2009年 F1 TV観戦記 第5戦 スペインGP |
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F1第5戦 スペインGPがいよいよ開幕です。 ポールポジションはバトンが獲得、2番にはベッテルが入り、3番はバリチェロ、ここまでの勢いそのままのトップ3です。 このトップ3は燃料が軽めなことが予想されますが、4位以下とのピット戦略の差が気になります。 4番手はマッサとようやくフェラーリが復調の兆しですが、ライコネンは予選を失敗して16番。 マクラーレンのハミルトンが14番まで落ち込み、他のチームの進歩に、ちょっとついていけないようです。 一貴は11番と、僚友ロズベルグの9位に対して、またも差をつけられましたが、戦略がはまれば面白いかもしれません。 今回の予選も、かなり変化がありました。 ヨーロッパラウンドの初戦だけに、各チームに進歩が感じられます。 予選のタイムが接近しているので、決勝の戦略が楽しみなレースとなりそうです。 さあ、いよいよヨーロッパラウンドの初戦、スペイングランプリの決勝がスタートします。 ほとんどのドライバーが、ソフトタイヤでスタートするようです。 フォーメーションラップが順調に終わり、いよいよレースがスタート。 バリチェロがバトンを抜いてトップに立ち、KERSを上手く活かしたマッサが3位に浮上します。 後方も順調なスタートで、つばぜり合いもスタートです。 ここで、中段のマシンが多重クラッシュ。 トゥルーリがコースの外に押し出され、コースに戻る際に、スーティルやブエミやブルデーを巻き込みました。 トロロッソはいきなり全滅です。 当然、セーフティーカーが入ります。 一貴も混乱に巻き込まれ、ノーズを壊してピットインしたようです。 6周目、残り61周でセーフティーカーがいなくなり、レース再開です。 トップはバリチェロ、以下、バトン、マッサ、ベッテル、ウェーバー、アロンソ、ロズベルグ、グロック、ハイドフェルド、ライコネンのトップテンに、コバライネン、クビサ、ピケ、ハミルトン、フィジケラ、一貴と続きます。 アロンソがウェーバーをいったん抜きますが、芝生に乗り上げてロス。 その隙にウェーバーがポジションを取り返します。 コバライネンが直線でスローダウン。 マシントラブルのようですが、後続のマシンと接触しそうになりました。 何とかかわして、一安心です。 残り55周での順位は、トップがバリチェロ、以下、バトン、マッサ、ベッテル、ウェーバー、アロンソ、ロズベルグ、グロック、ハイドフェルド、ライコネンのトップテンに、クビサ、ハミルトン、ピケ、フィジケラ、一貴と続きます。 ピケがハミルトンに抜かれていました。 残り54周、KERS故障のライコネンが、ハイドフェルドに迫ります。 今回のフェラーリは、KERS無しでもBMW以上の速さを持っています。 重いにもかかわらずに、これだけの速さですから、フェラーリは速さを取り戻したと言えそうです。 残り49周でグロックがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.8秒の給油でピットアウトします。 残り48周でバトンもピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、9.3秒の給油でピットアウト。 ここでライコネンがスローダウンしています。 駆動系か電気系のトラブルでしょうか。 残り47周でバリチェロがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、6.7秒の給油でピットアウトします。 かなり短い給油なので、3ストップが予想されます。 ロズベルグの前でコースに復帰です。 残り46周、マッサとベッテルが同時にピットイン。 マッサはソフトからソフトタイヤに交換、8.6秒の給油でピットアウト。 ベッテルもソフトからソフトタイヤに交換、タイヤ交換に気持ち手間取りましたが、ほとんどロスはなく8.7秒でピットアウトです。 このピット作業では、順位は変わらずです。 残り43周で、クビサがピットインしています。 3ストップが予想されるバリチェロが、良いペースです。 バトンは、作戦を切り替えて、2ストップにしたようで、現状では実質のトップです。 残り41周でロズベルグがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、7.4秒の給油でピットアウトします。 現在トップのバリチェロは、1ストップ分を稼ぐために飛ばしています。 今回のトップ争いは、戦略が違うバリチェロとバトンで、ブラウンGP同士での対決となっています。 残り35周でバリチェロが2度目のピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、6.7秒の給油でピットアウトします。 ベッテルの後ろでコースに復帰です。 ハミルトンとハイドフェルドもピットに入っています。 