2009年 F1 TV観戦記 第12戦 ベルギーGP
 
 
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F1第12戦 ベルギーGPがいよいよ開幕です。

ポールポジションは驚きのフィジケラが獲得、フォースインディア初となります。
2番はトゥルーリ、トヨタはこのコースに合っているようで、グロックも7番手です。

3番にはハイドフェルド、5番クビサと、ここに来てBMWが躍進、マシン改良の効果が発揮されたのでしょうか。
4番はバリチェロ、前回久しぶりの優勝で好調をキープしています。
フェラーリは6番手にライコネンと今期の定位置ですが、バドエルは最下位、タイム差は縮まったとはいえ辛いですね。
8番ベッテル、9番ウェーバーと、14番に沈んだバトンに対して、追うレッドブル勢は巻き返しのチャンスです。

マクラーレンは12番ハミルトン、15番コバライネンと低迷。
一貴は18番と厳しいところ。
チームメイトのロズベルグが10番を死守しているのに対して、上手く行きません。

今回はまたもやシャッフルされた予選となりました。
今年はマシンとコースの相性が激しいらしく、コース次第で大きく順位が変わる面白いレースが続きます。
天候が不安定なコースなので、決勝レースでの各ドライバーのドライビングに注目しましょう。



いよいよベルギーグランプリの決勝が始まります。
予選がシャッフルされたので、どんなレース展開のなるのか、楽しみです。

スタートのタイヤは、ソフトタイヤとハードタイヤに分かれました。
両者にタイムに違いが少ないので、ドライバーのタイヤの好みと、マシンの向き不向きにより決めているようです。
上位陣で唯一KERS搭載している、ライコネンのスタートにも注目でしょう。

バリチェロがスタート失敗、ライコネンもそれに引っかかり、若干遅れます。
しかしKERSの威力で挽回、3位でファーストコーナーに入ります。

なんとライコネン、次のストレートでクビサをかわして2位浮上。
若干コーナーでアウトに膨らむも、何とかここは堪えます。
その後方でクラッシュ発生。

ハミルトン、グロージャンさらにアルグエルスアリがからんだようです。
トゥルーリはフロントを壊しています。
その間に、なんとライコネンがフィジケラをかわしてトップに浮上しています。
ここでセーフティーカー導入です。

バトンが誰かに追突されて、バトンがスピン。
バトンがグロージャンを巻き込み、その後ろでスピードをコントロールできなかったアルグエルスアリが、ハミルトンに接触というかたちです。
スタート直後に4台がリタイアしてしまいました。
バトンとしては痛いリタイアとなります。

トゥルーリがピットに入り、フロントウイングを交換して出て行きます。
そしてバリチェロもピットイン、ソフトからハードタイヤの交換、給油してピットアウト。
ひょっとしたらバリチェロは、残りをハードタイヤ2つで走りきる作戦に切り替えたのかもしれません。

オープニングラップはフィジケラが獲得、以下、ライコネン、クビサ、グロック、ウェーバー、ハイドフェルド、ロズベルグ、ベッテル、アロンソ、コバライネンのトップテンに、ブエミ、一貴、バドエル、トゥルーリ、バリチェロ、スーティルと続きます。
ライコネンはセーフティーカー導入後にフィジケラを抜いていたようで、順位を戻しています。

スタート直後にハミルトンやトゥルーリなど何台かが、軽く接触していました。
トゥルーリのフロントは、このとき壊れたようです。

残り40周でレース再開。
ライコネン、リスタートでもスタートがよく、2つ目のストレートでフィジケラをパス。
タイヤが温まっていない状態では、KERSの加速が最大限に生かされるようです。

