2008年 F1 TV観戦記 第4戦 スペインGP
 
 
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F1 2008年第4戦 スペインGPがいよいよはじまりました。
ヨーロッパに戻って、本格的にF1シーズンの開幕です。

ポールポジションは好調フェラーリのライコネンが獲得。
2位にアロンソと地元でパーフェクトな予選を行ないました。
問題は燃料等裁量ですが、ピケJrも結構良いタイムを出しているので、ルノー全体も調子が良さそうです。
3位マッサとフェラーリが1・3位と予想通り好調です。

4位にクビサ、5位にハミルトン、6位にコバライネンとBMWとマクラーレンが同じレベルで並んでいます。
ハイドフェルドは9位と、燃料が多いことが予想されます。
トップ5が0.3秒以内と、非常に接近した予選となりました。

トヨタのトゥルーリが8位と好調、ホンダのバリチェロが11位、バトンが13位とポイントを期待させてくれる位置にいます。
一貴は12位、チームメイトのロズベルグは上回りましたが、予選はいまひとつ。
決勝での巻き返しが期待されます。
スーパーアグリは参戦できたことが奇跡とも言えるので、最後まで走ってほしいものです。

今期ヨーロッパラウンド初の予選は、非常に接近したタイムとなりました。
ちょっとしかきっかけで順位の入れ替わりがありそうな、面白い決勝になりそうです。



いよいよヨーロッパラウンドの開幕戦、第4戦スペイングランプリの決勝レースがはじまります。
今回のレース、スタートで使用するタイヤは、ほとんどすべてのドライバーがソフトタイヤを選択です。

フォーメーションラップで、各ドライバーが大きくマシンをゆすって、タイヤを暖めています。
ハミルトンがブレーキングで軽く白煙を上げます。
アロンソはマシンを揺すりすぎで、芝にはみ出してしまいました。
無事にコースには戻りましたが、タイヤの汚れが気になります。
ストレートでもマシンを揺すって、タイヤに付いた汚れを落としているようです。

無事にフォーメーションラップが終わり、レーススタート。
アロンソ、スタートは良かったものの、伸びがなく、マッサに抜かれます。
ハミルトンがクビサをかわし、4位に浮上。

後方で接触、追突してコントロールを失ったマシンに後のマシンが絡んで、他に琢磨のマシンも影響を受けたようです。
絡んだベッテルとスーティルの2台がそのままリタイア。
ここでセーフティーカーが入ります。

4周目、セーフティーカーがいなくなりレース再開です。
トップはライコネン、以下、マッサ、アロンソ、ハミルトン、クビサ、コバライネン、ハイドフェルド、ウェーバー、トゥルーリ、ピケのトップテンに、ロズベ ルグ、バリチェロ、バトン、一貴、フィジケラ、クルサード、グロック、ブルデー、デビッドソン、琢磨と続きます。
ここでピケがコースアウト、サンドトラップに突っ込みましたが、なんとかコースに復帰しました。

今日はミハエルもフェラーリのピットに入っています。
ライコネンは、ミハエルがいると勝てなかった去年のジンクスを破ることが出来るでしょうか。

残り59周、ピケのマシンが止まっています。
コーナーでピケがブルデーを抜こうとした際、ブルデーは並んでいたピケに気が付かなかったのか、閉めすぎましたね。
新人らしいミスですが、ブルデーは序盤から良い走りを見せていただけに、ちょっと不可解なミスといえます。
ブルデーもピットに帰ってきましたが、フロントサスペンションにダメージがあり、リタイアです。

残り50周で、最初にアロンソがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、9.3秒と長めの給油でピットアウトします。
2ストップ作戦のようで、予選を軽くして、ポールを狙った戦略だったようです。
アロンソは11位でコースに復帰ですが、前にバリチェロがいるので、タイムが上がらない可能性があります。

残り49周での順位は トップがライコネン、以下、マッサ、ハミルトン、クビサ、コバライネン、ハイドフェルド、ウェーバー、トゥルーリ、ロズベルグ、バ リチェロのトップテンに、アロンソ(1)、バトン、一貴、フィジケラ、クルサード、グロック、琢磨と続きます。
既にコース上に残っているマシンは17台、サバイバルレースの様相を呈してきました。

残り58周で、マッサとハミルトンの差は7.1秒、フェラーリの2台が独走態勢を築きつつあります。
残り57周でマッサがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.1秒の給油でピットアウトします。
そして残り56周でライコネンもピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.2秒の給油でピットアウト。
以外にフェラーリも、燃料が軽かったようです。
フェラーリとマクラーレンとは、意外にタイム差が少ないのかもしれません。

残り55周でハミルトンとクビサがピットイン。
ハミルトンは、ソフトからソフトタイヤに交換、8.4秒の給油でピットアウト。
ピットの位置関係でクビサが先にスタートしましたが、ハミルトンがクビサを抑えたようです。

残り45周、コバライネンがタイヤバリアに突っ込んでいます。
何かトラブルがあったようで、まっすぐタイヤバリアに進んだタイヤの跡が見えます。
かなり深くタイヤバリアに突っ込んでいるので、なかなかマシンが引っ張り出せないようです。
2度目のペースカーが入り、メディカルカーも事故現場に向かいます。

ペースカーがコースに入る前に、ロズベルグがピットインしていました。
残り42周、ハイドフェルドがピットイン。
しかし、ピットはオープンではなかったようでペナルティーが予想されます。
燃料が足りず、無理に入ったのでしょう。

