2007年 F1 TV観戦記 第9戦 イギリスGP
 
 
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フランスグランプリに続き、連戦でイギリス グランプリがはじまりました。

ポールはハミルトンで、新人のホームグランプリでポールポジションの記録も達成。
2位ライコネン、3位アロンソ、4位マッサと、マクラーレンとフェラーリが交互に独占。

BMWのクビサが5位ですが、ハイドフェルドは9位と燃料を沢山搭載しているようです。
ルノーは7位と8位とBMWには及ばず。

そしてトヨタのラルフが6位、タイムも安定して速かったので期待できそうです。
トゥルーリは10位ですが、タイム自体はルノーと同等なので、こちらも燃料等裁量が多そうなので決勝には期待です。
ホンダはバリチェロが14位で、バトンは18位と沈んでしまいました。
スーパーアグリは19位と21位と下位に沈み、琢磨はスパイカーの1台にも負けてしまいました。

今年はコースによってライバルチームとの順位が上下することが多いですね。
予選で燃料を多く積んでいるドライバーの動向が楽しみなところです。


いよいよ、伝統のイギリスグランプリのスタートです。
と思ったら、なんとマッサがエンジンストール、再びフォーメーションラップに入ります。
これでレースは59周、マッサはピットスタートになります。

マクラーレンはハードタイヤでスタート、対してフェラーリはソフトタイヤでのスタートです。
フェラーリはスタート時の若干の不利をタイヤでカバーする戦法でしょうか、それともソフトタイヤと相性がいいのでしょうか。
ピット戦略が楽しみです。

さあ、スタート、ハミルトンにライコネンが並びかけるも、ハミルトンがライコネンにかぶせる形でトップを死守。
3位アロンソとトップチームは、順当なスタートです。

スタートで順位を落としたラルフは、レッドブルに突付かれています。
オープニングラップはハミルトンがトップで通過。
マッサはハイペースで順位を上げているようです。

2周終わってトップはハミルトン、以下、ライコネン、アロンソ、クビサ、コバライネン、フィジケラ、ハイドフェルド、ラルフ、ウェーバー、トゥルーリの トップテンに、クルサード、スピード、ロズベルグ、ブルツ、リウッツィ、マッサ、バリチェロ、バトン、デビッドソン、スーティル、アルバース、琢磨と続き ます。

残り55周、マッサがスピードを抜いて13位に浮上、このあたりはタイム差が大きいので簡単に抜けるようです。
元々抜くことが苦手なマッサがどこまで上がってこれるのか、見物ですね。

残り53周、マッサがクルサードとロズベルグの後まで近づきました。
ロズベルグがクルサードに仕掛けて失敗、その隙にマッサがロズベルグをパス。
コーナーでロズベルグとクルサードがサイドバイサイド、軽く接触したようで、位置が悪かったロズベルグが少しコースアウトした瞬間でした。

残り52周で、ハミルトンとライコネンの差は1.1秒、アロンソが2.7秒、クビサが6.4秒、コバライネンが9.0秒とマクラーレンとフェラーリの速さ が目立ちます。
BMWとルノーにも少しタイム差があるようです。

ここでマッサがクルサードに並びかけます。
サイドバイサイドで二つほどコーナーを抜けていきましたが、ここはクルサードが上手く抑えました。
連続してマッサが仕掛け、今度は成功、11位に浮上です。

残り46周、ライコネンがハミルトンの0.3秒差、真後ろに迫っています。
ソフトタイヤの状態が良くなってきたのか、勢いに差が見られます。

残り44周でコバライネンがピットイン、10.7秒でハードからハードタイヤに交換でピットアウトです。
予選ではルノーは軽めでしたね。
BMWが重いのではなく、ルノーが軽い為に予選でのタイム差が少なかったようです。

残り43周、ハミルトンがピットイン、ハートからハードタイヤに交換、給油中に少し動いてしまいましたが大事には至らず。
若干タイムロスしてピットアウトします。
ハミルトン、さすがに母国グランプリの緊張があるのでしょうか、珍しくミスしました。

残り42周でライコネンがファーステストラップ、トップを狙っての渾身の走りです。
ここでスーティル、いきなりエンジンから白煙を上げて、コース脇に止まりリタイアです。

残り41周、ライコネンがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、9.1秒でピットアウト。
ライコネン、余裕を持ってハミルトンの前に出ました。

残り39周でアロンソがピットイン、ハードからソフトタイヤに換えて、なんと6.3秒でピットアウト。
アロンソは、このスティントを短くして賭けに出ました。
作戦的中、ライコネンの前でコースに復帰です。
しかし、次のピットストップを考えるとアロンソは、ここでタイム差を広げる必要があります。
何処まで差を広げられるかが、次のピットストップのポイントになりそうです。

残り38周、アロンソとライコネンのタイム差は2.4秒です。
残り37周で1位はアロンソ、以下、ライコネン、ハミルトン、クビサ、ハイドフェルド、フィジケラ、マッサ、クルサードのトップ8です。
マッサはいつの間にか7位まで浮上していました。
ここでラルフがスローダウン、ピットまでは戻りましたがリタイアです。
予選が良かっただけに残念な結果となりました。

残り29周で、トゥルーリ以下数台が数珠繋ぎ状態です。
スピードやブルツに突付かれています。
その脇をトップのアロンソが抜いて周回遅れにしていきます。

デビッドソンがピットで止まっています。
そのままリタイア、スーパーアグリはヨーロッパに戻ってから不調です。

残り28周でバリチェロがピットイン、ソフトタイヤからハードタイヤに交換、10.3秒でピットアウトのワンストップ作戦です。
ソフトタイヤで31周走ったことになりますから、ソフトタイヤの耐久性には問題はないようです。

