2009年 F1 TV観戦記 第17戦 アブダビGP
 
 
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F1第17戦 アブダビGPがいよいよ開幕です。

はじめてF1が開催されるサーキットで、ポールポジションはハミルトン、圧倒的な速さで全てのセッショントップ通過です。
2番はベッテルで3番ウェーバーが続き、バリチェロ4番でバトンが5番です。
ここまでは今年後半の流れに準じた順位といえそうです。

トゥルーリが6番と好位置ですが、可夢偉は12番と微妙なところ。
最後のレースのBMWはクビサが7番、ハイドフェルドが8番、最後に表彰台に上るにはちょっと離れています。
フェラーリ最後のライコネンも11番手と不調、フィジケラにいたっては最下位です。

ブエミが10位と、いよいよトロロッソでもニューウェイのマシンが真価を発揮してきたようですが、時すでに遅し?
一貴は14番と、来期のF1出場が危ぶまれる予選に終わりました。

今年最後のレースはチャンピオンシップに関係ない、吹っ切れたバトルが期待できそうです。
さらに下位のドライバーは来期のシートを獲得する為にも、熱い走りが予想されます。
決勝では、制限がない思いっきりの良いバトルを期待しましょう。




さあ、初開催のアブダビグランプリの決勝レースは、スタート時で既に夕日が近い、初のトワイライトレースともなります。
明るさがどんどん変わって行く状況で、レース展開に変化があるのか、注目しましょう。

ピット戦略は燃料の搭載量から、上位が2ストップ、下位は1ストップが予想されます。
スタートは気温の高さを考慮したのか、ハードタイヤでスタートするドライバーが多いようです。

フォーメーションラップが終わり、スタート。
やはりKERSのハミルトンが速く、ベッテルが2位、ウェーバー3位と上位は変わりません。
大きなアクシデントはなかったようですが、ポジション争いが熾烈です。

ここでトゥルーリとクビサが少し接触、クビサが順位を上げます。
バトンとバリチェロは、いつの間にか順位が入れ替わりました。

オープニングラップはハミルトンが取り、以下、ベッテル、ウェーバー、バトン、バリチェロ、クビサ、トゥルーリ、ハイドフェルド、ロズベルグ、ブエミのトップテンに、可夢偉、ライコネン、コバライネン、一貴、リウッツィ、フィジケラ、グロージャン、アロンソ、アルグエルスアリ、スーティルと続きます。

バトンがウェーバーに迫っています。
若干燃料が軽いことも影響しているのかもしれませんが、予選より決勝がいいのは最近のブラウンGPの特徴ですね。

バリチェロはクビサにも迫られ、苦しい状況です。
バリチェロはスタート直後にウェーバーと接触、フロントウイングが少し壊れていたのですね。
ピットに入るまでは苦しいバトルが続きそうです。

スタートのリプレイ、今回はレースの途中の任意の場所で、CGを作ることが出来るようです。
技術革新がどんどん進んでいるのですね。

残り49周、ハミルトンとベッテルが素晴らしいペースで逃げています。
ウェーバーは少し遅れ、バトンも少し遅れて続く展開です。

残り44周でハミルトンが軽くオーバーラン、若干開いていたベッテルとの差が一気に縮まりました。
ちょっとハミルトンのペースが上がらないようで、タイヤにフラットスポットが見えています。
ウェーバーも、ハミルトンに抑えられる形のベッテルとの差を縮めてきています。
今回のマクラーレンのマシンは、速い代わりにタイヤに厳しいセッティングなのかもしれません。

残り39周でバリチェロがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.0秒の給油でピットアウト。
クビサもピットイン、9.3秒の給油でピットアウト。
トンネルを通ってコースに合流していきます。

残り38周でハミルトンがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、8.6秒の給油でピットアウト。
バトンもピットに入り、10.2秒の給油でピットアウト。
バトンは可夢偉の目の前でコースに復帰。
しかし攻める可夢偉にバトンはちょっと膨らんで、その隙に可夢偉がオーバーテイク。
燃料の差があるとはいえ、なかなかいい攻めでした。

