2006年 F1 TV観戦記 第4戦 サンマリノGP
 
 
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第4戦のサンマリノGPの決勝です。
ポールはミハエルで、セナのポールポジション獲得回数を抜き、歴代単独1位になりました。
これで主要な歴代記録のほとんどでミハエル1位。
ファンとしてはうれしいのですが、ここまで一人が独占するとちょっと複雑な気持ちもありますね。
今回は予選タイムが接近していたので、フィジケラが11位と落ち込んでしまいました。
ホンダが2位と3位なのでかなり好成績が期待出来そうです。
今回はエンジン交換によるスターティンググリッドの変更はありません。



さあ、第4戦がスタートします。
バリチェロがちょっと遅れましたが、アクシデントなくスタートしました。
と、アルバースがひっくり返っています。
井出に気付かずインに切れ込んで、そのまま絡んだようです。
アルバースのマシンのボディーの半分ぐらいまで井出のフロントタイヤが入っていましたから、ちょっとアルバースの閉め過ぎですね。
琢磨に抜かれていたので、井出にまでは抜かれたくないという気持ちが強引さを生んだようです。
セーフティーカー入ります。
2回転ぐらいしてしまったアルバースは無事でした。
井出はピットインしてタイヤを換えますが、タイヤが外れにくかったようなのでダメージが心配です。

セーフティーカーが外れます。
リスタートでの順位変化は無いようで、1位からミハエル、バトン、マッサ、アロンソ、バリチェロ、ラルフ、モントーヤ、トゥルーリ、ウェーバー、ライコネンのトップ10にビルヌーブ、フィジケラ、ロズベルグ、クルサード、ハイドフェルド、リウッツィ、スピード、クリエン、モンテイロ、琢磨、井出と続きます。

井出は再度ピットイン、止まって修理しています。
トゥルーリは6周でピットイン、リタイアです。

ミハエル、徐々にバトンとの差を開きます。
アロンソは燃料を積んでいるようで、マッサからも徐々に遅れています。
井出が再度ピットアウト、走れるまでは走るようです。

14周目にバリチェロ、ルーティーンとしては最初にピットイン。
ちょっと遅れて15秒以上かかりました。
続いて15周目にバトンが入ります、給油が短かったので3ストップでしょうか。
16周でラルフがピットイン、こちらも給油時間が短かった。
今回の日本勢はピットインが早いです。
抜きにくいサーキットなので予選重視だったのでしょう。

はじめ遅れていたアロンソがマッサの後ろに迫ってきました。
どこまで押さえ切れるか、マッサの実力テストですね。
アロンソ、ミハエルから11秒ほど遅れています。

19周目マッサがピットイン、バトンの後に入ります。
ミハエル20周目にピットイン、2位でコースに戻ります。
アロンソのピットインのタイミングが気になるところです。

25周目アロンソがピットイン、ミハエルがらくらくとトップを取り戻します。
ほとんどのクルマが1回ピットインした後の順位は、ミハエル、アロンソ、バトン、マッサ、モントーヤ、ウェーバー、フィジケラ(ピットイン0回)、ライコネン、ラルフ、バリチェロのトップ10にロズベルグ、クルサード、ビルヌーブ、ハイドフェルド、スピード、クリエンと続きます。
残り33周でフィジケラがピットイン、予選11位だったので燃料積んで1ストップ作戦のようです。

バトンが残り32周でピットイン、給油中にスタートしてしまい、付いたままの給油リグを外すために10秒ほどロス。
メカニックもホースで引きずられたので怪我していないか心配です。
作業中にロリポップマンがスタートの合図をしてしまったのが原因です。
今回のホンダは、ピットミスが続きます。

ミハエルのペースがちょっと落ちています。
アロンソがじわじわと近寄ってきます。
残り30周で3秒差まで近づきました。
ラルフが2度目のピットイン、こちらもバトンと同じ3ストップのようです。

残り29周でアロンソがミハエルの真後ろまできました。
明らかにミハエルのペースが遅くなっています。
残り半分近く、押さえきれるでしょうか、ピットインで順位が換わるでしょうか。
ミハエルのマシンはコーナーの立ち上がりが速いので、タイヤの問題ではなく、マシンにちょっとしたトラブルがあるようです。

残り21周でアロンソが先にピットイン、燃料補給の時間が少なかったので明らかに作戦を変えてきましたね。
しかし、1台抜けば良い状況で先にピットインするのはちょっと疑問です。
出来るだけ引っ張った方がピットインで抜ける確率が高くなりますから。
ひょっとしたら、アロンソがコース上で抜くことを望んだのかもしれません。
そうだとするとアロンソの勢いと大胆さには驚かされます。

と、ここでマッサがピットイン。
続いてミハエルがピットイン、アロンソの直前で戻りました。
フェラーリとしてはこのタイミングでしかアロンソを押さえられなかったでしょうから、作戦としてはフェラーリが正解ですね。

井出がリタイヤしたようです。
残り18周でモントーヤがピットイン、バトンも続きます。

残り13周で順位は、ミハエル、アロンソ、モントーヤ、マッサ、ライコネン、ウェーバー、バトン、フィジケラ、ラルフ、バリチェロのトップ10にロズベルグ、ハイドフェルド、ビルヌーブ、リウッツィ、スピード、クルサード、モンテイロ、琢磨と続きます。

バトンとフィジケラが接近しています。
こちらもなかなか抜けないようです。

アロンソの前を走っているミハエルは結構落ち着いているように見えます。
コーナーの立ち上がりはミハエルの方が速いので、それ以外の部分で微妙にラインを変えてアロンソを押さえ込んでいるようです。
ミハエルは若いときの世代交代を経験していない(ここイモラでのセナの事故が世代交代だった)ので、アロンソとの世代交代をかけたバトルを結構楽しんでいるのかもしれません。

おっと、琢磨がマシンを降りて戻ってきています。
残念ながらリタイアですね。

残り4周、相変わらずミハエルとアロンソは接近戦です。
が、アロンソ、縁石に乗りすぎてちょっとふらつきました。
アロンソが先にミスして、差が2秒に開きます。
そのままファイナルラップです。

ようやく、チェッカーフラッグ。
ミハエル今期初優勝、ようやくフェラーリが勝利を挙げました。
去年アロンソを抜けなかった借りを返したかのような勝利です。

今回はミハエルの辛勝でした。よくもレースの半分もアロンソを押さえ切ったものです。
ミハエル、表彰台での久しぶりのジャンプです、ジャン・トッドと抱き合って喜んでいます。
今回、ファーステストラップはアロンソですから、ルノーのマシンは相変わらず速いようです。
フェラーリは後半の失速の原因が気になりますが、スピード自体はルノーに追いついたようですね。
ホンダはピットストップのミスが痛かったですが、ルノーやフェラーリの速さにはちょっと及ばないようです。
今回は緊張感のあるレースでした。
久しぶりにミハエルの驚異的な集中力とアロンソの珍しいミスを見れました。
ホンダが優勝するためには全体的なレベルアップが必要なようですね、残念ながら。
いっそのことマイク・ガスコインを雇ったら面白くなると思うのですが。
スーパーアグリは、2台ともトラブルでした。
4戦目ですから、そろそろモノコックにひずみが出てきているのかもしれませんね。
新車の開発が遅れているので、我慢の時が続きそうです。



結果
ポールポジション  ミハエル・シューマッハ

優勝  ミハエル・シューマッハ
2位  フェルナンド・アロンソ
3位  ファン・パブロ・モントーヤ

ファーステストラップ  フェルナンド・アロンソ
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第4戦レース結果

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