2008年 F1 TV観戦記 第15戦 シンガポールGP
 
 
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F1 2008年第15戦 シンガポールGPがはじまりました。
長いF1の歴史の中でも初のナイトレースとなる、シンガポールでのグランプリ。
初のポールポジションはマッサが獲得しました。

2位はハミルトンとチャンピオンを争う二人が1列目に並びました。
ライコネンが3位で、コバライネンは5位、トップ2チームのピット戦略が気になるところです。
BMWはクビサが4位、ハイドフェルドが6位と好調、ベッテルも7位と好調をキープです。

トヨタのグロックが8位でトゥルーリが11位、ポイントが期待されます。
一貴が初の10位グリットを獲得、こちらもポイント期待です。
ホンダはバトンが12位に入るものの、バリチェロは18位、ちょっと微妙なポジションです。

ナイトレースでドライバーの差が出ると思いきや、マシンの性能による差の方が大きかったようです。
同じチームで二人のドライバーのタイム差が大きかったのはルノーとホンダだけでした。

今回の決勝はトップ3チームの争いと中段グループの争いがポイントでしょう。
抜きにくいコースではあるものの、ナイトレースでどのようなドラマが生じるか、楽しみなレースとなりそうです。



いよいよF1初のナイトレース、シンガポールグランプリの決勝がスタートします。
照明を1800個設置とのこと、映像からも明るさがわかります。
これだとドライバーにとっては、昼間のレースと大きな違いはないかもしれません。

多くのドライバーはハードタイヤでのスタートで、アロンソとロズベルグがソフトタイヤでのスタートのようです。
フォーメーションラップが終わり、いよいよレースがスタート。
マッサ、ハミルトン、ライコネンは順調にスタート。
中段は激しいポジション争いを行なっています。

1周終えて、トップはマッサ、以下、ハミルトン、ライコネン、クビサ、ベッテル、グロック、コバライネン、ハイドフェルド、トゥルーリ、ロズベルグのトッ プテンに、一貴、アロンソ、ウェーバー、バトン、クルサード、ブルデー、バリチェロ、ピケ、スーティル、フィジケラと続きます。
コバライネンが順位を落とし、アロンソがアップしています。

ナイトレースの為か、木の葉やゴミが舞っているのが目に付きます。
トゥルーリに引っかかっているロズベルグに、一貴とアロンソまで引っかかっています。
ここは一貴、ミスに注意です。

スタート直後にクビサとコバライネンは接触していましたね。
その為コバライネンが順位を落としていたようです。

残り58周、既にマッサがハミルトンとの差を広げ始めました。
ライコネンは大きく遅れていますから、燃料が多いのかもしれません。
ここでロズベルグがトゥルーリにしかけ、一旦抜きますが、マシンがふらついて、トゥルーリに抜き返されます。

後の一貴、直前のロズベルグとのペースに合わず、急ブレーキ。
危なく後のアロンソに抜かれそうになりますが、ここはなんとか抑えます。
やはり相当抜きにくいサーキットのようです。
ロズベルグは、何度もトゥルーリに仕掛けますが、なかなか抜くことが出来ません。

残り55周、ロズベルグがようやくトゥルーリをパス。
ロズベルグはソフトタイヤなので、戦略を考えても早めに抜く必要がありました。
しかし、かなりのハードブレーキングで、大きく白煙を上げましたから、しばらくはタイヤのバイブレーションが気になりそうです。
一貴はハードタイヤなので、トゥルーリを抜けるか、微妙のようです。

マッサのフロアに何かが引っかけたようです。
外れた様子がないので、ちょっと気になります。
ここで一貴、トゥルーリを抜いています。
今日の一貴は一味違いますね。

残り53周、今度はアロンソがトゥルーリをストレートの立ち上がりでオーバーテイク。
トゥルーリは、ペースが上がらないようです。
今度はウェーバーに迫られます。

残り47周、ライコネンがファーステストラップ、ハミルトンの後ろまで迫ってきました。
マッサはハミルトンより4秒以上先なので、ハミルトンのペースが今ひとつといえそうです。