トゥルーリがブルツにもかわされ13位に落ちます。
タイムが上がらないところをみると、トラブルかもしれません。

残り27周でトップはアロンソ、以下、ライコネン、ハミルトン、クビサ、ハイドフェルド、フィジケラ、マッサ、コバライネン、バトン。クルサードのトップ 10に、バリチェロ、ロズベルグ、ブルツ、トゥルーリ、リウッツィ、アルバース、琢磨と続きます。
バトンのみ、まだ一度もピットに入っていません。

残り24周でアロンソとライコネンのタイム差は5.4秒、かなり微妙な差となっています。
ここでフィジケラがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換してピットアウトです。

残り23周でアロンソとハミルトンのタイム差は21.3秒、アロンソがソフトタイヤで軽い状態とはいえ、かなりの差が付きました。
ピットのミスといい、今日のハミルトンには今までの速さが感じられません。

残り22周でアロンソがピットイン、ソフトからハードタイヤに換え、8.2秒でピットアウトします。
ここで、トラブルでピットにいたデビッドソンがコースに復帰します。
母国とチームの為に、少しでも長く走るようです。

残り21周でハミルトンがピットイン、ハードからソフトタイヤに換えてウイングを調整、8.1秒でピットアウト。
ライコネン、アロンソより1周1秒以上速いタイムで周回しています。
次回のピットインで、アロンソとの順位がどうなるか、楽しみな展開になってきました。

残り19周でクビサがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.7秒でピットアウトです。
マッサとクビサやハイドフェルドとのタイム差が気になるところです。

残り17周でハイドフェルドがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.1秒でピットアウトします。
続いて残り16周でライコネンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、6.6秒でピットアウト。
ライコネン、アロンソの前でコースに復帰、トップを奪いました。
どちらもハードタイヤですから、タイヤが新しいライコネンがタイム的には有利、アロンソの再逆転は難しそうです。

そろそろマッサのピットインも気になってきました。
残り14周でトゥルーリがピットに入り、そのままリタイアです。
そしてマッサがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、6.8秒でピットアウト。
クビサの後、ハイドフェルドの前でコースに復帰。
クビサはソフトタイヤですから、ハードタイヤのマッサが抜くのは難しいでしょうか、残り13周です。

残り11周でマッサがクビサの真後ろ、0.3秒差まで迫ってきました。
ラップタイムではマッサが有利なようです。
問題は抜けるほどの差があるのかという点でしょう。

残り9周でトップはライコネン、6.3秒差でアロンソ、35.9秒差でハミルトン、53.2秒差でクビサ、53.7秒差でマッサ、56.9秒差でハイド フェルドと続いています。
ハミルトンはソフトタイヤでも、ハードタイヤのアロンソに追いつけず、逆に差が広がってしまいました。
クビサとマッサは、クビサのミスが無いと抜けないくらいの差しか無いようです。
この二人はファイナルラップまでもつれそうです。

残り4周での順位は、ライコネンがトップ、以下、アロンソ、ハミルトン、クビサ、マッサ、ハイドフェルド、コバライネン、フィジケラ、バリチェロ、バトン のトップテンに、クルサード、ロズベルグ、ブルツ、リウッツィ、琢磨、アルバースと続きます。
ここでリウッツィがコース脇に止まっています。
クビサとマッサの差は、相変わらずの1秒以下が続きます。
クビサとハイドフェルドの差はあまり変わらないので、クビサは落ち着いてマッサを抑えているという状態に見えます。

そしてファイナルラップに入ります。
ライコネン、最後はクールダウンしてチェッカーフラッグ。
これで2連勝。
アロンソが2位、ハミルトン3位で表彰台獲得です。

クビサはマッサをしっかり抑えて4位フィニッシュ。
マッサはピットからのスタートでしたが、なんとか5位フィニッシュ、チャンピオンシップ争いに踏みとどまりました。

ライコネン連勝でチャンピオンシップ3位に浮上、そしてハミルトン、今回はアロンソに完全に負けたものの表彰台継続で9戦連続。
マッサはエンジンストールのトラブルを挽回して、4強状態が続きます。
今回はフェラーリが速かったようで、マクラーレンは戦略がはまったアロンソでもついていくのがやっとの状態でした。

日本勢は、予選良かったトヨタがトラブルで全滅。
ワンストップ作戦で予選の挽回を図ったホンダは惜しくも9位と10位でポイントならず。
スーパーアグリは、琢磨のペナルティー以来、良いところがありません。

今回のレースは、ライコネンとアロンソの強さを感じるグランプリになりました。
ハミルトンが母国グランプリの緊張か、今ひとつぱっとしないレースでした。
このハミルトンのペースが次回以降引きずるようだとチャンピオンシップが更に混沌としてきます。
次戦はハミルトンのレースペースに注目です。

また、フェラーリはマクラーレンより柔らかいタイヤでのロングランでも問題が無いように見えます。
このタイヤの使い方が、以降の各チームの戦略と成績に大きな影響を与えるかもしれません。
こちらも次戦に注目で、今期の山場となるグランプリとなりそうです。



結果
ポールポジション  ルイス・ハミルトン

優勝  キミ・ライコネン
2位  フェルナンド・アロンソ
3位  ルイス・ハミルトン

ファーステストラップ  キミ・ライコネン

第9戦レース結果


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