2009年 F1 TV観戦記 第6戦 モナコGP |
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F1第6戦 伝統のモナコGPがいよいよ開幕です。 ポールポジションはバトンが獲得、2番にはライコネンが入り、3番はバリチェロ、4番手はベッテル、5番手はマッサ。 今までの流れに加えて、いよいよフェラーリが上がってきました。 6位にはロズベルグ、さすがにドライバーズサーキットでは魅せてくれそうです。 7位コバライネンと、マクラーレンも上昇傾向です。 ハミルトンはクラッシュしたものの、それまでのペースはかなりのタイムでした。 一貴は10番、燃料をかなり積んでいるようなので、スタートが決まれば面白そうです。 今回のトヨタは、なんと最後尾。 トヨタのマシンは、足回りの柔軟性が足りないのでしょうか。 今回の予選は、フェラーリとマクラーレンの復活がポイントです。 やはり自力があるチームは上がってきますね。 足回りの柔軟なセッティングの面でも有利なのかもしれません。 予選のタイムが接近している上に、燃料の戦略が分かれているようなので、決勝が楽しみです。 伝統のモナコグランプリの決勝が始まります。 ブラウンGPはソフトタイヤでのスタート、フェラーリはハードタイヤでのスタートと、戦略が分かれます。 多くのドライバーが、ハードタイヤでのスタートを選択したようです。 フォーメーションラップが終わり、レースがスタート。 ライコネンがちょっと遅れ、バリチェロが2位に浮上です。 スタートしてからコーナーまでの距離が短いために、KERSを使う時間がありません。 スタートでのライコネンのタイヤ選択は、裏目に出た形です。 オープニングラップはトップがバトン、以下、バリチェロ、ライコネン、ベッテル、マッサ、ロズベルグ、コバライネン、ウェーバー、アロンソ、一貴のトップテンに、ピケ、ブエミ、ブルデー、スーティル、フィジケラ、ハイドフェルド、クビサ、ハミルトン、トゥルーリ、グロックと続きます。 ソフトタイヤのバトンとバリチェロが、ハードタイヤのライコネンとの差を広げつつあります。 クビサがトラブルか、ピットに入ってきました。 タイヤを傷めたようです。 残り73周、ベッテルの後ろにマッサがついて、盛んに仕掛けます。 しかしなかなか抜けないのは、このモンテカルロの特徴です。 ソフトタイヤのベッテル、既にタイヤが厳しくなっているようです。 いくらソフトタイヤとはいえ、ちょっと早すぎる感じです。 残り71周でシケインでマッサがオーバーラン、ベッテルの前に出たので、順位を戻さなければなりません。 ベッテルに譲ったタイミングで、ロズベルグがマッサに仕掛けます。 マッサが抑えきれず、ロズベルグは漁夫の利で5位に浮上です。 ベッテルのペースが上がらないので、ベッテル以下が先頭からかなり遅れています。 残り69周、ライコネンがバリチェロに迫ります。 こちらもソフトタイヤが傷んできているようです。 ここで、ベッテルの前に、ロズベルグが出ています。 さらにマッサもベッテルをオーバーテイク。 ベッテルがどんどん遅れて、コバライネンにも抜かれます。 ベッテルはたまらず、ピットに入ります。 ソフトからハードタイヤに交換してピットアウトです。 ここでピケとブエミが絡んで、共にコースアウトしています。 ブエミがピケに追突、ブエミはそのままリタイアのようです。 ピケは何とかコースに戻りますが、リアウイングにダメージがあり、だめでしょう。 ここでハミルトンがピットイン、シーンがめまぐるしく変わります。 ハミルトンもソフトからハードタイヤに交換したようで、ソフトタイヤは10周程度しか持たない状況です。 ハイドフェルドとハミルトンも軽く接触、こちらはほとんどロスなく、そのままレース続行です。 残り64周、バリチェロがバトンから かなり遅れています。 逆にライコネンは、バリチェロに引っかかってペースが上げられません。 残り63周でライコネンがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、8.4秒の給油でピットアウトします。 何とかアロンソの前でコースに復帰です。 しかしこうなると、ライコネンは次のソフトタイヤで、かなりの周回をこなさなければなりません。 路面が良くなると予想しているのでしょうか。 ここでベッテル、クラッシュしています。 さすがに若さが出ましたか、去年よりも今年はちょっと焦りを感じるレースが目立ちます。 ここでタイヤが厳しいバリチェロがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換してピットアウトします。 残り61周でバトンもピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、7.0秒の給油でピットアウトします。 2位でコースに復帰、燃料をかなり残してのピットインだったようです。 路面温度が高めのために、ソフトタイヤには厳しいコンディションになっているようです。 残り60周でロズベルグがピットイン、ハードからハードタイヤに交換してピットアウトします。 残り59周でマッサがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.3秒の給油でピットアウト。 アロンソの後ろでコースに復帰です。 残り57周でコバライネンがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、10.0秒の給油でピットアウト。 ロズベルグの後ろ、一貴の前でコースに復帰です。 ウェーバーもピットイン、ハードからハードタイヤに交換、8.7秒の給油でピットアウト。 マッサの後ろでコースに復帰します。 フェラーリとレッドブルは、ほとんど同じペースですね。 