2009年 F1 TV観戦記 第10戦 ハンガリーGP
 
 
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F1第10戦 ハンガリーGPがいよいよ開幕です。

Q2でマッサの事故や、予選終盤にタイム計測器のトラブルなどの波乱がある中、
ポールポジションは久しぶりのアロンソが獲得、前回のファーステストラップは本物でしたね。
2番にはベッテル、3番はウェーバーとレッドブルが続きます。
フリー走行で好調のハミルトンは4番手、コバライネンは6番手とマクラーレンが復活です。

5番手のロズベルグに9番手の一貴と、ウイリアムズも好調をキープしています。
フェラーリのライコネンは7番で、アクシデントのマッサは10番手に入っていますが、明日の決勝レース出場は微妙です。
ブラウンGPのバトンは8番手に沈み、マッサの事故原因を作ってしまったバリチェロは13番手と、新しいパーツも効果なし。
このままでは、チャンピオン獲得は厳しい状況となります。

今回は再び各チームの速さがシャッフルされたようで、どのチームが速さを見せるのか注目です。
レッドブルの速さには目を見張るものがありますが、ルノーやマクラーレンの復調が著しい点も目立ってきました。
抜きにくいコースながら、ピット戦略による順位の変化に期待しましょう。



いよいよハンガリーグランプリの決勝がはじまります。
久しぶりでポール獲得のアロンソがどんな走りを見せるか、楽しみです。

トップ勢ではベッテルがハードタイヤですが、多くのドライバーがソフトタイヤでのスタートを選択したようです。
フォーメーションラップが終わって、レーススタート。

アロンソが良いスタート、そしてハミルトンとライコネンがKERSを生かしてジャンプアップ。
この影響で、順位が大きく変わっています。
割を食ったベッテルは、ライコネンと軽く接触、大きく順位を落としました。

オープニングラップはアロンソがキープ、以下、ウェーバー、ハミルトン、ライコネン、ロズベルグ、コバライネン、ベッテル、一貴のトップ8です。
ここでバトンが一貴をパス、順位を取り返します。
トラブルか、スーティルがピットに入っています。
燃料が軽いアロンソが、速いペースでウェーバーとの差を広げています。

2周目はアロンソがトップ、以下、ウェーバー、ハミルトン、ライコネン、ロズベルグ、コバライネン、ベッテル、バトン、一貴、トゥルーリのトップテンに、ピケ、グロック、クビサ、ブエミ、ハイドフェルド、バリチェロ、フィジケラ、アルグエルスアリと続きます。

残り66周、ハミルトンが、この抜きにくいコースでウェーバーをパス。
最近のマクラーレンは、一気にマシンが良くなりました。
燃料をそこそこ積んでいる割には、驚異的なペースです。

残り64周、軽いアロンソよりハミルトンの方が速いペースとなっています。
ウェーバーがちょっとずつ遅れて、それにライコネンがしっかりついているという展開です。
アロンソはタイヤの消耗が良くないようで、ペースが遅れつつあるようです。
序盤から飛ばしすぎたのかもしれません。
アロンソの右リアタイヤが、画面でも磨耗していることがはっきり分かる状態です。

残り58周でアロンソが予定通りの早いピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、6.4秒の給油でピットアウト。
コースに戻ってアロンソ、右のフロントタイヤが変です。
タイヤがしっかり固定されていなかったようで、タイヤが外れてしまいました。
これはもったいない。
何とかピットに帰ってタイヤを交換しますが、既に周回遅れです。

ここで一貴が8位に入ります。
前を走行するバトンに迫って、バトンがブレーキングで軽くタイヤをロック。
バトンはぎりぎりの走行を行っています。

残り54周、アロンソがピットに入って、そのままリタイアです。
先ほどのトラブルで、足回りを傷めたのでしょうか。
バトンは一貴の前で頻繁にブレーキロック、タイヤが厳しいのでしょうか、ペースがまったく上がりません。

