2009年 F1 TV観戦記 第11戦 ヨーロッパGP
 
 
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F1第11戦 ヨーロッパGPがいよいよ開幕です。

約1ヶ月の夏休みで各チームリフレッシュ、ドライバーも2人入れ替わりです。
ポールポジションはハミルトンが獲得、2番にもコバライネンとマクラーレンの完全復活です。

3番にはバリチェロ、4番ベッテル、5番バトンと今回はブラウンGPが若干巻き返しました。
フェラーリは6番手にライコネンと今期の定位置ですが、ベテランのバドエルには荷が重かったのか、最下位です。

一貴は17番、そろそろ来期に不安が広がりそうです。
チームメイトのロズベルグが7番ですから、ちょっと深刻でしょう。

今回は前戦のペースを基本に、ちょっとブラウンGPやBMWが改善しつつあるという状態です。
トップのマクラーレンについては、ブラウンGPやフォースインディアのペースアップを見ると、メルセデスエンジンの性能向上があるのかもしれません。
ブラウンGPは、ここ数戦はエンジンパワー向上で逆にバランスを崩していたのかも、とも考えてしまいます。
レースでのペースに要注目です。



いよいよヨーロッパグランプリの決勝が始まります。
前戦から好調のハミルトンが、ポールポジションからどんなレースを見せるのか注目です。

今回はソフトタイヤとハードタイヤが入り乱れたスタートとなります。
マクラーレンの二人はソフトタイヤスタート、ブラウンGPの二人やベッテルはハードタイヤでのスタートです。

マクラーレンの二人とライコネンがKERSの威力で好スタート。
バトンが順位を落としています。
ベッテルに迫られて、スピードを落とした分、順位までも落としてしまったようです。
そのバトン、アロンソに仕掛けますが、ここは抜けません。

オープニングラップはハミルトンが獲得、以下、コバライネン、バリチェロ、ライコネン、ベッテル、ロズベルグ、アロンソ、バトン、ウェーバー、ハイドフェルドのトップテンに、クビサ、スーティル、フィジケラ、一貴、トゥルーリ、アルグエルスアリ、バドエルと続きます。

ここで初戦のグロージャンやグロックがピットイン、スタートの混乱で接触したようです。
ブエミもピットに入ってノーズとタイヤを交換しています。

残り52周、ウェーバーがバトンをかわしています。
バトンがショートカットをしたために、ペナルティを考えて、ウェーバーに順位を譲った形のようです。
それにしても、最近のバトンはチャンピオンへのプレッシャーか、今ひとつ走りに精彩がありません。
チャンピオンになる誰もが通った道なのでしょうが、なんとも もどかしい感じがしますね。

残り50周、既にハミルトンは一人旅、チームメイトのコバライネンにも4.6秒の差をつけて、独走態勢です。
ソフトタイヤの上に燃料が軽めなので、出来るだけ差を開いておきたい時間帯、それをしっかり実行している印象です。

残り44周でハミルトンとコバライネンの差は6秒ほど、3位バリチェロはさらに2秒ほど遅れています。
最初のピット作業でバリチェロがどこまで差を縮められるか、注目です。

残り41周、ハミルトンがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、9.4秒の給油でピットアウト。
2ストップのようですが、ソフトタイヤでどこまで引っ張るか、興味がありますね。

残り40周でコバライネンもピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.8秒の給油でピットアウトです。
ベッテルもピットインして、ハードからハードタイヤに交換、11.2秒とちょっと長めの給油でピットアウトです。
ここでバリチェロが一気にペースアップ、コバライネンは抜けそうですが、ハミルトンまで届くでしょうか。

残り39周、ベッテルが再度ピットに入ったようです。
トラブルでしょうか、バトンをポイントで追いたいところで痛いロスです。

残り38周でライコネンがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.4秒の給油でピットアウトします。
そして残り37周で、バリチェロがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.0秒の給油でピットアウト。
さすがにハミルトンには届きませんでしたが、かなり接近しました。
バリチェロはハードタイヤでこのペースですから、次回の給油に期待でしょう。
ウェーバーもここでピットインを済ませました。

残り34周、ベッテルが白煙を上げてスローダウン、そのままリタイアです。
ここでの0ポイントは、ブラウンGPがペースを戻してきてのチャンピオンシップを考えると、大きな痛手となります。

残り33周でトップはハミルトン、以下、バリチェロ、コバライネン、ライコネン、ロズベルグ、アロンソ、ウェーバー、フィジケラ、バトン、一貴のトップテンに、クビサ、スーティル、ハイドフェルド、トゥルーリ、バドエル、グロージャン、アルグエルスアリ、グロック、ブミエと続きます。
フィジケラや一貴、トゥルーリやバドエルは、まだピットに入っていません。

残り31周、ハミルトンとバリチェロの差は約4秒、徐々に開きつつあります。
これ以上差が付いてしまうと、ピットで逆転できなくなりそうです。

残り29周、バドエルがピットイン、ソフトタイヤに交換、7.0秒の給油でピットアウトします。
グロージャンも同時に入って、6.5秒の給油。
何とかバドエルが前をキープ、と思いきや、グロージャンに譲っちゃいました。

