2009年 F1 TV観戦記 第15戦 日本GP
 
 
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F1第15戦 日本GPがいよいよ開幕です。
久しぶりの鈴鹿で、白熱のレースが期待されます。

ポールポジションはベッテル、やはりドライバーズサーキットでは速いですね。
2番手はトゥルーリ、トヨタの初優勝を日本で飾ることが出来るか、注目です。
3番手はハミルトン、この位置だとKERSスタートでトップでファーストコーナーも狙えます。

4番手はスーティル、マシン共々最近速くなりましたね。
ブラウンGPは、バリチェロ5番、バトン7番と最近の定位置です。
確実なポイント加算が狙いでしょうか。

6番手はハイドフェルド、最近予選が速くなって来たので期待です。
8番手はライコネン、フェラーリはこれが精一杯のようで、フィジケラに至っては16番手です。
そのフェラーリに来期の移籍が決まったアロンソは、12番手と今ひとつでした。

地元の一貴は17番手と振るわず、トヨタのグロックも予選中のクラッシュで14番手です。
今回の予選はクラッシュ続出で、コバライネン、ブエミ、アルグエルスアリがクラッシュで脱落しています。
さらにウェーバーは午前中のフリー走行でクラッシュ、マシンの損傷が激しく、予選に出場できませんでした。

この予選結果を見る限り、チャンピオンシップはここでは決まらないようですね。
逆に大逆転の期待が膨らむ展開になるかもしれません。
大波乱の予選でしたが、決勝ではさらにどんなドラマが待ち受けているのか、決勝レースに期待しましょう。



いよいよ日本グランプリの決勝がスタートします。
今回は予選のクラッシュに加えてペナルティー続出で、スターティンググリッドが大きくシャッフルされました。
決勝での巻き返しが多くなるので、スリリングなレースが期待できそうです。

さあ、フォーメーションラップの開始です。
ほとんどのドライバーが、ハードタイヤでスタートするようです。
フォーメーションラップが終わり、レーススタート!

ハミルトンが良いスタートでトゥルーリを抜くものの、ベッテルには届かず。
トゥルーリはスタートが良かったものの、ベッテルに少し引っかかった感じでした。
スタート時にイエローフラッグが振られていましたが、トロロッソのマシンが出遅れたようです。
現在は走っているので、大きな問題ではなかったようですね。

オープニングラップはベッテルがトップ、以下、ハミルトン、トゥルーリ、ハイドフェルド、ライコネン、バリチェロ、スーティルロズベルグ、コバライネン、クビサのトップテンに、バトン、フィジケラ、一貴、アルグエルスアリ、リウッツィ、アロンソ、グロージャン、ブエミ、ウェーバーと続きます。

ここでウェーバーが早くも2度目のピットに入っています。
コックピット周りのクッションが浮いてしまったようで、テープで止めています。

4周目の残り50周、バトンがクビサをかわして10位に浮上。
シケインで大きくインに切り込んでのオーバーテイクです。
現時点ではノーポイントより攻める方が大切ですから、よく分かっていますね。

残り47周、燃料が軽いスーティルがコバライネンに仕掛けようとしますが、ちょっと無理。
相手にKERSがある上ソフトタイヤなので、抜くまでには至らないようです。
バトンは、そのすぐ後ろで静観です。

残り45周でトップのベッテルと2位ハミルトンの差が3.3秒、かなり微妙な差となっています。
ベッテルは、燃費と速さのバランスを取ったドライビングを行っているようです。
ハミルトンと3位トゥルーリの差は2秒弱、こちらのほうがバトルになりつつあります。

残り42周、ブエミがピットに入ってきて、そのままリタイアです。
昨日のアクシデントで、ダメージが残っていたのかも知れません。

残り40周、スーティルがコバライネンに仕掛け、並んでシケインに入りましたが接触。
お互いに意地を張りすぎた接触といえそうです。
相手のスペースを作ってやる余裕がありませんでしたね。
スーティルがスピン、コバライネンは一瞬スローダウンです。
ここでバトンが8位に浮上。
コバライネンはバトンに抜かれただけですが、スーティルはあと2台にも抜かれました。

残り39周、ハミルトンとトゥルーリの差が少し広がっています。
残り38周でハミルトンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、8.9秒の給油でピットアウトです。
スーティルもピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、10.1秒の給油でピットアウトしていきます。

残り37周でトゥルーリがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、8.7秒の給油でピットアウト。
しかしハミルトンが先にコースを駆け抜けていきます。
ここではトゥルーリ、逆転ならず。

残り36周でバトンがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、8.4秒の給油でピットアウトします。
さらにフィジケラもピットに入ります。

残り35周でベッテルがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、12.4秒の給油でピットアウトします。
出る直前にピットに入ってきたマシンがあった為に、3秒ほど損しましたが、トップをキープです。
真後ろにロズベルグ、しかし、しっかり抑えています。
ハイドフェルドやバリチェロもピットインしていました。

残り33周でトップはベッテル、以下、ロズベルグ、ハミルトン、トゥルーリ、ハイドフェルド、コバライネン、クビサ、ライコネン、バリチェロ、アルグエルスアリ、のトップテンに、一貴、リウッツィ、アロンソ、バトン、グロージャン、フィジケラ、スーティル、ウェーバーと続きます。
まだピットインしていないマシンも多く、ワンストップのマシンも予想されますね。

残り31周でロズベルグがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、8.7秒の給油でピットアウト。
バリチェロの後ろ、一貴の前でコースに復帰です。
アルグエルスアリもピットに入りました。

残り29周、トップの3台はこう着状態です。
バトルというより、差を気にしながら、燃費と戦いながらのレースとなっている感じがします。
目には見えない、精神戦ですね。
そんな中でも、ベッテルが少しづつ差を広げつつあるようです。
ここでコバライネンがピットからコースに復帰です。

