2006年 F1 TV観戦記 第8戦 イギリスGP |
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第8戦のイギリスGPの決勝です。 ポールはアロンソ、2位ライコネン、3位ミハエルとほぼ順当な順位からのスタートです。 今回は、トゥルーリが予選でエンジンを壊して最下位スタート、バトンも予選のアタックのタイミング失敗で19位スタートと日本勢には厳しい状況です。 今回の優勝者予想は全投票者数1票、ちょっとさびしいです。 相変わらず、私の予想はミハエル、またもや予想じゃなく人気投票ですね。 いよいよ、第8戦のスタート、ライコネンとミハエルのスタートの2位争いが気になるところです。 きれいなスタートで、上位はほぼそのままコーナーに入っていきます。 ピットスタートのミハエル、ローズヘアピンまでに3台抜きました。 と思ったら接触、ラルフとウェーバーが絡みました。 セーフティーカーが入ります。 危ないところにマシンが止まったと判断されたようです。 4周目でリスタート、アロンソが直前にライコネンに牽制を入れ、余裕を持って加速していきます。 ライコネンがアロンソに迫りますが上手くアロンソがブロック、その隙に気持ち遅れたライコネンにミハエルが迫り、コーナーでサイド・バイ・サイド。 しかし抜くことは出来ませんでした。 きわどいところで接触しないのは両者さすがにトップドライバーです。 4周終わってアロンソ、ライコネン、ミハエル、マッサ、フィジケラ、ハイドフェルド、モントーヤ、バリチェロ、ロズベルグ、ビルヌーブのトップテンにクルサード、リウッツィ、トゥルーリ、バトン、クリエン、モンテイロ、アルバース、琢磨、モンタニーと続きます。 トゥルーリとバトンはこれから上に上がるのが大変そうです。 アロンソはスタート直前、クラッチに不具合があったようですがプログラミングで直ったらしいです。 クラッチを使うピットストップでのトラブルが気になります。 バトンがリウッツィをきれいにパス、その前にトゥルーリも抜いていたようです。 バリチェロはちょっと遅れぎみですが、バトンは良いペースで走っています。 10周目、バトンがエンジンから煙を吹いてスピンアウト。 炎も見えています。 トラブル直前までペースが良かっただけに残念です。 アロンソのファーステスト連発で、じわじわとライコネンが遅れています。 15周目、アロンソからライコネンは3.2秒、ミハエルまでは4.7秒、マッサがちょっと送れて7.3秒、フィジケラ8.3秒と、ライコネン、マッサが突付かれている状態が続いています。 その後ハイドフェルドは20.5秒遅れですが、BMWは今回は良いレースしています。 空力が重要なこのコースで速いのは、最新の風洞を持っているおかげかもしれません。 残り43周、周回遅れが出始めました。 ここでトゥルーリがピットイン、予選後の給油が自由なのにちょっと早いタイミングです。 残り42周、ここでミハエルがピットに入ります。 この燃料で予選3位というのはかなり厳しい状況です。 8.5秒のストップ、バリチェロの直前で戻ります。 残り41周で、ライコネン、マッサがピットイン。 共に8秒台のストップで出て行きました。 続いてバリチェロがピットイン、こちらも比較的軽かった割りにペースが上がらなかったようです。 残り40周。モントーヤがピットに入ります。 続いてフィジケラがピットイン、マッサの前に余裕でコースに戻ります。 残り38周でアロンソがピットイン、トップグループ中で一番燃料積んでポールポジションですから、ルノーのマシンは相当速い事が分かります。 残り38周琢磨もピットイン、モンテイロも続きます。 ここでの順位はアロンソ、ハイドフェルド(0)、ライコネン、ミハエル、フィジケラ、マッサ、ロズベルク(0)、ビルヌーブ(0)、クルサード(0)、モントーヤ、リウッツィ(0)、クリエン(0)、バリチェロ、アルバース(0)、トゥルーリ、モンテイロ、モンタニー(0)、琢磨と続きます。 まだピットインしていないクルマ((0)表示のドライバー)は1ストップ目を遅らせているのか、本当に1ストップなのか気になることろです。 残り37周でアロンソとライコネンは10秒以上差がついてしまいました。 残り35周、ハイドフェルドがようやくピットイン、給油は短かったのですがタイヤ交換に手間取り15秒以上かかりました。 良いペースで走っての変則2ストップで、このロスは痛いですね。 ロズベルグもここでピットイン、こちらも変則2ストップで、無難にピットアウト。 クルサード、アルバースも続きます。 このタイミングでピットに入るクルマは変則2ストップです。 残り33周ビルヌーブがピットイン、10.1秒ストップ。 