2009年 F1 TV観戦記 第14戦 シンガポールGP
 
 
ホームへ    サイトマップ    更新履歴new
 

F1第14戦 シンガポールGPがいよいよ開幕です。

ポールポジションはハミルトン、最近のマクラーレンはコースを問わずに速くなりましたね。
2番はベッテル、3番はロズベルグと面白い順位で4番はウェーバー、ここに来てレッドブルは巻き返しの大チャンスです。
ブラウンGPは5番のバリチェロが精一杯、バトンは12番に低迷です。

アロンソは6番キープ、ほんとに動じませんね、この人は。
残り少ないBMWは、8番ハイドフェルドに9番クビサと、最後の意地を見せている印象です。

7番にグロック、トゥルーリは15番に沈みましたが、トヨタはポイント獲得のチャンスです。
来期のシートが危うい一貴は11番、戦略に自由度がある位置とはいえ、厳しいですね。
そしてフェラーリはライコネン13番でフィジケラ18番、ドライバーの不安がそのまま結果になってしまいました。

ヨーロッパを離れて最終戦までの終盤戦がスタート。
終盤戦の流れを掴むチームやドライバーは誰になるのか、大注目のレースとなりそうです。



いよいよシンガポールグランプリの決勝が始まります。
1年ぶりのナイトレース、今回は燃料の搭載量にバリエーションがあるので、動きの激しいレースが期待できます。
ハイドフェルドはピットスタート、暑さのためか、ハードタイヤでスタートするドライバーがほとんどです。

フォーメーションラップが終わり、ナイトレースがスタート。
KERSのハミルトンが圧倒的なスタートダッシュ。
ロズベルグが2番手に上がり、ベッテルはスタートを少し失敗。
汚れたレーンがアダになったのでしょうか?

ベッテルはアロンソに並ばれるも何とかキープ。
後方も激しい順位争いですが、接触はなさそうです。
ここでウェーバーがアロンソをパス、グリッド順を取り返した形です。
さらにグロックがアロンソを抜きました。
アロンソは重いのでしょうか、スタート直後のペースが上がりません。

オープニングラップはハミルトンが取り、以下、ロズベルグ、ベッテル、ウェーバー、グロック、アロンソ、バリチェロ、クビサ、コバライネン、バトンのトップテンに、一貴、ブエミ、ライコネン、アルグエルスアリ、スーティル、フィジケラ、トゥルーリ、リウッツィ、グロージャン、ハイドフェルドと続きます。

4周目の残り57周、グロージャンがマシンを降りて歩いています。
ここでトップのハミルトンに、チームラジオで燃費走行に切り替える指示が出たようです。

残り55周、ハミルトンがファーステストラップを記録。
ここでアロンソの後ろにウェーバーとバリチェロ、クビサとコバライネンが近づき、接近戦です。
というか、アロンソの遅さに4人が付き合う形ですね。
残り54周、ハミルトンとロズベルグの差は2.4秒、ベッテルが4.1秒差です。

残り48周でフィジケラにリウッツィが仕掛け、軽く接触、しかしフィジケラが何とか前をキープ。
そしてイエローフラッグで、いったん順位をキープとなります。
フィジケラのペースが上がりません。

ここでグロックのリアウイングから、パーツが脱落した映像が映りました。
このパーツのために、イエローが出ていたようです。
こうなると、グロックの今後のペースが気になりますね。

コース上のレコードライン以外は、かなりゴミが見られます。
この状態だと、コース上ではなかなか抜けませんね。

残り44周、コース上のパーツがようやく取り除かれます。
ここでベッテルがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、8.4秒の給油でピットアウト。
バリチェロの後ろでコースに復帰です。

残り43周でロズベルグがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.1秒の給油でピットアウトします。
バリチェロの直前でコースに復帰ですが、ここはバリチェロを抑えられませんでした。
ベッテルも真後ろに迫りますが、ここは何とかこらえています。
このロズベルグ、ピットアウトの際にラインを踏んでしまったようで、ペナルティーの可能性もあります。

