、ウェーバーがピットイン、同じ深溝タイヤに交換、9.9秒の給油でピットアウトします。
最初が短めの2ストップですね。
トゥルーリの前でコースに復帰、トゥルーリの後ろは大渋滞です。
ここでハミルトンがトゥルーリを再びパス、8位まで復帰です。
残り41周でベッテルがピットイン、同じ深溝タイヤに交換、8.7秒の給油でピットアウトです。

残り39周、トゥルーリがリアを壊してスローダウンです。
ここでクビサがピットイン、同じ深溝タイヤに交換、ノーズも交換してピットアウトします。
ピットの入り口で、トゥルーリにクビサが追突したようです。
トゥルーリはピットに入れず、リアウイングなしで、あと1周走らなければなりません。
クビサは、接触直後、そのままピットインしました。
かなりひどい接触だったので、クビサにもダメージの心配が残っています。
クビサはアクアプレーンにでも乗ったのでしょうか、まったく止まれるスピードではありませんでした。

残り38周でセーフティーカーが入ります。
これからピットインを控えているドライバーには不運です。
ハイドフェルドがピットイン、同じ深溝タイヤに交換、10.3秒の給油でピットアウトです。
このタイミングだと、ロスはほとんど無いでしょう。

残り37周でバトンがピットイン、同じ深溝タイヤに交換、9.9秒の給油でピットアウトですが、順位が気になります。
バリチェロもピットに入ったようです。
さすがにブラウンGP、ピットのロスを最小限に抑えました。

このスローダウン中、なんとベッテルにブエミが追突、ノーズを壊しました。
スロー走行中のトゥルーリを避けたベッテルに、ブエミが追突という形です。
セーフティーカー先導中の事故ですから、ちょっと問題になるかもしれません。
ベッテルには、今のところ、ダメージは見られません。
ようやくトゥルーリがピットまでたどり着きました。

残り36周、セーフティーカー先導中にマッサがストップ。
電気系のトラブルか、突然スローダウンしました。
残り35周、タイヤを暖めていたブルデーがスピン、順位を落とします。
ちょっといただけないミスですね。

残り34周、セーフティーカーがいなくなり、レース再開です。
トップはベッテル、以下、バトン、ウェーバー、ライコネン、ハミルトン、バリチェロ、コバライネン、ブエミ、グロック、一貴のトップテンに、アロンソ、ブルデー、フィジケラ、ロズベルグ、ハイドフェルド、クビサ、スーティルと続きます。

またライコネンとハミルトンのバトルが始まっています。
と思ったら、ライコネンはハミルトンに抜かれています。
今日のフェラーリは、KERSを外したことが全て裏目に出ている印象です。
ここでアロンソが一貴をパス、さすがに元王者、きれいな抜き方です。

残り29周、一貴がコースオフ、サンドトラップにはつかまりませんでしたが、大きく迂回している間に、順位も大きく落としました。
ピケもノーズを壊しています。
コースアウトして、発泡スチロールの看板にぶつかりました。
何とかコースには復帰します。
スーティルもオーバーラン、ちょっと雨が強くなったようで、ここにきてアクシデント続出です。

ピケがピットに戻って、ノーズとタイヤを交換、さらにステアリングも交換しています。
雨で電気系にトラブルがあるのかもしれません。
ここでバトンがオーバーラン、ウェーバーが2位浮上です。
バトンは、すんなりコースに復帰ですが、ポジションダウンです。

残り19周、ベッテルが最後のピットイン、同じ深溝タイヤに交換、9.2秒の給油でピットアウト。
バトンの後ろ、3位でコースに復帰です。
ここでアロンソがスピン、ダメージはありませんが、順位を落とします。

残り17周、重いベッテルがバトンに迫ります。
ここでウェーバーがピットイン、同じ深溝タイヤに交換、7.5秒の給油でピットアウトします。
ウェーバーはバリチェロの前でコースに復帰です。

残り16周、ベッテルがコース上でバトンをパスしてトップを奪還、見事な走りですね。
タイヤが新しいほうが、燃料が軽いよりも速くなる状況ともいえそうです。

残り15周でロズベルグがピットイン、深溝から浅溝タイヤに交換、ギャンブルです。
タイムが気になります。
後方ではアロンソがライコネンをパス、やはりライコネンのペースはおかしいままのようですね。

残り13周でバトンがピットイン、同じ深溝タイヤに交換、7.8秒の給油でピットアウトします。
4位でコースに復帰ですが、ちょっと引っ張りすぎた印象もあります。

残り12周、バリチェロの後ろにハミルトンとコバライネンが迫ります。
ここにきて、マクラーレンのペースが良くなってきました。
そして一貴、ピットに頭から入ってリタイアです。

残り11周でトップはベッテル、以下、ウェーバー、バトン、バリチェロ、ハミルトン、コバライネン、スーティル、ハイドフェルド、グロック、ブエミのトップテンに、アロンソ、ライコネン、ブルデー、クビサ、ロズベルグ、フィジケラ、ピケと続きます。
ここでピケがピットの入り口付近でスピン、ちょっとノーズを壊して、そのままピットに向かいます。
そしてグロックも軽くコースオフ、こちらはすんなりコースに復帰、順位も守りました。

残り9周でハミルトンが再びコースオフ、コバライネンが先に行きました。
今日のハミルトンは出入りが激しいレース展開です。

残り7周で、ハミルトンが今度はスピン、スーティルに抜かれます。
また雨が強くなったようで、同じ雨ながら、コースのコンディションは かなり変化しているようです。

残り6周、スーティルがクラッシュ。
上りから下りに切り替わるところでコントロールを失い、タイヤバリアに激突しました。
フォースインディアの初ポイントならず。
スーティルはハミルトンのプレッシャーで、ちょっと焦りましたか。

残り2周、トップはベッテル、以下、ウェーバー、バトン、バリチェロ、コバライネン、ハミルトン、グロック、ブエミ、ハイドフェルド、アロンソのトップテンに、ブルデー、ライコネン、クビサ、フィジケラ、ロズベルグ、ピケと続きます。
現在はレッドブルがワンツー、最後のドラマは起きるでしょうか。

そのままチェッカーフラッグ、ベッテルがレッドブルで初優勝。
去年のトロロッソに続いて、チームに初勝利をプレゼントです。
しかもウェーバーが2位と、ワンツーフィニッシュで花を添えます。

ブラウンGPは手堅く3位と4位をキープ、マクラーレンがちょっと復活を感じさせる5位、6位を獲得です。
それに対してフェラーリは、未だポイントゼロのまま。
去年以上にチーム体制が崩れて、マシン開発にまで悪影響を与え始めたようです。
低迷期のフェラーリを感じさせる、危ない雰囲気ですね。

それにしても、雨ではベッテルの速さが際立ちます。
ほとんどミスなしですから、大したものです。
ドライでもそこそこ速いマシンなので、今年は期待できそうです。

次回はバーレーン、雨ではなく砂が心配なレースとなりそうです。
ヨーロッパラウンドが始まる前の、最後のレースですから、熱いバトルに期待しましょう。



結果
ポールポジション  セバスチャン・ベッテル

優勝  セバスチャン・ベッテル
2位  マーク・ウェーバー
3位  ジェンソン・バトン

ファーステストラップ  ルーベンス・バリチェロ



第3戦レース結果

第4戦                                     第2戦

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