これは1ストップにはちょっと足りないでしょうか。 リウッツィとクリエンも入ります。 後で入ったクリエンが先に出ましたから、リウッツィはかなり燃料を積んだかも知れません。 残り32周、全員がピットストップした後の順位はアロンソ、ライコネン、ミハエル、フィジケラ、マッサ、モントーヤ、ハイドフェルド、ロズベルグ、ビルヌーブ、バリチェロのトップテンにトゥルーリ、クルサード、クリエン、リウッツィ、アルバース、モンテイロ、琢磨、モンタニーと続きます。 残り29周アロンソとライコネンは12.6秒開きました。 ミハエルが13.8秒、フィジケラ18.0秒、マッサが21.3秒遅れ。 アロンソについていけないライコネンに引っかかっているミハエルという状態は変わりません。 フィジケラとマッサは良い勝負ですが、フィジケラが一枚上手という感じです。 残り23周、トゥルーリが2回目のピットイン。 ピットのタイミングをずらして抜きたかったようですが、速さが少し足りないようです。 残り20周でアロンソとライコネンの差は11.1秒、ちょっと縮めましたがアロンソがコントロールしているようにも見えます。 残り19周、ミハエルがピットイン、6.8秒で出て行きます。 これではライコネンは抜けませんね。 同じタイミングでモンテイロがピットイン。 残り18周でライコネンがピットイン。 8.0秒で出て行きます。 何とミハエル、ライノネンの前です。 ピットストップの速さに加えて、アウトラップの異常な速さで、かなり余裕を持ってライコネンを抜きました。 このアウトラップはミハエルのスーパーラップでした。 同時にクリエンも8.0秒のストップ。 残り17周、バリチェロ、アルバースがピットに入ります。 続いてアロンソがピットイン、作業にも余裕が見えます。 マッサの前に入りました。 残り15周、フィジケラとマッサが続いて入ります。 そのままの順位でピットアウト。 モントーヤ、ロズベルグと続々ピットイン。 残り13周での順位はアロンソ、ミハエル、ライコネン、フィジケラ、マッサ、ビルヌーブ(1)、モントーヤ、ハイドフェルド、ロズベルグ、バリチェロのトップテンにトゥルーリ、クルサード、リウッツィ(1)、クリエン、アルバース、モンテイロ、琢磨、モンタニーと続きます。 残り12周でビルヌーブがピットイン。 残り11周で、アロンソとミハエルの差は11.8秒、ライコネンは遅れて17.7秒です。 アロンソとミハエルの差は変わりませんが、ライコネンが遅れています。 ロズベルグはビルヌーブにピットストップで抜かれたようですが、そのビルヌーブにロズベルグが迫ります。 残り8周、アロンソとミハエルの差は12.1秒、アロンソはミハエルが後になっても余裕がありそうなラップタイムです。 ここで、バリチェロが周回遅れになります。 ホンダは、どうもレースでのペースが良くないですね。 残り4周、ライコネンの真後ろにフィジケラが迫ります。 ルノーチームからフィジケラに檄が飛びます。 去年の鈴鹿でフィジケラはライコネンに最終ラップで抜かれましたから、やり返せと言われているようです。 しかしフィジケラの走りには抜くほどの勢いは感じません。 ファイナルラップに入ります。 そのままチェッカーフラッグ。 3連勝のアロンソにミハエルが続きます。 3位は結局ライコネン、フィジケラはお返しは出来ませんでした。 アロンソ、イギリスでも完璧な勝利で3連勝。 ファーステストラップもアロンソが記録してパーフェクトウィンです。 今回のレースはルノーの強さが目に付きました。 足廻りが重要なモナコに続いて、空力が重要なイギリスでの完勝。 ルノーのマシンは完璧と言うことでしょう。 他の不安要素はアメリカでのミシュランタイヤ位でしょうか。 今年のアロンソには、全盛期のミハエルを髣髴とさせる強さを感じます。 ホンダは、レースペースが良くない上に空力が弱いことをはっきりと感じさせる結果となりました。 トヨタもガスコイン離脱の影響が大きいようで、空力の開発が進んでいないようですね。 スーパーアグリは、完走はしましたが空力開発の遅れもはっきり感じ取れるタイムとなりました。 前回モナコはミッドランドに近づいていたのですけどね。 最後に、優勝者予想は残念ながらコメント出来ません。 次回カナダGPは投票よろしくお願いします。 結果 ポールポジション フェルナンド・アロンソ 優勝 フェルナンド・アロンソ 2位 ミハエル・シューマッハー 3位 キミ・ライコネン ファーステストラップ フェルナンド・アロンソ ページトップへ 第8戦レース結果 第9戦へ 第7戦へ |
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