2008年 F1 TV観戦記 第3戦 バーレーンGP |
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F1 2008年第3戦 バーレーンGPがいよいよはじまりました。 。 ポールポジションは驚きのクビサです。 2位に金曜日から好調のマッサ、3位ハミルトン、4位ライコネンに5位コバライネンです。 6位はハイドフェルドと、予選ではBMWとフェラーリとマクラーレンの3チームが入り乱れています。 各ドライバーの燃料搭載量が気になるところでしょう。 トヨタはトゥルーリが7位と好調、ホンダのバトンも9位に食い込みました。 12位バリチェロ、13位グロックと日本勢は中段を争っています。 日本人ドライバーは、金曜日好調だった一貴が16位と振るわず、琢磨はクラッシュで最下位でした。 決勝はポールスタートのクビサが、スタートを決められるのかが最大の見所です。 さらに、各ドライバーのピット戦略が気になります。 フリー走行でもタイムがばらばらだったので、コースコンディションの変化により、レース中でも浮き沈みが生じそうです。 いよいよ第3戦バーレーングランプリの決勝レースがはじまります。 今回はスタートのタイヤは、ソフトタイヤを使用するドライバーがほとんどのようです。 順調にフォーメーションラップが終わり、レースがスタートします。 おっと、3番手スタートのハミルトンがスタート失敗。 大きく順位を落とします。 マッサのスタートが良く、クビサをかわしてトップに立ちます。 後方では、接触があり、ウイングが転がっているようです。 既にベッテルが止まってマシンを降りています。 先ほどの接触はベッテルだったのでしょうか。 オープニングラップはマッサがトップ、以下、クビサ、ライコネン、コバライネン、トゥルーリ、ハイドフェルド、ロズベルグ、アロンソ、ハミルトン、ウェー バーのトップテンに、ピケ、グロック、バリチェロ、フィジケラ、ブルデー、琢磨、クルサード、一貴、デビッドソンと続きます。 ここでハミルトン、真後ろからアロンソに追突して、ノーズを失いました。 ハミルトンはスロー走行となっています。 かなり強く追突しているので、アロンソのダメージも気になるところです。 その後ではピケもスピン、順位を大きく落としました。 ここでライコネンがストレートエンドに続くコーナーを利用してクビサをパス、2位浮上でフェラーリのワンツー体制です。 そしてハミルトンがようやくピットイン、11.7秒でノーズを交換、給油とタイヤ交換も行いピットアウトします。 その後にもピットインしていたマシンがあったようです。 2周終わってマッサがトップ、以下、ライコネン、クビサ、コバライネン、ハイドフェルド、トゥルーリ、ロズベルグ、ウェーバー、アロンソ、グロックのトッ プテンに、フィジケラ、バリチェロ、ブルデー、琢磨、デビッドソン、ピケ、一貴、ハミルトン、クルサード、バトン、スーティルと続きます。 既にオープニングラップとは順位が大きく入れ替わっています。 ハイドフェルドはコバライネンもかわして4位に上がっています。 序盤ではチームメイトのクビサとハイドフェルドでは、明暗が分かれているようです。 そしてロズベルグがトゥルーリを抜きにかかりますが、ここはベテランのトゥルーリが上手く抑えます。 残り53周、ライコネンの真後ろにクビサがつきます。 予選の速さは、燃料の軽さによるものだったようで、クビサのペースの良さが目立ちます。 2周目にライコネンに抜かれたのが、痛いミスでしたね。 6周終わって、マッサとライコネンの差が3.5秒に広がり、クビサは4.5秒差、ハイドフェルドが6.2秒差、コバライネンが7.5秒差、トゥルーリは 11.3秒差です。 マッサのペースが良く、ライコネンはBMWの二人より遅いかもしれないような状態といえます。 コバライネンもハイドフェルドには付いていけないようで、序盤はBMWの速さが目立つ状況です。 バリチェロがフィジケラの真後ろまで迫っています。 逆に11位のフィジケラは、マシンの性能を考えると凄い順位といえます。 ここで、一貴が琢磨を抜いて15位に浮上したようです。 というより、琢磨がちょっとずつ順位を落としている状態でしょうか。 残り48周、グロックがアロンソの後ろに迫ります。 ここでマッサがふらついたシーンが映りました。 大事には至らず、大きなタイムロスもなさそうです。 それにしても、今日のコースコンディションの難しさが分かるシーンでした。 ここでピケがブルデーをパス。 今日のピケは、良くも悪くも たくさん映像に入ってきます。 残り42周での順位はトップがマッサ、以下、ライコネン、クビサ、ハイドフェルド、コバライネン、トゥルーリ、ロズベルグ、ウェーバー、アロンソ、グロッ クのトップテンに、フィジケラ、バリチェロ、ピケ、ブルデー、一貴、琢磨、デビッドソン、ハミルトン、クルサード、バトン、スーティルと続きます。 バトンはクルサードの真後ろに迫っています。 残り40周、クビサが予想通りの速いタイミングでピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.9秒の給油でピットアウト。 そしてロズベルグもピットイン、こちらはハードからソフトタイヤに交換、9.1秒の給油でピットアウトします。 アウトラップでクビサがコースオフ、大事には至らず、コースに復帰します。 残り39周で、クルサードトバトンが接触。 バトンはフロントウイングをなくしています。 バトンがクルサードを抜こうとして躊躇した瞬間、コントロールを失って、クルサードにぶつかっていった感じです。 普通のコースコンディションであれば止まれていたのでしょうが、今日のバーレーンは難しいコンディションとなっています。 バトンはピットまでたどり着き、ノーズを交換してピットアウトします。 残り37周でライコネンがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、9.6秒の給油でピットアウト。 この燃料差で先を走っているマッサのペースは驚異的といえます。 ほんとにマッサが調子に乗ると、手が付けられない走りを見せてくれますね。 そして、アロンソ、トゥルーリもピットイン。 ちょうどピットインが集中する周回となっています。 そしてバトンはふたたぴピットに入り、そのままリタイアです。 