反応が遅かったのか、安全を優先したのか、ちょっとレーサーとしては疑問を感じてしまいます。
しかもピットアウトでラインを踏んでいましたから、ペナルティーの可能性もあります。
やはりバドエルでは、フェラーリドライバーの荷は重そうです。
テストドライバーの時期が長すぎましたね。

残り27周で一貴がピットインしたようです。
トラブル無しのロズベルグは5位を快走、皮肉な好対照となっています。

おっと、ここでバドエルにピットスルーのペナルティー。
先ほどのピット出口でのラインカットが原因のようです。
遅い上にこれでは、ちょっと厳しいですね。
次回はマルク・ジェネが見られるかも?

残り20周でハミルトンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換でちょっと手間取り、13.4秒でピットアウト。
これだとバリチェロとの4秒差が無いも同然、痛いピットミスです。
残り19周でコバライネンもピットイン、ソフトからハードタイヤに交換して、8.1秒の給油でピットアウトします。
ここでバリチェロ、予選モードの走りが指示されています。
ピット作業に大注目ですね。

残り18周で一貴、リアタイヤのバーストです。
今回は予選の不可解なトラブルといい、不運が重なりすぎです。
これで厄払いになればいいのですが。

残り17周でバリチェロがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換して、6.8秒でピットアウトします。
ハミルトンより余裕の前で、コースに復帰です。
しかもソフトタイヤですから、余裕があります。
ここで一貴がようやくピットにたどり着き、タイヤを交換してコースに復帰します。

バリチェロが今期初優勝するためには、ソフトタイヤのタレのタイミングが問題となります。
タイヤの調子が良い時にハミルトンとの差を広げておかないと、後半タイヤがタレるタイミング次第では再逆転もありえます。

残り15周でアロンソがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換して、6.5秒でピットアウトします。
バトンもピットインして、こちらは6.0秒の静止時間。
ポイント1位のバトンは、ポイント2位ウェーバーとの、直接の争いとなっています。

残り14周でロズベルグがピットイン、7.2秒の静止時間です。
ここでトロロッソのマシンがスピンした映像が飛び込みました。

直後にウェーバーがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換して、ちょっと長めの8.1秒でピットアウトします。
バトンがかなり先に行きました。
ウェーバーはクビサにも抜かれてしまいました。
ピット作業かコース上で、何かミスがあったのでしょうか。
今回のレッドブルは、夏休みボケのような印象ですね。

先ほどのスピンはブエミです。
ブレーキから黒煙が出て、直後にスピンしてしまいました。
完全にブレーキトラブルですね。

残り10周でトップはバリチェロ、以下、ハミルトン、ライコネン、コバライネン、ロズベルグ、アロンソ、バトン、クビサ、ウェーバー、スーティルのトップテンに、ハイドフェルド、フィジケラ、トゥルーリ、グロック、グロージャン、アルグエルスアリ、バドエル、一貴と続きます。
バリチェロよりハミルトンのペースが良くなってきているようで、終盤にドラマがあるかもしれません。

残り4周、ロズベルグがコバライネンに迫っていますが、抜けるほどの差ではないようです。
残り3周、ハミルトンが自己ベストで、再びバリチェロまで5秒差に迫っています。
抜くのが難しいコースで、残り少ないとはいえ、最近優勝から遠ざかっているバリチェロにとっては、大きなプレッシャーとなります。

そしてファイナルラップに入ります。
バリチェロとハミルトンの差はかなりありそうで、これは大丈夫でしょう。
そのままチェッカーフラッグ、今季初優勝で、久しぶりで表彰台の中央に立ちます。

2位にはハミルトン、3位にライコネンと、マクラーレンとフェラーリが表彰台を分け合いました。
バトンは7位、ウェーバーとベッテルがノーポイントなので、チャンピオンシップではバトンが一歩前進です。

一貴はトラブルに泣いて残念なレースとなりました。
トヨタのグロックは、ファーステストラップを記録するも、スタート直後のアクシデントが全てでした。
意地で出したファーステストラップともいえそうです。


バリチェロは、オーバーステア気味のマシンがちょうど合っているのかもしれません。
逆にバトンには、それが厳しい状態となっているようです。
とはいえ、今回のバトンはポイント差を広げることが出来た上に、マシンのペースは上向きという期待できる状況となりました。
レッドブルは、これ以上ミスが出来ないという状態になりつつあるだけに、今後のレースは毎回大注目となりそうです。

次回はドライバーズサーキットのスパです。
今回とは違った結果が期待されるので、またまた注目のレースとなりそうです。



結果
ポールポジション  ルイス・ハミルトン

優勝  ルーベンス・バリチェロ
2位  ルイス・ハミルトン
3位  キミ・ライコネン

ファーステストラップ  ティモ・グロック



第11戦レース結果

第12戦                                     第10戦

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