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2008年 F1 TV観戦記 ドライバー総観 |
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最後の瞬間まで ギリギリの熱い戦いが続いた、２００８年の各ドライバーについて振り返ってみましょう。 ＣａｒＮｏ．１ キミ・ライコネン（フェラーリ） シリーズランキング3位 去年同様にトラブルが多いシーズンで、ランキングは3位どまりでした。 マシンがドライビングタイルに合わなかったようで、僚友マッサの後塵を拝するシーンも多く見られました。 ただ、ファーステストラップは10回も記録するなど、レース中の速さは変わらず、安定した速さをキープできなかった点が低迷の要因だったようです。 ＣａｒＮｏ．２ フェリペ・マッサ（フェラーリ） シリーズランキング2位 今年は安定した速さが光り、チャンピオンに肉薄するも、トラブルに泣いて1ポイント差の2位でした。 特に最終戦の表彰台での表情が印象的で、来季はますます強くなることを予感させる良い表情をしていましたね。 マシンの速さを上手く活かした走りでしたが、チームのミスとマシントラブルが多すぎました。 ＣａｒＮｏ．３ ニック・ハイドフェルド（BMWザウバー） シリーズランキング6位 堅実なドライビングが光ったものの、予選で一発のタイムを出すことは相変わらず苦手なようで、ランキングは6位どまり。 レース中は速いのですが、予選が悪い為に消極的な戦略となってしまうので、今ひとつ成績につながりませんでした。 ＣａｒＮｏ．４ ロバート・クビサ（BMWザウバー） シリーズランキング4位 終始安定感のある走りで、一時はチャンピオンシップをリード。 結果ランキングは4位でしたが、速さと安定感を兼ね備えたドライビングが光りましたね。 運もあったものの初優勝も経験、あとは良いマシンを得るだけでしょうか。 ＣａｒＮｏ．５ フェルナンド・アロンソ（ルノー） シリーズランキング5位 終盤脅威の2連勝で、ランキング5位を確保しました。 さすがに元ワールドチャンピオンらしく、数少ないチャンスを確実にものにしての2連勝は見事という他ありません。 チームを引っ張る能力の高さも、他のドライバーには無い重要な要素といえそうです。 ＣａｒＮｏ．６ ネルソン・ピケJr（ルノー） シリーズランキング12位 初年度はチームメイトに埋もれてしまった印象ですが、これは相手が悪すぎですね。 とはいえ、ミスが多すぎるのも気になる新人だったといえそうです。 これでちょっとでも速さを見せてくれていたら評価も変わったのですが、速さを感じられない点が将来を考えると不安があります。 ＣａｒＮｏ．７ ニコ・ロスベルグ（ウィリアムズ） シリーズランキング13位 速さに安定感が加わって、2度の表彰台を獲得したものの、ランキングは13位どまりでした。 マシンに足を引っ張られた感はあるものの、チームを引っ張るには若すぎるのでしょうか。 また、コースによって好き嫌いが大きいようで、安定した速さが今後の課題ともいえそうです。 ＣａｒＮｏ．８ 中嶋 一貴（ウィリアムズ） シリーズランキング15位 初戦やモナコでポイントゲットするも、マシンに足を引っ張られてランキングは15位どまりでした。 デビューシーズンにしては安定した走りでしたが、今ひとつ速さを見せられなかった点がマイナスポイントかもしれません。 来季は全体的なレベルアップが望まれますね。 ＣａｒＮｏ．９ デビッド・クルサード（レッドブル） シリーズランキング16位 引退発表後は走りにも精彩を欠いてしまい、ランキングは16位でした。 特に周りが見えていない悪癖が再発？、接触が多かったのが残念なラストシーズンとなってしまいましたね。 ＣａｒＮｏ．１０ マーク・ウェーバー（レッドブル） シリーズランキング11位 ベテランらしい地味な走りながらポイントを重ねて、ランキング11位を確保しました。 とはいえ、速さは感じられず、来季のチームメートとのバトルには不安が残りそうです。 ＣａｒＮｏ．１１ ヤルノ・トゥルーリ（トヨタ） シリーズランキング9位 相変わらず予選が上手く、マシンの好調にも支えられて、ランキングは9位を獲得です。 ただ、安定感は増してきたのですが、速さにはちょっとした陰りも見られるようで、来季は正念場かもしれません。 ＣａｒＮｏ．１２ ティモ・グロック（トヨタ） シリーズランキング10位 F1再挑戦ですが、シーズン中に確実な成長を見せて、ランキング10位を確保しました。 