残り50周、トップはバトン、以下、バリチェロ、ライコネン、アロンソ、マッサ、ウェーバー、ロズベルグ、コバライネン、一貴、ブルデーのトップテンに、フィジケラ、ハイドフェルド、トゥルーリ、グロック、クビサ、ハミルトン、スーティルと続きます。 ここでアロンソがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、8.9秒の給油でピットアウトです。 残り48周でクビサがピットイン、何かトラブルのようで、そのままリタイアです。 ここでバトンとバリチェロのタイム差は15秒まで開き、ライコネンは19秒、マッサは23秒遅れています。 バトンが快調に差を広げています。 現状ではライコネンよりマッサの方がペースが良いようで、ライコネンとの差が縮まっています。 残り43周、一貴がピットイン、ハードからハードタイヤに交換ですから、変則の2ストップ確定です。 ソフトタイヤに厳しい今日のコンディションでは、ベストな戦略かもしれません。 しかし、ペースが今ひとつ上がらないところが、ちょっと心配です。 残り29周、マッサがライコネンの後ろに迫っています。 ライコネンは、ちょっとペースが不安定な印象もあります。 去年あたりから、走りに切れが見られないことが多くなっているようで、今後が不安になりますね。 残り28周でトゥルーリがピットイン。 さらにバリチェロもピットイン、ハードからハードタイヤに交換で、順調にピットアウトします。 スーティルもピットインしています。 さらにブルデーがピットインです。 残り27周でバトンが最後のピットイン、ハードからハードタイヤに交換、6.8秒と早い給油でピットアウト。 ライコネンの後ろでコースに復帰します。 ピットストップ1回分、バトンとライコネンは差があることになります。 残り26周でコバライネンがクラッシュ、縁石でリアを取られ、壁にぶつかってしまいました。 そのままリタイアです。 残り25周でライコネンがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換してピットアウト。 ソフトタイヤで25周、大丈夫でしょうか。 バリチェロの後ろでコースに復帰、逆転はなりませんでした。 残り23周でマッサがピットイン、ウェーバーもピットインします。 マッサがハードからソフトタイヤに交換、7.5秒の給油でピットアウト。 マッサはロズベルグの前、4番手を確保しました。 これで1、2番手がブラウンGP、3、4番手がフェラーリとなりました。 低速コースでもブラウンGPのマシンは、きっちり速さを見せています。 残り21周でトップはバトン、以下、バリチェロ、ライコネン、マッサ、ロズベルグ、ウェーバー、アロンソ、ブルデー、フィジケラ、一貴のトップテンに、グロック、ハイドフェルド、トゥルーリ、ハミルトン、スーティルと続きます。 残り20周でグロックがはじめてのピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.5秒の給油でピットアウトします。 バトンは既にレースタイムのコントロールに入ったようです。 さすがに次戦以降のエンジンを考えた、憎らしい走りです。 こうなると、トラブルやミスも少なくなるので、良い連鎖となります。 このシーズン全体を踏まえた上手いコントロールが、ロス・ブラウンの真価なのかもしれません。 残り12周、トゥルーリがピットイン、最後にソフトタイヤを使います。 アロンソもピットイン、こちらもソフトタイヤです。 残り10周、マッサがライコネンの後ろに迫っています。 ソフトタイヤの使い方でも、状況が変化しているのかもしれません。 ライコネンはミスをすると、今季初の表彰台を逃してしまいます。 ここでグロックがハイドフェルドをパス。 ハイドフェルドはタイヤが厳しいのでしょうか、シケインでオーバーランです。 ハミルトンもハイドフェルドに迫ります。 残り7周で一貴がピットイン、ソフトタイヤを短くするためとはいえ、ちょっと引っ張りすぎでしょう。 タイヤが傷まなければ、ソフトの方が速いはずです。 残り5周でトップはバトン、以下、バリチェロ、ライコネン、マッサ、ウェーバー、ロズベルグ、アロンソ、ブルデー、フィジケラ、一貴のトップテンに、グロック、ハイドフェルド、ハミルトン、トゥルーリ、スーティルと続きます。 そのままファイナルラップに入ります。 ここで一貴がクラッシュ、タイヤバリヤにノーズが刺さって、止まっています。 完走にはなりますが、ちょっと残念なレースでした。 そしてバトンがトップでチェッカーを受けます。 バリチェロ2位で、見事な連続ワンツーフィニッシュ。 ライコネンが3位、マッサが4位とフェラーリの二人が続きます。 バトンが初めてモナコを制しました。 ブラウンGPは、マシンの良さと戦略の上手さが噛み合って、素晴らしい結果を残しましたね。 フェラーリは、バリチェロに抑えられる結果となったハードタイヤスタートがすべてだったのかもしれません。 タイムとしてはブラウンGPに劣っていなかったので、次戦に注目でしょう。 レッドブルも、タイム的にはフェラーリと変わらないので、ここからは3強となりそうな予感です。 それにしても、トヨタの低迷には、ちょっと驚きです。 他のチームの進化に、完全に取り残されている印象で、優勝を狙えた序盤戦が嘘のようです。 ちょっとでも開発が止まってしまうと大きく取り残されてしまうほど、マシンの進化の早さが特に目立つシーズンとなっています。 早急なリカバーに期待したいところです。 次戦は、マッサが得意のトルコGPです。 フェラーリの今期初優勝なるか、注目しましょう。 結果 ポールポジション ジェンソン・バトン 優勝 ジェンソン・バトン 2位 ルーベンス・バリチェロ 3位 キミ・ライコネン ファーステストラップ フェリペ・マッサ 第6戦レース結果 第7戦 第5戦 ページトップへ |
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