ここでピケがクラッシュ。
かなり大きなクラッシュで、マシンの半分が大破しています。
コーナーの出口で膨らんで、軽く壁にヒット、そのまま反対側の壁に突っ込んだ形です。
ここでセーフティーカーが入ります。

ピケは自力でマシンを離れます。
ウェーバー、ロズベルグ、クルサード、バリチェロがピットイン。
しかしセーフティーカーが入ったタイミングと微妙なので、トップチームはピットに入れませんでした。
これで大きく順位が入れ替わりそうです。

ピットを終えていたバリチェロがコース上で止まっています。
こちらはマシントラブルのようです。
せっかくの良いタイミングでのピットインが無駄に終わりました。

残り44周でピットがオープンになり、マッサがピットイン、順調にと思ったら給油中にまたしてもスタート。
ホースを引きちぎって、ピット出口で一旦止まってホースを抜きますが、クルーが来てホースを抜くまで、相当大きなタイムロス。

完全にチームのサインミスで、給油中に青のサインが出ていました。
フェラーリは本当にトップを争っているチームなのでしょうか。
今年のピット作業は、お粗末過ぎます。

ハミルトンやライコネンもピットに入ります。
続々とピットインしていますが、ライコネンもマッサの作業ミスの煽りを受けて、大きく順位を落としました。

残り43周、ここでのトップはロズベルグ、以下、トゥルーリ、フィジケラ、クビサ、アロンソ、ウェーバー、クルサード、ハミルトン、ベッテル、グロックの トップテンに、ハイドフェルド、一貴、バトン、コバライネン、スーティル、ライコネン、ブルデー、マッサと続きます。
ピットに入っていないとはいえ、フィジケラの3位は驚きです。
トゥルーリもピットに入っていません。

そして残り42周で、ペースカーがいなくなりレースが再開。
今のペースカー導入によって、大混乱のレースとなりました。
この混戦を制するのは誰になるでしょうか、楽しみが増えました。

残り38周、ロズベルグとクビサに対してピットインのタイミングに対する審議が行なわれています。
マッサが、先ほどのトラブルの件で危険行為と判定され、ドライブスルーのペナルティーです。
今日のマッサは、かわいそうなくらい散々です。

残り37周、ロズベルグとクビサに対して、ピットストップ10秒のペナルティーが出ました。
これはピットがクローズ中にピットに入ったことによるペナルティー。
微妙なタイミングでしたから、仕方のないところでしょうか。

残り34周、クビサがペナルティーに入ります。
クビサは最後尾近くまで落ちました。
ここでウェーバーが大きくコースオフ、コースには戻りますが、大きく順位を落とします。
そして残り33周、ロズベルグがペナルティーに入ります。

これで暫定ながらトゥルーリがトップ、2位フィジケラ、3位アロンソとなります。
アロンソはピット作業を終えているので、実質トップ。
今年の初勝利はなるでしょうか。

残り28周、トゥルーリがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、9.9秒でピットアウトします。
完全にワンストップ作戦です。
これでアロンソがトップに立ちます。

コースに復帰したトゥルーリに一貴が迫ります。
ストレートで並びかけますが、ここでは無理。
さすがにトゥルーリの新品のソフトタイヤが効果を発揮しているのでしょうか。

ここでマッサがようやくブルデーをかわします。
そして残り27周でコバライネンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、8.4秒でピットアウトします。
変則の2ストップに変更で、ポジションアップを狙うようです。

残り23周、一貴がトゥルーリをパス。
トゥルーリはソフトタイヤの不安定期に入ったようです。
その後でライコネンも直後に迫り、すんなりオーバーテイク。
さすがにフェラーリの速さは違います。

残り21周でトップはアロンソ、以下、ロズベルグ、クルサード、ハミルトン、グロック、ベッテル、ハイドフェルド、一貴、ライコネン、トゥルーリのトップ テンに、バトン、コバライネン、フィジケラ、スーティル、クビサ、マッサと続きます。
ここでロズベルグがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、8.7秒でピットアウトします。
ハイドフェルドの後、7位でコースに復帰です。

