2006年 F1 TV観戦記 第7戦 モナコGP |
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第7戦のモナコGPの決勝です。 ポールはアロンソ、2位ウェーバー、3位ライコネンと今年のマシンの力関係とは違った順位なので、面白い展開に期待してしまいます。 今回は、フィジケラがクルサードに対する進路妨害で上位3つのタイム剥奪、ミハエルは予選終盤のスピンが故意に他車を邪魔したことによる予選最下位とするペナルティーで、エンジン交換ピットスタートになります。 映像を見る限り意図的とは感じなかったのですが、FIAの裁定は絶対ですから仕方ありませんね。 今後、予選中にスピンしたクルマがあったら、どんな裁定が下るのか興味が出てきました。 今回の優勝者予想は全投票者数3票で、ミハエル・シューマッハー、キミ・ライコネン、佐藤琢磨、各1票です。 今回も当サイトのお約束?でミハエルは私の1票なので、今回は、はずれがほぼ確定です。 後2票のうち、キミ・ライコネンはいい予想ですね。 去年優勝で、今回も予選3位といい所につけています。 佐藤琢磨は、優勝期待というより良い走りに期待ですよね。 スタートが上手く決まれば楽しませてくれるかもしれません。 いよいよ、第7戦がスタートします。 今年モナコの女神に好かれるドライバーは誰になるでしょうか。 上位はそのままきれいにスタート、ライコネンがウェーバーに迫りますが、ウェーバーなんとか抑えました。 ピットスタートのミハエル、ローズヘアピンまでに3台抜きました。 オープニングラップはアロンソが取り、ウェーバー、ライコネン、モントーヤ、バリチェロ、ロズベルグ、クルサード、フィジケラ、トゥルーリ、クリエンのトップテンにハイドフェルド、ラルフ、リウッツィ、ビルヌーブ、バトン、スピード、アルバース、ミハエル、琢磨、モンタニー、マッサと続きます。 モンテイロ、ノーズを壊してピットインしています。 2周経過で、既にミハエル、バトンの後ろまで上がってきました。 ライコネンがウェーバーをかわして2位に上がりました。 トップ4人と5位以下の差が開いてきました。 バリチェロのペースが上がらないようで、燃料が重いのかもしれません。 後のクルマが3台ほど渋滞しています。 7周目、ウェーバーが少し遅れ始めて、アロンソとライコネンの一騎打ちという状態になりつつあります。 ミハエルはバトンをなかなか抜けないようです。 1周目のモンテイロはチームメイトのアルバースと接触してノーズを壊したようですね。 残り65周、ライコネン、アロンソに接近してプレッシャーをかけ続けますが、アロンソ安定しています。 モナコは抜きにくいので、いつもよりさらに落ち着いて見えます。 残り64周早くもモンタニーが周回遅れにされます。 トップの二人にウェーバーは2秒差でついて行っていますが、モントーヤが6秒差と若干広がりました。 残り58周、ミハエルがバトンをようやくオーバーテイク、ヌーベルシケイン(トンネル直後のコーナー)できれいに抜いていきました。 あっという間にバトンが離れていきます。 残り57周、モントーヤがピットイン、最近のマクラーレンは1回目のピットストップが他のチームより早めです。 9.9秒とかなり燃料を積んで出て行きました。 ピットインのタイミングをずらしてオーバーテイクのチャンスをうかがっているようで、2回目のピットは遅くなりそうです。 ピットアウトしたモントーヤのすぐ後ろで、モンタニーがモンテイロを抑えているので、琢磨が逃げています。 このまま上手くいけば、琢磨はミッドランドの1台に勝てるかもしれません。 残り56周、続いてライコネンがピットイン、こちらも10.3秒と多めに燃料を積んで出て行きます。 残り55周でロズベルグがピットイン。 