2009年 F1 TV観戦記 第2戦 マレーシアGP
 
 
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衝撃の開幕戦に続いて、第2戦マレーシアGPがいよいよ開幕です。

ポールポジションは連続でバトンが獲得、やはり速さは本物のようです。
2番手はトゥルーリ、3番ベッテルと、前戦のレース中の順位を見るようです。

BMWはクビサが8番、フェラーリはライコネンが9番、マッサにいたっては16番と不調が続いています。
さらに、マクラーレンもハミルトンが13番で、コバライネンが14番と低迷。
一貴も12番と、僚友ロズベルグについていけません。

ここにきて、リアディフューザーに工夫したマシンとのタイムの違いが、かなり明白になりました。
その中でも、ベッテルの頑張りは特筆ものといえそうです。

決勝は雨の可能性も高いので、濡れた路面での実力と対応能力に注目です。
タイヤの使い方も大きなポイントとなりそうな、決勝レースに期待しましょう。



いよいよ決勝レースの始まりです。
すでに暗い雲が、かなり近くに見えています。
フォーメーションラップが終わって、レースがスタート。

バトンが遅れ、スタート加速を決めたロズベルグがトップに立ちます。
コーナーの侵入でバトンがロズベルグをうかがいますが、膨らんで後退。
トゥルーリが2位浮上です。

コバライネンがグラベルで止まっています。
2戦連続で、オープニングラップ中に消えてしまいました。
ちょっと膨らんだアロンソをバトンがかわして3位浮上。
序盤から激しいポジション争いです。

オープニングラップのトップはロズベルグ、以下、トゥルーリ、バトン、アロンソ、バリチェロ、ライコネン、ウェーバー、グロック、ハイドフェルド、ハミルトンのトップテンに、ベッテル、マッサ、ピケ、一貴、ブルデー、フィジケラ、スーティル、ブエミ、クビサと続きます。
クビサはスタートで出遅れたようですね。

2周目、ブエミがノーズを壊して緊急ピットインです。
クビサのマシンが止まっています。
排気管から火が見えたので、エンジンが壊れたようですね。
バリチェロがアロンソをいったんかわすも、止まりきれず。
順位が戻ります。

残り53周、ストレートエンドでバリチェロがアロンソをパス。
ブレーキングでの安定感は、ブラウンGPのマシンが有利のようですね。
残り52周、グロックがウェーバーのインをつきますが、ウェーバーがかぶせてちょっと接触。
グロックのフロントウイングが少し壊れたようです。

残り51周、ハミルトンを抜いたベッテルが、ハイドフェルドに迫っています。
去年の勢いそのままか それ以上に、鋭い走りです。

残り48周、トップはロズベルグ、以下、トゥルーリ、バトン、バリチェロ、アロンソ、ライコネン、ウェーバー、グロック、ハイドフェルド、ベッテルのトップテンに、ハミルトン、マッサ、ピケ、一貴、ブルデー、スーティル、フィジケラ、ブエミと続きます。
トップの3人が集団で、バリチェロがかなり遅れ、さらに遅れているアロンソ以下が詰まっています。

ここでハイドフェルドがミス、その隙にハミルトンがポジションアップ、トップテンにはいります。
ベッテルに迫られてミスして、一気に2台に抜かれてしまいました。
今年の結果次第では後がないハイドフェルドは、ちょっと焦っているのでしょうか。

残り46周、ライコネンがアロンソをようやくパス。
外から抜くと見せかけて、アロンソがアウトに出た隙にインをつく、うまい抜き方です。
差が一気に開きます。
アロンソの後ろにはウェーバーが迫りますが、ここは無理。
逆にウェーバーは後ろのグロックに攻められます。
その後ろには、ベッテルも追いついています。

残り44周、今度はウェーバーがアロンソをかわすも、加速でアロンソが抜き返します。
ここでKERSが効果を発揮します。
しかしブレーキングは厳しく、再びウェーバーに抜かれました。
良くも悪くもKERSの特徴が出ましたね。

残り42周でベッテルがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、10.7秒と若干長めの給油でピットアウトです。
空には黒い雲が近くに見え、雨のタイミングが気になります。

残り41周でトップのロズベルグがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、9.7秒の給油でピットアウト。
4位でコースに復帰しました。
グロックもピットインしています。

残り40周、ウェーバーもピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、9.1秒の給油でピットアウトします。
残り39周でトゥルーリがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、9.8秒の給油でピットアウト。
ロズベルグの後ろでコースに復帰、順位はそのままでした。
ここでバトンがファーステストラップを連発、ピットインでのトップ奪還を狙います。

残り38周、なんとフェラーリが、レインタイヤではなく、いきなりエクストリームウェザータイヤを準備しています。
急な雨が予想されるとはいえ、わずかしか雨が降っていない状態で このタイヤは無理があります。
ライコネンがピットイン、ソフトからエクストリームウェザータイヤに交換、11.1秒と長い給油でピットアウト。
それにしても、あまりにギャンブル、天候に大注目です。

残り37周でようやくバトンがピットイン、ここは順当にソフトからソフトタイヤに交換、8.7秒の給油でピットアウト。
コースに復帰でバリチェロの後ろ2位、つまり実質トップに立ちます。

ライコネン、相当なスロー走行となっています。
現状では、完全な作戦ミスですね。

残り36周、バリチェロがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、9.4秒の給油でピットアウト。
ちょっと出だしの加速が鈍かったのですが、その後はちゃんと加速しているようです。
トゥルーリの真後ろ、4位でコースに復帰です。