残り36周でマッサがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.5秒の給油でピットアウト。 ライコネンの大きな差をつけてコースに復帰です。 ハイドフェルドもピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.8秒の給油でピットアウトします。 残り35周、ハミルトンが琢磨の後ろに迫りますが、いつものマクラーレンの速さは感じられません。 ストレートでなんとか琢磨の前に出ますが、コーナーの侵入では琢磨に迫られます。 残り33周でグロックがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、7.8秒の給油でピットアウト。 アロンソの前でコースに復帰、アウトラップで元チャンピオンを抑えられるか、グロックは腕の見せ所といえます。 アロンソより速い位のペースで、良いアウトラップといえるでしょう。 残り31周でトップはマッサ、以下、ライコネン、クビサ、ハイドフェルド、コバライネン、トゥルーリ、ウェーバー、ロズベルグ、グロック、アロンソのトッ プテンに、一貴、バリチェロ、フィジケラ、ハミルトン、琢磨、ピケ、ブルデー、デビッドソン、クルサード、スーティルと続きます。 一貴のみピット作業を行なっていません。 もう少しでワンストップが見えてきます。 残り29周、ハミルトンが13位フィジケラの真後ろで走行を続けていますが、なかなか抜けません。 ハミルトンはコーナーリングが厳しそうで、コーナーの立ち上がりが遅く見えます。 フィジケラが軽くミスをしましたが、ハミルトン抜けません。 残り27周目でようやくフィジケラを捕らえて、13位浮上です。 残り26周でライコネンがファーステストラップ、マッサとの差を4秒ちょっとまで詰めてきました。 ここでハミルトンがピットイン、最初のトラブルの際に燃料を積んで、実質1ストップに切り替えたようですね。 ソフトからハードタイヤに交換、9.9秒の給油でピットアウトします。 残り25周で一貴がピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、9.7秒の給油でピットアウトします。 おそらく1ストップでしょう。 ここでマッサとライコネンの差が4秒を切ってきました。 残り20周、アロンソがグロックの真後ろに迫りますが、なかなか抜けません。 ちょっと苛ついているようです。 ここでピケがコースオフ、なんとかコースに戻っていきますが、スローダウンしています。 残り19周でライコネンが早くもピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、8.1秒の給油でピットアウトします。 残り18周でマッサもピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、8.7秒の給油でピットアウト。 余裕を持ってライコネンの前でコースに復帰です。 残り16周でクビサがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、7.2秒の給油でピットアウトします。 クルサードもピットインしています。 スロー走行となっていたピケは、ピットに戻ってリタイアです。 残り14周でトゥルーリがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、6.2秒と速い給油でピットアウトします。 残り12周、ハイドフェルドがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、6.2秒の給油でピットアウト。 しかし、クビサには及ばず、順位そのままでコースに戻ります。 残り10周で、コバライネンがようやくピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、7.0秒の給油でピットアウト。 トゥルーリの目の前でコースに復帰します。 ここでの順位はトップがマッサ、以下、ライコネン、クビサ、ハイドフェルド、コバライネン、トゥルーリ、ウェーバー、ロズベルグ、グロック、アロンソの トップテンに、バリチェロ、フィジケラ、一貴、ハミルトン、ブルデー、デビッドソン、琢磨、クルサード、スーティルと続きます。 今回はここまで19台がコース上、順位の変化が多い割に、残り台数は多くなっています。 ハミルトンが一貴を抜きましたが、それ以外は落ち着いた状態でレースが進み、残り2周となりました。 そのままファイナルラップに入ります。 マッサがトップチェッカー、今季初勝利です。 ライコネンも続いてフェラーリのワンツーフィニッシュとなりました。 クビサとハイドフェルドもすぐ後に続き、3位と4位。 マクラーレンはコバライネンの5位が精一杯でした。 今回はマッサの完勝で、1、2戦の酷評を払拭する素晴らしい走りでした。 ライコネンは手堅く2位で、チャンピオンシップでトップに立ちました。 そしてBMWがコンストラクターズチャンピオンシップでトップに立ちました。 開幕前テストにおけるマシンの不安定さを克服、他のチームより安定した速さを見せるマシンに仕上げてきた点は見事といえるでしょう。 今期は実力で初勝利をあげることも期待できそうです。 日本勢はトヨタがコンスタントにポイントを獲得しています。 ホンダも速さが復活しつつあるので、楽しみなシーズンとなりそうです。 さらに、スーパーアグリもレースペースではライバルに負けない速さを見せてくれています。 レース展開次第ではポイント獲得の可能性すら感じさせてくれましたね。 トラクションコントロールが無くなって、マシンとドライバーの得意・不得意によってタイムが変化するシーズン序盤戦でした。 次戦からのヨーロッパラウンドが始まっても、この傾向が続くようだと、毎回面白いレース展開が期待できます。 ヨーロッパで浮上してくるチームはどのチームになるか、楽しみに待ちましょう。 結果 ポールポジション ロバート・クビサ 優勝 フェリペ・マッサ 2位 キミ・ライコネン 3位 ロバート・クビサ ファーステストラップ ヘイキ・コバライネン 第3戦レース結果 第4戦へ 第2戦へ ページトップへ |
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