これまでの経験が無駄にならなかったようで、シーズン後半にはトゥルーリを上回るシーンもよく見られました。 ちょっと驚きのドライバーで、来季のさらなる成長にも期待が出来そうです。 ＣａｒＮｏ．１４ セバスチャン・ブルデー（トロロッソ） シリーズランキング17位 F1初戦の開幕戦は良かったのですが、以後はチームメイトの影に隠れてランキングは17位どまりでした。 初年度で速いチームメイトに当たってしまったのは不運ですが、これで沈んでしまうようでは、F1では生き残れません。 あと一年見てみたいドライバーではあるのですが、現時点では参戦チームは未定です。 ＣａｒＮｏ．１５ セバスチャン・ベッテル（トロロッソ） シリーズランキング8位 雨で混乱があったとはいえ驚きの初優勝で、ランキング8位を獲得。 特に雨のコンディションでの速さは特筆もので、セナやミハエルの雨での速さすら思い出させてくれます。 ただ、ドライコンディションでも速いものの、印象は今ひとつ。 ドライでのレースと安定した速さが今後の課題といえそうです。 ＣａｒＮｏ．１６ ジェンソン・バトン（ホンダ） シリーズランキング18位 今年は良いところがまったく無しで、ランキングは18位どまりでした。 しかもホンダの撤退で、来季の不安は募るばかりです。 ＣａｒＮｏ．１７ ルーベンス・バリチェロ（ホンダ） シリーズランキング14位 久しぶりに表彰台を獲得して、ランキングは14位を確保。 今年はバトンに勝っていたレースも多く、久しぶりにバリチェロらしい速さをちょっぴり見せてくれました。 とはいえ来季は未定、F1最多参戦ドライバーの引退の可能性も高そうです。 ＣａｒＮｏ．１８ 佐藤 琢磨（スーパーアグリ） シリーズランキング21位 今年は印象的な走りが出来る前にチームが消滅。 残念なシーズンとなりました。 来季の参戦に期待したいところですが、ライバルも強力です。 ＣａｒＮｏ．１９ アンソニー・デビッドソン（スーパーアグリ） シリーズランキング22位 こちらもまともな走りが出来ずにチームが消滅。 来季も諦めたようです。 ＣａｒＮｏ．２０ エイドリアン・スーティル（フォースインディア） シリーズランキング20位 モナコでは目立った走りでしたが、マシンの遅さは如何ともしがたく、得点ならずでした。 強力なチームメイトと同等の走りは評価できますが、実力が判断できないシーズンともいえます。 ＣａｒＮｏ．２１ ジャンカルロ・フィジケラ（フォースインディア） シリーズランキング19位 雨や荒れたレースでは良い位置を走ったりしましたが、残念ながら得点ならず。 ベテランで速いのですが、良いチームでは成績が残せない、変わったドライバーですね。 今期は遅いチームなので、速いチームメイトでも勝てましたし．．． ＣａｒＮｏ．２２ ルイス・ハミルトン（マクラーレン） シリーズランキング1位 最終戦の奇跡的なポジションアップでチャンピオン獲得。 今期はマシンの速さを生かした走りが印象的だったと共に、オーバーテイクの際にトラブルを発生することも多かったシーズンでした。 速さにおいては誰もが認める素晴らしさがあしますが、レースドライバーらしいバトルが出来ないという欠点もあるようです。 まあ、参戦2年目ですから仕方の無いことともいえるでしょう。 来季はチャンピオンらしい、堂々としたレースを期待したいですね。 ＣａｒＮｏ．２３ ヘイキ・コバライネン（マクラーレン） シリーズランキング7位 初優勝は飾ったものの、最後までマシンがドライビングに合わず、ランキングは7位どまりでした。 これまでの経験からすれば、もっと速く走れるはずなので、来季のマシンに期待というところでしょうか。 注)シリーズランキングは公式には18位(ポイント獲得ドライバーのみ)までです。 ここでは便宜上ランキングをつけています。 今年は、初優勝のドライバーが3人も出た、変化の多いシーズンだったといえそうです。 最近は新しいドライバーの参戦が多く、世代交代したものと思っていたら、ここでまた新たな世代が台頭してきたようです。 まさに群雄割拠の状態といえるでしょう。 来季は、今期と同じドライバーで望むチームも多く、新しいレギュレーションと相まって、今年以上に混戦が期待できそうな予感がします。 マシンとコースとドライバーの組み合わせて、グランプリごとに速いドライバーが変わっていきそうです。 ですから、如何に安定した成績を残すことが出来るか、これがチャンピオンシップを獲得する為には大切になるシーズンとなるでしょう。 チーム総観へ ページトップへ |
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