残り20周、トップのアロンソがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、7.6秒でピットアウト、トップでコースに復帰です。
ここでアロンソに詰まって加速に失敗したクルサードを、ハミルトンがパス。
さすがに抜け目がありません。

残り12周、トップのアロンソに、2位ロズベルグ、そしてライコネンが3位です。
ただ、ライコネンは、もうワンストップ必要なようです。
ここでトゥルーリがスローダウン、そのままリタイアです。
ライコネンがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.6秒でピットアウトします。
グロックの後、5位でコースに復帰します。

マッサがスピンをしてコースに復帰する際に、気をとられたスーティルがクラッシュ。
ここで再びセーフティーカーが入ります。
終盤に来て、タイム差が一気に縮まります。

残り9周でトップがアロンソ、以下、ロズベルグ、ハミルトン、グロック、ライコネン、ベッテル、ハイドフェルド、クルサード、一貴、バトンのトップテン に、コバライネン、クビサ、フィジケラ、マッサ、ブルデーと続きます。

残り8周でレースが再スタート。
アロンソが上手いリスタートで、差を広げます。
9位の一貴が、8位のクルサードに仕掛けますが、ちょっと抜くには至りません。

残り6周、アロンソは既に2位ロズベルグに6秒差。
久しぶりの優勝に向けて、快走しています。
2位のロズベルグ以下は、接近戦がいたるところで行なわれています。

残り4周、ライコネンがクラッシュ。
危ないといわれていた縁石に乗ってしまいました。
今年のライコネンは、何か集中力の不足を感じてしまいます。
これで一貴がポイント圏内。

残り3周、アロンソはペースを落とし始めました。
5秒くらい差があるので、無理はしません。

そしてファイナルラップに入ります。
そのままチェッカーフラッグ。
いままで表彰台すら得られなかったアロンソが、今期会心の初優勝です。

2位にはロズベルグ、ペナルティーを考えると、これも見事な表彰台です。
3位にハミルトンと、チャンピオンに大きく近づく6ポイント獲得。

トヨタのグロックが4位、8位一貴が久しぶりのポイント獲得。
バトンが惜しくも9位ですが、リタイアの二人を除くと、波乱のレースで日本勢は結果を残しました。

ベッテルが5位と、こちらも好調をキープ。
BMWはハイドフェルドの6位が精一杯でした。

これでチャンピオンシップはハミルトンが一歩リード。
しかし7ポイント差なので、まだまだ分かりません。
チームではフェラーリの失態でマクラーレンがトップに浮上。
しかし差はわずかで、こちらもまだまだ分かりません。

しかし、今週末ダントツの速さを見せたフェラーリは、チームのミスで全てをフイにしました。
(ライコネンのミスも、ハミルトンに遅れをとって、無理をしたからでしょう。)
ピットのミスがこれほど多いのに、まったく改善しないようでは、チャンピオンは狙えませんね。
来季は、チームのトップの入れ替えが必要かもしれません。

また、マクラーレンの意外な遅さも気になりましたね。
初物のコースでは、セッティングの方向性が見えないのかもしれません。
(もしくは、タイヤに厳しいサーキットなので、タイヤの空気圧を下げられなかったのかも。)

それにしても、アロンソは勝てると思った瞬間から、走りが見違えました。
さすがに2年連続チャンピオンを獲得しただけのことはあります。
これだけの走りを見せられると、ルノーチームにも気合が入るのではないでしょうか。
今後に期待ですね。

次戦はいよいよ日本グランプリです。
このレースでペースを掴んだようなので、このままの勢いで、活躍してほしいものです。
また、チャンピオンシップもいよいよ佳境に入ります。
ハミルトンが一気に王手をかけるのか、マッサが巻き返すのか、などなど、楽しみなレースに期待しましょう。




結果
ポールポジション  フェリペ・マッサ

優勝  フェルナンド・アロンソ
2位  ニコ・ロスベルグ
3位  ルイス・ハミルトン

ファーステストラップ  キミ・ライコネン

第15戦レース結果

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