残り27周でクビサがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、6.7秒の給油でピットアウト。
ソフトタイヤを短く使う作戦です。
残り26周で一貴がピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、長い給油でピットアウト。
一貴は確実にワンストップですね。

残り25周、グロージャンが軽くコースオフ、後ろのスーティルのプレッシャーだったのでしょうか。
一つ順位を落とします。
残り24周でトップはベッテル、以下、ハミルトン、トゥルーリ、ハイドフェルド、ライコネン、バリチェロ、ロズベルグ、アロンソ、バトン、クビサのトップテンに、コバライネン、フィジケラ、スーティル、グロージャン、アルグエルスアリ、一貴、リウッツィ、ウェーバーと続きます。

残り23周でアロンソがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、9.7秒の給油でピットアウト。
こちらもワンストップ、一貴の前でコースに復帰です。

残り22周、一貴がリウッツィに抜かれます。
立ち上がりの加速が大きく違い、メルセデスエンジンには敵わなかったという感じでしょうか。
微妙に接触もあったようです。
一貴はフロントホイールにトラブルを抱えているようです。

残り20周でライコネンがファーステストラップを記録、ハイドフェルドに迫っています。
さすがにライコネン、昔の鈴鹿を思い出させる走りになってきているようですね。

残り18周でライコネンがピットイン、7.2秒の給油でピットアウト。
バトンの後ろでコースに復帰です。

残り17周でハイドフェルドもピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、9.6秒の給油でピットアウト。
ライコネンの後ろでコースに復帰、珍しく後に入ったマシンが順位を落としました。
若干リアタイヤに手間取ったのが敗因かもしれません。

残り16周、ハミルトンがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.6秒の給油でピットアウトします。
さあ、トゥルーリのペースに注目です。

残り15周、クビサがハイドフェルドに迫っていますが、ここは無理しません。
残り14周で、いよいよトゥルーリがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.7秒の給油でピットアウト。
ハミルトンの前でコースに復帰、ハミルトンとは少し差がありますから、これは大丈夫でしょう。

ここでフィジケラとコバライネンも同時にピットイン。
フィジケラが前でピットを出ますが、コースに出たコバライネンが強引にパスします。
KERSの使うポイントに慣れたコバライネンが有利だったのかもしれません。

残り13周でベッテルがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.5秒の給油でピットアウト。
無理のないピット作業でした。
ここでベッテルとトゥルーリの差は8秒以上あります。
バトンもピットに入り、ハードからソフトタイヤに交換、6.8秒の給油でピットアウトです。

残り11周でバリチェロがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.1秒の給油でピットアウト。
バトンの前でコースに復帰します。

残り9周、アルグエルスアリがクラッシュ!
130Rで少しコースから膨らんだ瞬間にコントロールを乱してスピン、クラッシュとなりました。
アルグエルスアリは既にコース脇を歩いています。
ここでセーフティーカーが入ります。
これで最後のドラマの準備が整いました?

ここでトップはベッテル、以下、トゥルーリ、ハミルトン、ライコネン、ロズベルグ、ハイドフェルド、バリチェロ、バトン、クビサ、アロンソのトップテンに、コバライネン、フィジケラ、スーティル、一貴、リウッツィ、ウェーバー、グロージャンと続きます。
ハミルトンのKERSは少し調子が悪いようで、KERSがあるライコネンにも注目のリスタートとなります。

残り6周、ウェーバーがノーズを交換して、最下位に転落です。
そしてアルグエルスアリが、念のためにメディカルカーでコースを後にします。

残り4周、セーフティーカーがいなくなり、レース再開です。
ベッテルの後ろには周回遅れのグロージャンを挟んで、トゥルーリ以下が続きます。
ベッテル、トゥルーリはポジションキープ。
ライコネンがハミルトンに迫りますが、ちょっと及びません。
その後方でもポジション争いが熾烈です。

リスタートのトップはベッテル、以下、トゥルーリ、ハミルトン、ライコネン、ロズベルグ、ハイドフェルド、バリチェロ、バトン、クビサ、アロンソのトップテンに、コバライネン、フィジケラ、スーティル、リウッツィ、一貴、グロージャン、ウェーバーと続きます。

残り3周、トップ8は少し落ち着きました。
残り2周、ベッテルは既に2秒以上の差をトゥルーリにつけました。
そしてファイナルラップに入ります。

ここでポイントをかけて、クビサがバトンに迫ります。
そしてベッテルがそのままトップチェッカー。
トゥルーリが2位、ハミルトンが3位でフィニッシュしました。


トヨタとしては、嬉しさ半分、残念半分といったところでしょうか。
未だ初優勝ならず、グロックの欠場もあって、2位表彰台獲得でも、今ひとつ満足できない表情です。

フェラーリのライコネンは4位、しかし走り自体は素晴らしさを見せたので、来期のチームがどこに決まるか注目です。
フェラーリへの移籍が決まったアロンソは10位、チーム事情もあったのでしょうが、既に来期に心がいっているのかも知れません。
バリチェロ7位、バトンは8位をキープしました。

これでチャンピオンシップは3人が可能性を保ったまま、ブラジルに持ち越します。
チームでもレッドブルが何とかチャンピオンの可能性をキープ。
最後のドラマに向けて、見逃せないレースとなります。
白熱のレースを期待して待ちましょう。



結果
ポールポジション  セバスチャン・ベッテル

優勝  セバスチャン・ベッテル
2位  ヤルノ・トゥルーリ
3位  ルイス・ハミルトン

ファーステストラップ  マーク・ウェーバー



第15戦レース結果

第16戦                                     第14戦

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