残り42周でグロックもピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.8秒の給油でピットアウト。
ピットアウトのときにバリチェロが入ってきたので、若干のロス。
そしてバリチェロもピットアウトしていきます。

残り41周でハミルトンがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、8.8秒の給油でピットアウト。
磐石のピット作業でトップをキープです。

ここでロズベルグにピットスルーのペナルティが出ました。
やはりピット出口のカットによるものです。

さらにハイドフェルドがクラッシュ。
トロロッソのマシンを抜こうとしたスーティルがスピン、そのスーティルが立て直して出ようとした瞬間に絡んでしまいました。
ここまでトロロッソのマシンに引っかかっていたスーティルには、ちょっと焦りがあったようです。

ここでセーフティーカーが入ります。
スーティルはピットに戻って修理を行い、ピットアウトします。
ここまで引っ張ったマシンは、ピット作業のチャンスです。
アロンソ、コバライネン、バトンなどが、続々とピットインします。

ここでアルグエルスアリ、ピットに入り、給油ホースがつながったままスタート。
ホースを千切るほどではなかったので、タイムロスは少なくてすみました。

ロリポップマンの後ろに他のマシンが来たので少し動いた瞬間、アルグエルスアリが反応してしまいました。
このアクシデント自体は、まるで去年のマッサを見るような印象で、ピットクルーが心配です。

残り36周でリスタート、トップはハミルトン、以下、ロズベルグ、ベッテル、グロック、アロンソ、バリチェロ、コバライネン、バトン、ウェーバー、クビサのトップテンに、一貴、ライコネン、ブエミ、トゥルーリ、フィジケラ、リウッツィ、アルグエルスアリと続きます。
スーティルは結局リタイアのようです。

アロンソがグロックに仕掛けようとしますが、ちょっと無理。
抜けそうで抜けない、微妙な状態です。
リスタートすると、冷えたタイヤでのドライバーの速さが分かりますね。

残り34周でロズベルグはペナルティーに入ります。
自分で招いたとはいえ、良いところを走っていただけに不運なペナルティー。
しかもセーフティーカーで間隔が少なくなっていたので、大きく順位を落としてしまいます。

残り28周、ベッテルが自己ベスト連発でハミルトンに接近しています。
ここでグロックも自己ベスト、トップ2台との差を縮めます。

残り27周でロズベルグがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、9.4秒の給油でピットアウト。
ソフトタイヤでロングランですから、もともとギャンブルに近い戦略でしたね。
コースに戻って最下位です。

残り26周、ロズベルグが壁にかすかに接触してしまいました。
タイヤが安定する前に無理しすぎました。
先ほどのミスを引きずっているという部分もあるようです。

残り22周でベッテルがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、8.4秒の給油でピットアウト。
バトンの後ろでコースに復帰です。

残り21周、右のサイドミラーを失っていたベッテルのマシンが、縁石に乗って底を擦ってしまいました。
ちょっとパーツも飛んでしまいましたから、ダメージが心配です。

ここでベッテルにドライブスルーのペナルティーがでました。
ピットレーンでのスピードオーバーが原因。
今回は、トップのハミルトンを追うべきドライバー達に、不運とアクシデントの連続です。

残り16周、グロックがピットに入っていました。
ここでトップはハミルトン、以下、アロンソ、バリチェロ、コバライネン、バトン、グロック、一貴、ベッテル、ライコネン、トゥルーリのトップテンに、クビサ、フィジケラ、リウッツィ、ウェーバー、ロズベルグ、アルグエルスアリ、ブエミと続きます。

ここでウェーバーがクラッシュ、止まってしまいました。
ブレーキで急に姿勢を乱しましたから、ブレーキトラブルでしょう。
前回のピットインの際に、左タイヤの部分にダストが落ちていて、拾っているシーンが映りました。
偏磨耗していたのかもしれません。

残り15周でハミルトンがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.5秒の給油でピットアウトします。
ここでバリチェロや一貴もピットインしたようです。