1ストップが予想されるバリチェロに引っかかっていたのがちょっと厳しかったですね。 続いてアロンソピットイン、7.9秒で出て行きます。 ライコネンの前で戻りましたが、燃料はライコネンの方が積んでいるようなので、2回目のピットインのタイミングが楽しみです。 残り51周ライコネンがアロンソに迫ります。 しかし、ライコネンは燃料温存した方が、次のピットで有利になると思うのですが、関係なくアロンソに迫るところが走りが熱いライコネンらしく面白いですね。 残り51周フィジケラもピットイン、10.7秒とたっぷり燃料を積んで、2回目のピットを遅らせ、遅いクルマを抜く作戦のようです。 残り49周、クルサードがピットイン、12.6秒とたっぷり燃料を積みましたから、ひょっとしたらワンストップの可能性もあります。 ピットアウトで、渋滞の中のミハエルの直前で戻ります。 残り48周での順位はトップのアロンソ(1)から、ライコネン(1)、ウェーバー(1)、モントーヤ(1)、バリチェロ(0)、トゥルーリ(0)、クリエン(0)、ハイドフェルド(0)、ラルフ(0)、リウッツィ(0)のトップテンにビルヌーブ(0)、クルサード(1)、ミハエル(0)、ロズベルグ(1)、フィジケラ(1)、バトン(0)、スピード(0)、マッサ(0)、アルバース(1)、琢磨(0)、モンタニー(0)、モンテイロ(0)で、22台健在です。( )内の数字はピットインの回数です。 今回のバトンは沈んだままで、何かトラブルを抱えているのでしょうか。 残り47周、ウェーバーがトップ2台に追いついて、三つ巴になってきました。 残り42周ミハエルがピットイン、9.1秒でピットアウト。 渋滞の中なので、少し早めに入ったようですね。 このあたり、ロス・ブラウンの臨機応変な戦略の妙でしょう。 まったくクリーンなところで戻りました。 残り40周でマッサがピットイン、給油は9秒で終わっていましたがリアタイヤに手間取って12.2秒かかりました。 残り39周フィジケラ、クルサードを軽く接触しながら抜いていきましたが、かなり強引でした。 アロンソが真後ろにいたので、クルサードの意識がフィジケラからそれたのでしょう。 残り38周でラルフがピットイン。 フィジケラ、続いてビルヌーブを抜きます。 ビルヌーブは目の敵にしているミハエル以外には抜かれる場合が多いんですよね。 残り33周でビルヌーブがピットイン、続いてバリチェロ、トゥルーリも入ります。 残り32周でアロンソ(1)、ライコネン(1)、ウェーバー(1)、モントーヤ(1)、バリチェロ(1)、トゥルーリ(1)、クリエン(1)、フィジケラ(1)、クルサード(1)、リウッツィ(0)のトップテンにロズベルグ(1)、ミハエル(1)、スピード(0)、ハイドフェルド(1)、ラルフ(1)、マッサ(1)、ビルヌーブ(1)、琢磨(0)、バトン(1)、アルバース(1)、モンタニー(0)、モンテイロ(1)と未だに全車健在です。 残り30周、琢磨ピットストップ、と同時に周回遅れの処理に手間取っていたウェーバーが煙をはいて止まってしまいました。 黒煙を上げて炎も見えます。 久しぶりに良いところを走っていただけに残念ですね、あっ、セーフティーカーが入ります。 ここでアロンソ、ライコネン共にいち早くピットイン。 そのままの順位で出て行きます。 ピット作業が残っていたマシンが続々とピットインします。 アロンソとライコネンのピット戦略が吹き飛び、前回のピットが共にスムーズだったとすればアロンソに味方した結果ですね。 ペースカーの後でミハエルはライコネンの後での周回遅れ、ちょっと遅かったようです。 琢磨も歩いています、さっきのピットインはリタイヤだったようです。 ここで何と、ライコネンも煙を上げて止まりました。 セーフティーカーによるスロー走行でエンジンが過熱したのでしょうか。 これでアロンソ、絶対的優位になりました。 