2008年 F1 TV観戦記 第12戦 ヨーロッパGP |
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F1 2008年第12戦 ヨーロッパGPがはじまりました。 初レースのコースで、ドライバーの適応能力が問われるグランプリになります。 マクラーレンとフェラーリの2強対決に加えて中段チームの争いも過熱、見逃せないレースが続いています。 今回のポールポジションは、前回の速さを維持してマッサが獲得。 2位にハミルトンですが、3位にはクビサが入りました。 4位ライコネンに5位コバライネン、フェラーリとマクラーレンの争いは、予選から接戦です。 BMWはハイドフェルドが8位で、クビサと違って予選の遅さが気になるところです。 6位にはベッテル、10位にブルデーと、トロロッソが本家レッドブルを超えました。 アロンソは12位と低迷、どうもエンジンパワーの差が目立つサーキットなのかもしれません。 日本勢はトゥルーリが7位と好調をキープしています。 グロックは13位と今ひとつですが、ポイントが期待できる位置は確保しています。 ホンダのバトンは16位、バリチェロに至ってはフォースインディアのフィジケラにも負けて19位、低迷が続いています。 一貴は11位、燃料の自由度を考えると、中段の中では理想的な予選ともいえます。 Q2までの予選やフリー走行のタイムを見ると、フェラーリとマクラーレンだけでなく、BMWやトロロッソも要注意でしょう。 決勝でフェラーリやマクラーレンを抜くようであれば、チャンピオンシップの流れが大きく変わりそうです。 いよいよバレンシアで初開催となるヨーロッパグランプリの決勝レースがはじまります。 スタートのタイヤはハードタイヤを選択したドライバーがほとんどです。 バリチェロとスーティルがピットスタートを選択しました。 フォーメーションラップが終了して、レースがスタート。 マッサが好スタート、ハミルトンがクビサに抜かれそうになるも、なんとか抑えました。 最近なぜかスタートも悪いライコネンは、コバライネンに抜かれました。 なんと地元グランプリのアロンソがスローダウンしています。 どうしたのでしょうか。 オープニングラップはマッサがトップ、以下、ハミルトン、クビサ、コバライネン、ライコネン、ベッテル、トゥルーリ、ロズベルグ、ハイドフェルド、グロッ クのトップテンに、ブルデー、ウェーバー、バトン、フィジケラ、スーティル、ピケ、バリチェロ、クルサード、一貴、アロンソの順です。 ここで一貴がフロントを壊して、緊急ピットイン。 一貴はノーズ交換と同時にソフトタイヤに交換しました。 アロンソに一貴が追突したようです。 前のクルマの隙をうかがっていたアロンソの不安定な動きに、一貴が対応できなかったようです。 アロンソはリアを壊していますから、レースの続行は困難でしょう。 アロンソのクルマはガレージに入ります。 残り53周、クルサードがピケをかわして16位に浮上です。 トップのマッサがファーステストラップを記録、2位ハミルトンとの差をゆっくり広げています。 3位クビサも若干遅れ気味で、上位はクルマの間隔が結構広がっています。 ここは様子見の時間帯といえそうです。 残り49周で、クビサとコバライネンとライコネンの差が一気に縮まりました。 BMWのピットでウイングを準備しています。 クビサがどこかでミスして接触したのでしょうか。 しかし、ダメージは無さそうで、タイムも戻っています。 残り48周でマッサとハミルトンの差が3.6秒、クビサは12.0秒と大きく遅れました。 コバライネンとライコネンが13秒差と13.6秒差と、クビサの後ろに詰まっている状態です。 ベッテルとトゥルーリも後に続いています。 残り47周、ブルデーのマシンのノーズが変な形になっています。 ノーズについている小羽が折れたような感じです。 ここでバリチェロがオーバーラン、エスケープゾーンに入ってしまい、順位をひとつ落とします。 今回のバリチェロは、予選から良いところ無しです。 残り43周、好調トゥルーリがベッテルに迫っています。 最近のトヨタは予選だけでなく、レースでも強さを見せるようになりましたね。 残り42周でマッサがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.1秒の給油でピットアウトします。 ライコネンの前でコースに復帰、フェラーリとしてはちょっと嫌な場所ですが、ライコネンは既にワンストップ分遅れてしまっていることになります。 ここでハミルトンが飛ばしています。 残り40周でハミルトンがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、8.9秒の給油でピットアウト。 マッサとライコネンの後でコースに復帰、ハミルトン、ここでは逆転ならず。 残り39周でクビサとライコネンが同時にピットイン。 クビサは、ハードからハードタイヤに交換、8.9秒の給油でピットアウト。 ライコネンは、ハードからハードタイヤに交換、9.9秒の給油でピットアウト。 ライコネンはグロックの後でコースに復帰です。 なんと給油を済ませていたベッテルが真後ろにいます。 残り38周、トゥルーリがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、8.8秒の給油でピットアウト。 ライコネンの後でコースに復帰です。 残り37周でコバライネンがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.4秒の給油でピットアウト。 クビサの後、ハイドフェルドの直前でコースに復帰です。 ハイドフェルドが前をうかがいますが、ここはコバライネンが抑えました。 残り33周でマッサとハミルトンの差が5秒以上に開いています。 今日はミハエルが見ているので、マッサが良くてライコネンが悪いという状況にはまってしまっているのでしょうか。 それにしても最近のライコネンのペースの悪さが、とても気になります。 