残り51周、ライコネンがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.3秒の給油でピットアウト。
ウェーバーも同時ピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、ちょっと作業に時間がかかってピットアウトするも、ライコネンと接触寸前。
何とかぶつからずにピットレーンを出ますが、ウェーバーは一つ順位を落とします。
コースに復帰して、ウェーバーの真後ろにグロックが来ています。
ピット直後でペースが上がらないウェーバーを、グロックがパス。

残り50周でハミルトンがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、10.3秒の給油でピットアウト。
出る直前にピットに入るマシンがあったので、若干スタートが遅れました。
ロズベルグもピットイン、作業を終えて、ウェーバーの前でコースに復帰です。
しかしさすがの前回優勝のウェーバー、スタート直後で遅いロズベルグを難なくかわします。

残り49周、コバライネンとベッテルがピットに入ります。
コバライネンはスムーズな作業でピットアウト。
ベッテルはちょっと作業に時間がかかり、10.7秒かかりました。
レッドブルは、前回のミスを引きずっているもたつきがありましたね。

残り48周で一貴がピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、9.4秒の給油でピットアウトします。
ハミルトンは久しぶりのトップを快走しています。

残り47周、ピケがピットインしています。
コースに復帰して一貴がピケの真後ろ、ピケを抜こうとしますが抜けません。
一貴は運が悪いのか、ピット前後でのタイムロスが大きいのでしょうか、どうもペースに乗れません。

残り45周でバトンがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.7秒の給油でピットアウト。
フィジケラの後ろでコースに復帰、ちょっと良くないタイミングでした。

残り44周、ベッテルのマシンの後ろから、軽い煙が見え、ペースも落ちているようです。
バリチェロにかわされ、フィジケラにも抜かれます。
ピットに入り、ノーズを交換します。
タイヤ周りもチェックしていますが、タイヤを交換するだけで、ベッテルはコースに復帰します。

残り42周でトゥルーリがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.2秒の給油でピットアウトです。
そして最年少で参戦のアルグエルスアリもピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.1秒の給油で無事にピットアウトします。

残り40周、またもやベッテルがピットイン、そのままガレージに入って、レース終了です。
ここでバトンはピケに迫られています。
その後ろに一貴も迫り、今日のバトンは厳しいレースが続きます。

残り39周でトップはハミルトン、以下、ライコネン、グロック、ウェーバー、コバライネン、ロズベルグ、バリチェロ、トゥルーリ、バトン、ピケのトップテンに、一貴、ハイドフェルド、クビサ、ブエミ、フィジケラ、アルグエルスアリと続きます。

残り38周でグロックがようやくピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、7.7秒の給油でピットアウト。
変則の2ストップですが、残っているハードタイヤをどの程度使う予定なのか、興味がありますね。
ソフトタイヤでも、しっかりロングランできています。

残り32周、ブエミがコースオフしていますが、コースには戻れたようです。
残り31周でトップのハミルトンと2位ライコネンの差は7秒弱。
何とか食らい付いていますが、ライコネンはぎりぎりの走りをしています。

バトンの後ろに、ピケ、一貴、ハイドフェルドが詰まって、さらにクビサも追いついてきました。
シーズン前半を考えると、バトンのペースは信じられないくらい遅くなっています。

残り25周、ライコネンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換してピットアウト。
と思ったら、ギアが入らないのか、マシンが動きません。
何度か操作して、ようやく11.5秒でスタートしますが、かなりのタイムロス。
ウェーバーとのタイム差が気になります。

残り24周でハミルトンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、8.3秒の給油時間。
確実なピット作業でピットアウトします。
ここでウェーバーとロズベルグが実質の3位争い、後はピット作業次第という状況です。

残り21周でロズベルグが先にピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、6.7秒の給油でピットアウト。
追うマシンが先に入ってしまうと、逆転は厳しいでしょう。
残り20周でウェーバーがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.4秒の給油でピットアウト
ロズベルグの前で、余裕を持ってコースに復帰します。