ライコネンの発火はプラクティスの時と同様、遮熱板らしいです。 今頃になってトラブルの原因になるとは、マクラーレンらしくないミスですね。 残り26周、ようやくペースカーがいなくなってレース再スタート。 アロンソ、モントーヤ、バリチェロ、トゥルーリ、クリエン、クルサード、ミハエル、フィジケラ、ハイドフェルド、ラルフのトップテンにマッサ、リウッツィ、ビルヌーブ、ロズベルグ、バトン、アルバース、スピード、モンタニー、モンテイロと続きます。 モントーヤはアロンソについていきたいところですが、周回遅れが邪魔して、差が開く一方です。 と、ここでロズベルグ、壁に突っ込んでしまいました。 とうとうモナコの洗礼を受けてしまいましたね。 残り16周、すでにライコネンはクルーザーでくつろいでいます。 モンテイロ、モンタニーに突っ込んで、そのまま抜いていきました。 こんな抜き方、有りなんでしょうか。 残り15周、周回遅れのミハエルとフィジケラがアロンソに迫ります。 アロンソは既にスローダウンしてますね。 バリチェロがピットレーンの速度違反でペナルティーを受け、クルサードの後になってます。 クリエンもトラブルでリタイアしていました。 今回のレースは後半になってトラブル続出です。 残り13周、ミハエルとフィジケラがアロンソの前に出ています。 フィジケラを一つでも上位に上げたい所ですから前に行かせましたね。 ここでの順位は、アロンソ、モントーヤ、トゥルーリ、クルサード、バリチェロ、フィジケラ、ハイドフェルド、ラルフ、マッサのトップテンにリウッツィ、バトン、アルバース、スピード、ビルヌーブ、モンテイロ、モンタニーの順で、モナコ優勝経験のあるトゥルーリとクルサードが上がってきました。 残り6周、ようやくレースが落ち着いてきました。 と思ったら、トゥルーリが止まっています。 せっかく表彰台が見えていたのに残念です。 これでミハエルが5位に上がり、1ストップ作戦とは思えない、すごいタイムでバリチェロを追っています。 フィジケラはまったくついていけません。 このままファイナルラップに入り、アロンソはマイペースです。 ミハエルはバリチェロを抜けるか、ほとんどテールトゥノーズです。 チェッカーフラッグ。 アロンソがモナコ初優勝、モントーヤ、クルサードと続きます。 バリチェロ何とかミハエルを抑えてゴール。 アロンソ、モナコで完璧な初優勝、ポールトゥウィンでした。 最近のモナコの女神は移り気のようで、過去2年の優勝者が続けて脱落してしまいました。 2位が2003年優勝のモントーヤ、3位が2002年優勝のクルサードと、最近影が薄く感じるドライバー二人が表彰台とは悪戯好きの女神ですね。 ミハエルは意地の走りか、1ストップ作戦にもかかわらずファーステストラップを記録。 ホントにアロンソとイーブンな状態で戦ってほしいものですね。 それにしても、今回のレースは意外性の一言につきます。 想定内はアロンソと下位グループだけでしたね。 しかし、トヨタは表彰台の3位まで上がったのに残念でした。 ホンダは、バトンの遅さが気になりましたね。 スーパーアグリは、琢磨のトラブル病が再発しましたか。 最後に、優勝者予想は、残念ながら全滅。 ライコネンは、いい線いっていたんですけどね。 投票いただきありがとうございました。 最初と最後のコメントを増やすため?にも次回、イギリスGPも投票よろしくお願いします。 結果 ポールポジション フェルナンド・アロンソ 優勝 フェルナンド・アロンソ 2位 ファン・パブロ・モントーヤ 3位 デイビッド・クルサード ファーステストラップ ミハエル・シューマッハー ページトップへ 第7戦レース結果 第8戦へ 第6戦へ |
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