残り35周、雨が強くなり始めました。
ようやくライコネン向きのコンディションになりそうですが、すでに4周以上ドライ状態で走っているので、相当遅れました。

ここでアロンソがコースオフ、グラベルの脇のグリーンゾーンを走って、何とかコースに復帰しようとしています。
ハミルトンも同じところで膨らんでいました。

バトンがピットイン、これからは、ピットインのタイミング次第で、大きくタイムロスしてしまいます。
ロズベルグ、トゥルーリ、バリチェロと、続々ピットインしています。
ハミルトン、ハイドフェルドも入ります。
問題は、スタンダードウェットタイヤかエクストリームウェザータイヤを選択するかです。
現状ではスタンダードが有利な感じですが、天候の変化次第です。
ほとんどのドライバーがエクストリームウェザータイヤを選んだようですね。

ライコネンはラジオで、タイヤがだめになったと訴えているようです。
やはり早過ぎましたね。
ロスブラウン時代のフェラーリでは考えられないような、作戦ミスといえます。

ハミルトン、ウェーバーを抜いて6位に浮上、さすがにワールドチャンピオンの走りです。
雨でも加速はKERS付が有利のようです。
とはいえKERSの重さで、かなりコーナーは不利。
再びウェーバーがハミルトンをオーバーテイク、直後にコースオフ。
すぐにコースに復帰ですが、ちょっと無理しすぎましたね。

残り31周でトップはバトン、以下、ロズベルグ、トゥルーリ、バリチェロ、ウェーバー、ハイドフェルド、ハミルトン、グロック、マッサ、ピケのトップテンに、ベッテル、一貴、アロンソ、ライコネン、ブルデー、ブエミ、フィジケラ、スーティルと続きます。


残り30周、グロックがハイドフェルドをかわして6位に浮上。
急に雨が強くなり、ハイドフェルドが膨らんだ隙を突きました。

ここでバリチェロがトゥルーリをオーバーテイク。
タイヤ交換のタイミングと、ドライ部分の走行時間によって、かなりラップタイムに差が生じているようです。
バリチェロはロズベルグもかわして2位浮上、ブラウンGPがワンツー体制です。

ロズベルグ、たまらずピットに入ります。
雨の序盤に半端に乾いた部分が多かったためか、タイヤを駄目にしてしまったようです。
トゥルーリはウェーバーやグロックにも抜かれます。
こちらもタイヤが限界なのでしょう。

残り29周で、バリチェロがちょっとスローダウン。
こちらもタイヤが限界でしょうか。
ここでグロックがウェーバーをパス、2位浮上です。

バリチェロとトゥルーリがピットイン、エクストリームウェザーからスタンダードウェットタイヤに交換します。
空がかなり明るくなってきています。

コースに復帰したバリチェロ、同時にピットインしたトゥルーリを抜いて、7位浮上です。
バトンもピットに入ります。
スタンダードウェットタイヤに交換してピットアウト。
ウェーバーも入ります。
バトンはグロックの後ろ、2位でコースに復帰でした。

残り27周、バトンがグロックに迫ります。
ストレートで簡単にオーバーテイク、トップ奪還です。
それにしてもブラウンGPのマシンは、雨でも安定しています。
ここでグロックがピットインです。
今度は逆にスタンダードウェットから、エクストリームウェザータイヤに交換。
めまぐるしくコンディションが変化しているようです。

一気に土砂降りです。
ピット近くのマシンは、たまらずピットインします。
空は比較的明るいのですが、雨はすごい状態です。

フィジケラは水に乗ってスピン。
そしてベッテルが止まっています。
バトンが再びピットイン。
タイヤ交換を行って、トップでコースに復帰します。

コース上は水溜りがあふれて、池のような状態です。
トップのバトン、ゆっくり走っているのに、まっすぐ走れないほどの水溜りです。
残り25周でセーフティーカーが入ります。
あちこちでスピンするマシンが連発でした。

トップはバトン、以下、グロック、ハイドフェルド、トゥルーリ、バリチェロ、ウェーバー、ハミルトン、ロズベルグ、マッサ、ブルデーのトップテンに、アロンソ、一貴、ベッテル、ブエミ、ピケ、ライコネン、スーティル、フィジケラと続きます。

結局レースは赤旗中断、天候も回復しなかったため、レース終了となります。
31周しか走っていない(走行距離がレースの75パーセントを満たしていない)ため、獲得ポイントが半分でレース結果が確定しました。


今回のレースは、序盤から終盤まで、マシンバランスのいいクルマが速かったという印象でした。
KERS装着車は、ストレートで速いものの、コーナーが遅いのでラップタイムはさほど伸びません。
特に雨が降ると、重い分不利な条件がそろってしまいます。

そんな中でバトンの開幕2連勝、ブラウンGPのマシンの速さは本物です。
シーズン前半は、誰がブラウンGPを止めるのか、といことになりそうな勢いすら感じます。

レース終了時点の判定により、ハイドフェルドが棚ぼた?の2位、グロックは3位となりました。
それにしても、トヨタは悔しい3位、初優勝まで極めて近いところにはくるのですが、残念でした。

それにしても、フェラーリは未だポイントなし、マクラーレンもようやく1ポイントと、すごいシーズンになりそうです。
フェラーリは、去年から戦略が悪すぎるのに、対策がないところが深刻な問題かもしれません。
マクラーレンは、マシンの速さを確保することが第一のようです。
ヨーロッパ開催前である4戦目までは、このままの展開でシーズンが進みそうですね。



結果
ポールポジション  ジェンソン・バトン

優勝  ジェンソン・バトン
2位  ニック・ハイドフェルド
3位  ティモ・グロック

ファーステストラップ  ジェンソン・バトン



第2戦レース結果

第3戦                                     第1戦

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