残り15周でバトンがピットインしています。
ピットインが残っているグロックが、ずっとライコネンに迫っていますが、なかなか抜けません。
ライコネンはハードタイヤでは、今ひとつペースが上がらないようですね。
ここで一貴がピットに入ったようです。
一貴は残念ながらバトンの後ろ、ポイント圏外でコースに復帰です。

残り13周でトップはハミルトン、以下、ライコネン、グロック、ウェーバー、ロズベルグ、コバライネン、トゥルーリ、バリチェロ、バトン、一貴のトップテンに、ハイドフェルド、ピケ、クビサ、フィジケラ、アルグエルスアリ、ブエミと続きます。


残り12周でトゥルーリがピットインの情報。
なんと一貴の前でコースに復帰したようです。
どうも一貴は、ピット作業のたびに順位を落としてしまうことが多すぎですね。
ピット前後で踏ん張りが利かないところが、大きな差となって現れている印象です。

残り10周でグロックがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、5.0秒の早い給油でピットアウト
やはりハードタイヤを短く使う作戦でしたが、極端な作戦を取ることが多いですね、トヨタは。
今回はそれがピッタリはまりました。

残り8周、一貴が8位トゥルーリを狙っていますが、すぐ後ろにはバリチェロもいるので、無理は出来ません。
トップはハミルトン、以下、ライコネン、ウェーバー、ロズベルグ、コバライネン、グロック、バトン、トゥルーリ、一貴、バリチェロのトップテンに、ハイドフェルド、ピケ、クビサ、フィジケラ、アルグエルスアリ、ブエミと続きます。

残り2周、まだトゥルーリ、一貴、バリチェロのバトルは続いています。
最後のドラマは見られるでしょうか。

そしてハミルトンがファイナルラップに入ります。
そのままハミルトンがトップチェッカー、2位にライコネンが入りました。
ようやくマクラーレンとフェラーリが同時に表彰台獲得です。
ウェーバーが3位で確実にポイントを獲得。
ロズベルグが4位、コバライネン5位、グロック6位と、これまでの流れより、かなり順位が入れ替わっています。
なんとバトンは7位、しかもぎりぎりという印象ですから、相当深刻です。
トゥルーリが8位で、トヨタはダブル入賞です。
一貴は惜しくも9位、しかし、未だポイントならず、ロズベルグに大きく差を開けられているので、そろそろ結果を出さないと、来期が厳しくなります。

ここにきて、チャンピオンシップ争いが混沌としてきました。
依然バトンがポイント上は大きくリードしているのですが、レッドブルだけでなく、マクラーレンやフェラーリ、ウィリアムズやトヨタにさえ負ける状態ですから、一気にポイント差が縮まってしまうのです。
ブラウンGPの資金を考えると、大きな開発は難しいようですが、ここは踏ん張って欲しいものです。

逆にレッドブルでは、ベッテルのリタイアにより、ウェーバーがチャンピオンシップ2位に浮上。
チームとしては、どちらにも集中しなければならないので、一人勝ちのバトンよりもポイント獲得が厳しくなります。
とはいえマシンの速さを考えると、チャンピオンシップではバトンより、この二人がかなり有利に感じられます。

次戦は夏休みが入った後の市街地コース、バレンシアです。
この夏休みで、チャンピオンシップの流れが変わるのか、大注目のレースとなりそうです。

レース終了後、アロンソのタイヤ脱落に対するペナルティーで、次戦バレンシアでルノーチームを出場停止の裁定。
ルノーは控訴しています。
以前にも同じようなタイヤの脱落があったことを考慮すると、今回の出場停止は、ちょっと厳しすぎる裁定に感じます。



結果
ポールポジション  フェルナンド・アロンソ

優勝  ルイス・ハミルトン
2位  キミ・ライコネン
3位  マーク・ウェーバー

ファーステストラップ  マーク・ウェーバー



第10戦レース結果

第11戦                                     第9戦

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