ここでベッテルがロズベルグをかわしました。
リスタート直後は、ドライバーの力量が発揮されやすいようですね。

後方ではバリチェロがバドエルをかわしました。
やはりバドエルでは、レースで走るのは厳しいようです。
マシン開発には良いドライバーなんですけどねえ。

残り38周でトップはライコネン、以下、フィジケラ、クビサ、グロック、ウェーバー、ハイドフェルド、ベッテル、ロズベルグ、アロンソ、コバライネンのトップテンに、ブエミ、一貴、バリチェロ、バドエル、スーティル、トゥルーリと続きます。

ストレートエンドでバリチェロが一貴をパス。
トヨタエンジンは、パワーが不足しているのかもしれません。
ここでライコネンがファーステストラップを記録、燃料が重い状態の方がタイムが良いようです。

残り32周でクビサがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、しっかり給油してピットアウトです。
セーフティーカーが入ったために、ピットインまでの周回数が伸びています。
なんとクビサはレース中にもかかわらず、ストレートで蛇行しながらタイヤを暖めています。

ここでトップのライコネンと2位フィジケラの差は1.8秒、フィジケラはしっかりライコネンについています。
フィジケラ得意のコース(ミスも多いコース)とはいえ、この速さは見事です。
グロックがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、給油が上手く行かず、大きくタイムをロスしました。
今回のトヨタは、予選で運を使い果たした感じでしょうか。

残り31周で予想に反してライコネンが先にピットイン、フィジケラも同時です。
ライコネンは、ソフトからハードタイヤに交換、しっかり給油してピットアウトです。
ピットアウトの際に、若干他のマシンの進入でタイムロス。
しかしフィジケラもソフトからソフトタイヤに交換する際に、タイムロス。
ライコネンが先にピットを出ます。

フィジケラはソフトタイヤなので、このあと数周が勝負です。
おっと、ピットアウトでウェーバーは危うくハイドフェルドの直前、接触しかかりましたが、何とか無事です。
しかしこのタイミングだと、ペナルティーの対象かもしれません。
最近はきわどいタイミングでもスタートさせてしまう傾向があるので、かなり危険なのです。

コースに復帰したハイドフェルドがウェーバーをパス。
そしてバリチェロもウェーバーをパス。
ちょっとウェーバーのマシンは、タイヤの温まりが遅いようです。
スーティルにも迫られます。

ここでウェーバーにドライブスルーのペナルティーが出ました。
やはり先ほどのピットアウトは、危険行為とみなされました。

残り28周でベッテルがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、しっかり給油してピットアウトです。
ベッテルはソフトタイヤの走行を短くする戦略ですね。
コースに復帰したベッテルにハイドフェルドが迫り、ドイツ人対決です。
ストレートエンドは何とか抑え、その先では逆に差を開こうとしています。
さすがにベッテル、アウトラップにもかかわらず走りに切れがあります。

残り27周でロズベルグがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、しっかり給油してピットアウトです。
こちらもソフトタイヤの走行を短くする戦略ですね。

残り26周、ペナルティーを終えたウェーバーが一貴の目の前です。
並ぼうとしますが、ちょっと及ばず。
ここでスーティルがロズベルグをかわしました。
今回のフォースインディアは一味違います。

残り25周でトップはライコネン、以下、フィジケラ、アロンソ、クビサ、コバライネン、ブエミ、ベッテル、ハイドフェルド、バリチェロ、スーティルのトップテンに、ロズベルグ、グロック、ウェーバー、一貴、バドエル、トゥルーリと続きます。
アロンソ、コバライネン、ブエミ、一貴、バドエルはまだピットに入っていません。
ライコネンとフィジケラの差が1秒を切っています。
フォースインディアは、いい意味で、一体どうしたのでしょうか。

トゥルーリ、ピットインで給油リグが抜けず、かなりのタイムロス。
今日のトヨタは呪われているのでしょうか・・・。
残り23周で、そのトゥルーリ、ピットに入り、そのままリタイアです。
残り22周、スーティルが軽くオーバーラン、コースには復帰しますが、タイムをロスして、ロズベルグが真後ろに迫ります。