残り41周、ペースカー導入中にもかかわらず、バリチェロがフロントノーズを壊しています。
ピットアウトの際に他のマシンと並んで出ていったので、接触があったのかもしれません。
コバライネンが病院に運ばれますが、意識はしっかりしているようで、手を上げています。
大事に至らず、一安心です。

コバライネンのトラブルは、左フロント部分が高速コーナーリング中に破損。
そのままコントロールを失って、タイヤバリアに突っ込んだ形でした。
ホイール付け根あたりから壊れ始めていましたから、強度不足か部品の不良が考えられます。

残り38周、ペースカーがいなくなりレース再開です。
トップがライコネン、以下、マッサ、ハミルトン、クビサ、ハイドフェルド、アロンソ、ウェーバー、トゥルーリ、ロズベルグ、一貴のトップテンに、琢磨、 フィジケラ、バトン、クルサード、グロック、バリチェロと続きます。
トラブルのバリチェロ以外は、全員1ストップ済み。
一貴と琢磨が良い位置につけています。

残り36周でハイドフェルドに10秒ストップのペナルティーが出ました。
残り33周、順位を一つでもキープする為にギリギリまでコース上で引っ張ってピットイン。
しかし、残念ながら最後尾に転落です。

そして地元グランプリのアロンソがスローダウン。
エンジントラブルでしょうか、エンジンカウルから白煙が出ています。
そしてバリチェロもレースを終えたようで、ピットに帰っています。
これでコース上に残っているマシンは14台、サバイバルです。

残り30周で、トップがライコネン、以下、マッサ、ハミルトン、クビサ、ウェーバー、トゥルーリ、ロズベルグ、一貴、琢磨、フィジケラのトップテンに、バ トン、クルサード、グロック、ハイドフェルドと続きます。
一貴がポイント圏内に入ってきました。

残り28周、琢磨が早めのピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、15.1秒の給油でピットアウト。
若干作業に手間が掛かったようですが、最後が長めの2ストップです。

残り25周、トップのライコネンと3位ハミルトンとの差は5.9秒。
以外に差が開きません。
2位のマッサがハミルトンの視界に入っています。
ここで今度はロズベルグがストップしています。
白煙を上げていますから、エンジントラブルでしょうか。

残り20周でマッサがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、7.2秒の給油でピットアウトします。
ウェーバー、トゥルーリもピットインします。

残り19周でライコネンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換。
クビサのピットインで出足が若干遅れ、9.2秒でピットアウト。
ハミルトンもピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、7.6秒の給油でピットアウト。
ライコネンはマッサの前のトップでコースに復帰、ハミルトンはマッサに及ばず3位キープでコースに復帰します。

残り15周、フィジケラの真後ろにペナルティーで後退していたハイドフェルドが迫ります。
ここで一貴がピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、6.9秒の給油でピットアウト。
グロックもピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、5.9秒と速い作業でピットアウトします。
ハイドフェルド、なかなかフィジケラを抜けません。
フィジケラは不思議なことに、弱いチームで走ると、光る走りを見せてくれます。

残り13周、クルサードとグロックが接触。
グロックはノーズを壊しています。
コーナーでクルサードを抜こうとしたものの迫りきれず、半端な状態で接触という形です。
グロックもレース慣れしていませんね。
グロック、ピットに帰り、ノーズを交換します。
クルサードもタイヤへのダメージがあったようで、バーストしています。

残り12周でハイドフェルドがギリギリでフィジケラをパス、9位に浮上です。
そしてクルサードが、ようやくピットにたどり着きました。

残り7周、琢磨の後にクルサードが迫ります。
ハードタイヤの琢磨、ギリギリのブレーキングで、なんとかソフトタイヤのクルサードを抑えています。
ここでの順位は、トップがライコネン、以下、マッサ、ハミルトン、クビサ、ウェーバー、バトン、一貴、トゥルーリ、ハイドフェルド、フィジケラのトップテ ンに、グロック、琢磨、クルサードと続きます。

残り4周、3周にわたってクルサードを抑えていた琢磨ですが、マシンとタイヤの差は如何ともしがたく、クルサードに抜かれてしまいました。
ライコネンとマッサの差が少し開き、マッサの後にハミルトンが接近してきました。
残り3周、最後のドラマはあるのでしょうか。

そのままファイナルラップに入ります。
ライコネンはペースをマッサにあわせているのか、ちょっと余裕がある走りに終始しましたね。
そしてチェッカーフラッグ。
ライコネン、ミハエルの前での初優勝で、今期2勝目です。
マッサも2位キープでフェラーリのワンツーフィニッシュ。
ハミルトンはマッサの真後ろで3位表彰台を確保しました。
4位がクビサで、ここまでトップから6秒以内という接近した結果となりました。

バトンが6位と、荒れたレースでの強さを再び証明。
一貴は7位入賞と、早くも2度目の入賞です。
トゥルーリも8位入賞と日本勢が着実にポイント獲得しています。

ヨーロッパラウンドに入っても、アクシデントとトラブルが多いレースとなりました。
トラクションコントロールが無くなって、マシンにこれまでと違った負担が掛かるようになったのが、今年のトラブル多発の原因かもしれません。
マシンコントロールが難しくなった為に、接触などのアクシデントも多くなったのでしょう。

次戦トルコグランプリは、フェラーリ・マクラーレン・BMWの3強のバトルに注目です。
各チーム間のタイム差が極めて少ないので、接近したバトルが期待できそうです。



結果
ポールポジション  キミ・ライコネン

優勝  キミ・ライコネン
2位  フェリペ・マッサ
3位  ルイス・ハミルトン

ファーステストラップ  キミ・ライコネン

第4戦レース結果

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