ここでの順位はマッサがトップ、以下、ハミルトン、クビサ、コバライネン、グロック、ライコネン、トゥルーリ、ベッテル、ロズベルグ、ウェーバーのトップ テンに、ハイドフェルド、バトン、フィジケラ、ピケ、ブルデー、スーティル、バリチェロ、一貴、クルサードと続きます。 グロックとウェーバーとバトンとフィジケラとピケとバリチェロが、まだピットストップしていません。 今回は中段から下位チームのワンストップ作戦が多くなっているようです。 残り31周、ピケがフロントのパーツを壊しています。 ブルデーと同じような場所が壊れていますから、結構、空力的に変な力が加わるサーキットなのかもしれません。 残り27周でグロックがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、10.8秒の給油でピットアウトします。 完全にワンストップ作戦です。 ハイドフェルドの前でコースに復帰しました。 残り21周でマッサがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、8.5秒の給油でピットアウト。 スーティルにあぶなく接触しそうになりました。 これはピットクルーのロリポップマンの確認不足ですね、最近のフェラーリはピット作業に不安があります。 このマッサに審議中のサインが出ました。 レース後に審議を行なうようです。 残り19周、ライコネンがコバライネンの後、2.2秒差まで近づいてきました。 ここまでのスローペースが不思議な感じです。 残り18周でハミルトンがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.1秒の給油でピットアウト。 マッサのかなり後、クビサの直前でコースに復帰です。 ベッテルもピットイン、ハードからソフトタイヤに交換して、9.0秒の給油でピットアウト。 さすがにトップチームほどには作業は早くありませんね。 残り17周でクビサがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.4秒の給油でピットアウト。 残り16周でトゥルーリがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.7秒の給油でピットアウト。 ハイドフェルドもピットインしています。 残り15周で、トップはマッサ、以下、ハミルトン、コバライネン、ライコネン、クビサ、トゥルーリ、ベッテル、グロック、ロズベルグ、ハイドフェルドの トップテンに、ブルデー、ピケ、ウェーバー、バトン、フィジケラ、スーティル、バリチェロ、一貴、クルサードと続いています。 コバライネンとライコネンは あと一回、ピットストップが残っています。 ここで、スーティルがタイヤバリアに突っ込んでいます。 先ほどバリチェロがエスケープゾーンに逃げたところと同じ場所でしょうか、バリチェロのようには避けられずにぶつかってしまいました。 そして残り14周までひっぱって、コバライネンとライコネンが同時ピットイン。 コバライネンはハードからソフトタイヤに交換、9.6秒と長めにかかってピットアウト。 ライコネン、ハードからソフトタイヤに交換して速いピットアウト。 と思ったら、給油が終わっていないのに、ホースをつないだままスタート。 完全にスタートを合図するロリポップマンのミスです。 倒れているメカニックの怪我が気になります。 チャンピオンを争っているチームが、こんなピット作業はいただけません。 結局ライコネンはトゥルーリの後でコースに復帰しました。 残り12周で、トップはマッサ、以下、ハミルトン、クビサ、コバライネン、トゥルーリ、ライコネン、ベッテル、グロック、ロズベルグ、ハイドフェルドの トップテンに、ブルデー、ピケ、ウェーバー、バトン、フィジケラ、バリチェロ、一貴、クルサードと続いています。 残り12周、ライコネンがトゥルーリに迫っています。 抜きにくいコースとはいえ、ミスが命取りです。 と思ったら、ライコネンが白煙を上げて、ストップ。 まるで前回のマッサを見ているようです。 ライコネンは遅い上にミスとトラブル、最悪のレースともいえる結果となってしまいました。 残り5周、一貴がバリチェロを最終コーナーでパス、一貴が意地を見せて15位に浮上です。 マッサとハミルトンの差が8秒以上まで広がっています。 今日のマッサは、タイムをコントロールする余裕すら感じます。 残り4周で、トップはマッサ、以下、ハミルトン、クビサ、コバライネン、トゥルーリ、ベッテル、グロック、ロズベルグ、ハイドフェルド、ブルデーの トップテンに、ピケ、ウェーバー、バトン、フィジケラ、一貴、バリチェロ、クルサードと続いています。 そしてファイナルラップに入ります。 そのままマッサがトップチェッカー、今期4勝目でハミルトンと優勝回数が並びました。 そしてハミルトンが2位、クビサががんばって3位表彰台を獲得です。 トゥルーリ5位、グロック7位とトヨタが再びダブル入賞です。 ベッテルが6位と久しぶりのポイント獲得。 今回のレースは、中段チームの順位が大きく変化しました。 これでチャンピオンシップはハミルトンのトップは変わらず、マッサが2位に浮上、ライコネンが3位。 フェラーリはトラブルのために、かなりのポイントを失っています。 これがチャンピオンシップに、どんな結果をもたらすか、注目ですね。 グロック、ピケ、ウェーバー、バトン、フィジケラ、バリチェロがワンストップ作戦でした。 一貴もアクシデントが無ければワンストップだったので、7人がワンストップを選択した事になります。 今回の日本勢はトヨタの好調さに対して、ホンダはバトンの13位が最高、一貴も序盤のトラブルで下位に低迷と、トヨタの一人勝ちでしたね。 次回はテクニカルかつ度胸試しのスパです。 ライコネンの復活なるか、ハミルトンとマッサのチャンピオン争いがどうなるのか、大いに注目です。 結果 ポールポジション フェリペ・マッサ 優勝 フェリペ・マッサ 2位 ルイス・ハミルトン 3位 ロバート・クビサ ファーステストラップ フェリペ・マッサ 第12戦レース結果 第13戦へ 第11戦へ ページトップへ |
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