残り12周、ここでバトンが自己ベストでプッシュ。
最後のピット作業の為に、マージンを稼いでいます。
チームメイトであるバリチェロとの見えない戦いで、そのバリチェロも譲らず、自己ベスト更新です。

残り11周でアロンソがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、5.5秒の給油でピットアウトします。
そして残り10周でバトンがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.4秒の給油でピットアウト。
バトンがバリチェロの前でコースに復帰、ここはバトンの勝ちでした。
ちょっと差があるので、抜くのは難しいでしょう。

残り8周、アロンソがファーステストラップを記録。
これは去年の出来事に対する、意地でしょうか。
2位グロックとの差を縮めていますが、7秒ほど差がある今の状態では、ちょっと届かないようです。

ここでトップはハミルトン、以下、グロック、アロンソ、ベッテル、バトン、バリチェロ、コバライネン、クビサ、一貴、ライコネンのトップテンに、ロズベルグ、トゥルーリ、フィジケラ、リウッツィ、アルグエルスアリ、ブエミと続きます。

残り3周、一貴の後ろにライコネンが迫っています。
一貴は前の8位クビサを抜きたいところですが、後ろも気になります。
そのちょっと後ろには、ロズベルグも見えてきています。
最後にドラマが起きるか、注目しましょう。

そしてハミルトンがファイナルラップに入ります。
グロックは2位をキープ、後ろのアロンソまで、かなり差があります。
バトンはブレーキにトラブルを抱えているようで、すぐ後ろのバリチェロが気になります。

そのままハミルトンがトップでチェッカーを受けます。
2位にグロック、3位にアロンソ、このコースは去年同様に、ちょっと変わった表彰台メンバーになりました。

4位にベッテル、ぎりぎりチャンピオンシップに踏みとどまります。
5位はバトン、6位バリチェロの順で、バトンはチャンピオンシップでわずかに前進。

一貴は9位、ライコネンは抑えきりましたが、ポイントならず。
今回はクビサに引っかかり、なんとも煮え切らないレースとなりました。

予選ではレッドブル有利だったものの、ロングランの安定感でブラウンGPが上手くレースをまとめましたね。
チャンピオンシップは実質バトンとバリチェロのチームメイト対決に絞られました。
コンストラクターズでもブラウンGPが相当有利で、エンジンに不安が残るレッドブルは厳しい状態です。

今回はブレーキトラブルによるリタイアが3台。
さらにギヤボックスも予選のバリチェロを加えて、2台が壊れています。
暑さに加えて路面からの振動が激しいので、予期しないストレスが掛かったレースだったともいえそうです。

そしてトヨタ、鈴鹿の前に表彰台獲得で、日本GPに向けて弾みをつけました。
しかもグロックは、レース序盤にリアウイングのパーツを落としていたにもかかわらず、2位獲得です。

次回はいよいよ久しぶりの鈴鹿で、日本グランプリ開催です。
すっきりバトンが決めるのか、バリチェロが意地で盛り返すのか、大注目のレースに期待しましょう。



結果
ポールポジション  ルイス・ハミルトン

優勝  ルイス・ハミルトン
2位  ティモ・グロック
3位  フェルナンド・アロンソ

ファーステストラップ  フェルナンド・アロンソ



第14戦レース結果

第15戦                                     第13戦

                                           ページトップへ




2009年 F1 TV観戦記

F1 2009年 レース日程とエントリーリスト
 
F1 2009年 レギュレーション変更点
 
2009年F1ニュース
 
F1 2009年 コンストラクター(チーム) スタッフとマシンのデータ集
 
2009年 F1 テストタイムとランキング
 
2009年シーズンデータ 各レース結果
 
2009年F1グランプリ獲得ポイント表
 
2009年 F1グランプリ 各ドライバーの結果


F1 現役チームとドライバー
 
F1 サーキット別結果集
 
F1 歴代データ集
 
F1交流の掲示板
 
F1優勝者予想の投票
 
F1人気投票
 
F1観戦用 用語集
 
F1 2008年 レース日程とエントリーリスト
 
2008年 F1 TV観戦記



 
©2009 rageFc All righit reserved