ピットの直後でペースが上がらないハミルトンに引っかかったグロックに、ハイドフェルドが仕掛けますが、ここはグロックが抑えます。 残り30周での順位は、トップがバトン、以下、マッサ、ベッテル、バリチェロ、ウェーバー、アロンソ、ロズベルグ、ハイドフェルド、一貴、ハミルトン、のトップテンに、グロック、クビサ、ピケ、フィジケラと続きます。 バリチェロのペースが上がらず、なかなかベッテルに近づけません。 バトンよりペースが悪いので、逆転は難しそうな状況です。 残り27周、マッサの左フロントのホイールカバーが飛んでしまったようです。 さほど影響はなさそうですが、ちょっと気になります。 残り24周、ハミルトンのチームラジオでは、リアタイヤが厳しいようです。 ここでマッサとベッテルが同時にピットイン。 共にソフトタイヤからハードタイヤに交換。 マッサが7.7秒、ベッテルが8.7秒でピットアウト。 マッサとベッテルの順位は変わらず、ベッテルはスタートからここまで、マッサ一人に抑えられています。 残り22周でアロンソがピットインしていました。 コースに復帰直後に、ハミルトンと際どいバトル。 ここはアロンソ、意地でハミルトンを抑えました。 タイヤが厳しいハミルトンも無理はしません。 残り18周、バトンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、8.7秒の給油でピットアウト。 3位(実質1位)でコースに復帰です。 ハミルトンもピットに入っています。 残り17周でロズベルグがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、7.2秒の給油でピットアウトします。 ここでバリチェロが、残り16周でピットイン、ウェーバーも同時です。 バリチェロが、ソフトからハードタイヤに交換、6.1秒の給油でピットアウト。 バリチェロ2位、ウェーバー3位でコースに復帰、ベッテルはマッサに引っかかって、ウェーバーに抜かれた形です。 残り16周でトップはバトン、以下、バリチェロ、ウェーバー、マッサ、ベッテル、アロンソ、ハイドフェルド、ロズベルグ、一貴、ハミルトンのトップテンに、グロック、クビサ、フィジケラ、ピケと続きます。 残り10周、なんとマッサの燃料が足りないというチームラジオ。 ここまでチーム戦略がひどいと、マッサやライコネンがかわいそうです。 これでもチームの改革がないフェラーリは、完全に昔のイタリアチームに戻ってしまいましたね。 先が思いやられます。 残り8周、グロックがハミルトンに迫りますが、ハミルトンの上手いライン取りで、ちょっと抜けません。 今回のトヨタは、他チームの進歩についていけなかったようですね。 残り4周、マッサがベッテルに抜かれました。 何か譲ったような印象で、完全な燃費走行に切り替えたようです。 後ろのアロンソのタイムを見ながら、最後まで走れるように燃費走行を行なっています。 ここでの順位はトップがバトン、以下、バリチェロ、ウェーバー、ベッテル、マッサ、アロンソ、ハイドフェルド、ロズベルグ、ハミルトン、グロックのトップテンに、クビサ、ピケ、一貴、フィジケラと続きます。 そしてバトンが、ファイナルラップに入ります。 ここでマッサの後ろにアロンソが見えてきました。 このペースでは、アロンソは抑えられないでしょう。 すぐにアロンソに抜かれ、マッサは6位まで転落。 このままバトンがトップチェッカー、バリチェロも続いて、ブラウンGPのワンツーフィニッシュです。 3位にはウェーバーが入り、終盤までマッサに抑えられたベッテルは4位を確保です。 今回は、ブラウンGPの戦略の切れが目立ったレースとなりました。 さすがにロス・ブラウン、マシンの速さで並ばれても、戦略のよさでトップを確保するところはさすがです。 レッドブルは、ブラウンGPと同等の速さを見せるものの、全体ではちょっと及ばない印象を感じます。 ヨーロッパラウンドに入って、マシンが一番進化したフェラーリは、戦略面では後退しています。 ルノーがじっくり上がっているのは、さすがにアロンソの力でしょう。 それにしても、今回はKERS搭載がフェラーリとマクラーレンだけという、悲惨な状態となっています。 お金がないチームは、開発自体が難しいという印象すらあります。 その割には、来期は大幅な予算削減案を出すなど、FIAの現実を理解しない非常識な態度には、かなりの疑問を感じてしまいますね。 次戦は伝統のモナコグランプリです。 マシン以上に、ドライバーの力量が重要なサーキットなので、これまでと違ったレースに期待しましょう。 結果 ポールポジション ジェンソン・バトン 優勝 ジェンソン・バトン 2位 ルーベンス・バリチェロ 3位 マーク・ウェーバー ファーステストラップ ルーベンス・バリチェロ 第5戦レース結果 第6戦 第4戦 ページトップへ |
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