残り21周、ライコネンにフィジケラが迫ります。
ライコネンはフィジケラよりも1周早くピットインする予想なので、トップ争いが熾烈になりそうです。

残り20周でアロンソがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、左フロントタイヤの交換にかなり手間取り、大きくタイムをロス。
スタート時に接触がありましたから、それでホイールの取り付きが傷んでいたのかもしれません。
給油時間が短かかったので、あと一回入るはずです。

残り17周でバリチェロがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、7.7秒の給油でピットアウトです。
一貴の前でコースに復帰、その一貴はまだ1度もピットに入っていません。
ここでアロンソ、リタイアしてピットまで歩いて戻ってきました。

残り16周、フィジケラはずっとライコネンの真後ろ、ピット勝負になりそうです。
ベッテルはクビサとの差をどんどん縮めています。
こちらも3位表彰台争いが、ピット勝負となりそうです。

残り14周、表彰台を争うクビサがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、6.9秒の給油でピットアウトです。
ここでベッテルのペースに注目です。

残り13周、またもやライコネンとフィジケラが同時にピットイン。
ライコネンがハードからソフトタイヤに交換、7.1秒の給油でピットアウト。
そしてフィジケラがソフトからハードタイヤに交換、7.1秒の給油でピットアウトです。
ライコネンが先、フィジケラは逆転ならず。
しかもライコネンはソフトタイヤなので、数周の間はかなり有利です。

残り10周でハードタイヤのフィジケラが、ソフトタイヤのライコネンに迫ります。
タイヤを考えると、フィジケラは驚異的なタイムです。
ここでウェーバーがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、6.8秒の給油でピットアウトです。

そして残り9周でベッテルがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.4秒の給油でピットアウト。
ベッテルがクビサの前でコースに復帰、3位表彰台圏内に入ります。

ここでトップはライコネン、以下、フィジケラ、ベッテル、クビサ、ハイドフェルド、コバライネン、バリチェロ、ロズベルグ、ウェーバー、グロックのトップテンに、スーティル、ブエミ、一貴、バドエルと続きます。
ウェーバーがロズベルグに迫り、8位ポイント獲得を争っています。
残り8周、ライコネンとフィジケラの差は1秒前後をキープ、フィジケラが若干速いようですが、抜けない状態が続いています。

残り3周、ベッテルの前にフィジケラが見えてきました。
とはいえ残り周回数を考えると、追いつくのがやっとという位の差があります。

ここでバリチェロのマシンの後ろから、白煙が見えます。
しかしペースは落ちていないようで、コバライネンに迫っています。
ここでバリチェロ、完走の為にペースを落とします。
ロズベルグとの差は大きくないので、かなり微妙な状態です。

そしてファイナルラップに入ります。
ライコネンはフィジケラにちょっと差をつけました。
そのままチェッカーフラッグ。
ライコネンが今季初優勝、そしてフィジケラがフォースインディアで初の2位表彰台獲得です。
ベッテルが3位を獲得し、バトンとのポイント差をかなり縮め、チャンピオンシップでも3位に浮上しました。

バリチェロのマシンから火が出ています。
レースが終わっていてラッキー、バトンとの差を2ポイント縮めました。

今回のレースは、序盤から大波乱のレースでした。
フェラーリの今期初優勝に、フォースインディアの大躍進、驚きのレースとなりました。
バトンのリタイアで、チャンピオンシップも接戦となりつつあります。

次回はいよいよヨーロッパラウンドの最終戦、イタリアグランプリです。
フェラーリのKERSが吉と出るのか、注目のレースとなります。



結果
ポールポジション  ジャンカルロ・フィジケラ

優勝  キミ・ライコネン
2位  ジャンカルロ・フィジケラ
3位  セバスチャン・ベッテル

ファーステストラップ  セバスチャン・ベッテル



第12戦レース結果

第13戦                                     第11戦

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