残り37周でウェーバーがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.3秒の給油でピットアウト。
ここでベッテルが飛ばしています。
ハミルトンには、チームラジオで右リアブレーキに問題の可能性があるという情報が与えられます。
それでペースが上がらなかったようです。

そして残り36周でベッテルがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.3秒の給油でピットアウト。
ベッテルはハミルトンの前でコースに復帰です。
なんとトロロッソのアルグエルスアリは、レッドブルのピットに間違えて入っていました。
危うくベッテルのピットインを邪魔してしまうところだったようです。

残り35周でハミルトンがピットイン、そのままガレージに入り、リタイアです。
ラジオで言っていたブレーキでしょうか、右リア部分をチェックしています。
リタイア直前にハミルトンはブレーキングでスモークを上げ、オーバーランしていましたから、仕方のないところですね。

残り34周、ベッテルとウェーバーの差は、6.0秒まで開いています。
ここで暫定ながら可夢偉が3位を走行。
トップはベッテル、以下、ウェーバー、可夢偉、バトン、バリチェロ、ライコネン、コバライネン、ハイドフェルド、トゥルーリ、クビサ、のトップテンに、ロズベルグ、一貴、ブエミ、リウッツィ、フィジケラ、アロンソ、グロージャン、スーティルと続きます。
下位スタート(11位以下)のワンストップ勢がまだピットに入っていないので、順位が大きく変わっています。

残り33周、ロズベルグはチームと、リスクを犯してトゥルーリを抜くかという話をしています。
日没の時間が近づき、照明が目立つようになってきました。
いよいよナイトレースに近づきつつあります。

残り28周、軽い可夢偉がウェーバーに迫りつつあります。
逆にバトンは可夢偉に置いていかれる展開、燃料重量の差があるとはいえ、なかなかいい走りをしています。
このままいけば来期のトヨタからのフル参戦が、現実味を帯びてきそうです。

残り27周、ワンストップのライコネンがバリチェロに迫りつつあります。
しかしここでピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、9.9秒の給油でピットアウトします。
気温が下がってきているはずなので、ソフトタイヤのロングランでも大丈夫という計算でしょう。

残り25周で可夢偉がピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、9.4秒の給油でピットアウト。
ブエミの後ろでコースに復帰します。
既にかなり暗くなり、ほとんどナイトレース状態となっています。

残り22周、まだピットに入っていないアロンソに、可夢偉が攻め立てられています。
きれいにアロンソがオーバーテイク、さすがに経験と燃料重量が違いすぎましたね。
そのアロンソは残り21周でピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、8.2秒の給油でピットアウトします。

残り20周でトップはベッテル、以下、ウェーバー、バトン、バリチェロ、ハイドフェルド、トゥルーリ、クビサ、ロズベルグ、ブエミ、可夢偉のトップテンに、コバライネン、一貴、アロンソ、リウッツィ、スーティル、グロージャン、フィジケラと続きます。

残り17周でロズベルグがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、8.1秒の給油でピットアウト。
コバライネンの前でコースに復帰です。

残り16周でクビサがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.6秒の給油でピットアウト。
可夢偉の後ろ、9位でコースに復帰です。

残り15周でウェーバーがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.6秒の給油でピットアウト。
トゥルーリの後ろでコースに復帰します。

残り14周でバリチェロとハイドフェルドが同時にピットイン。
バリチェロがハードからソフトタイヤに交換、7.2秒の給油でピットアウト。
ハイドフェルドが6.6秒の給油でピットアウトしますが、バリチェロには及ばず。
共に可夢偉の前でコースに復帰します。

ここでブエミと競ったクビサが軽く接触してスピン、なんとか体制を立ちなおしてコースに復帰しますが、順位を落とします。

残り13周でベッテルがピットインを終えて、コースに復帰しています。
そしてバトンがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、5.9秒の給油でピットアウトします。

残り13周でトップはベッテル、以下、ウェーバー、バトン、バリチェロ、ハイドフェルド、可夢偉、トゥルーリ、ブエミ、ロズベルグ、クビサのトップテンに、コバライネン、ライコネン、一貴、アロンソ、リウッツィ、グロージャン、フィジケラ、スーティルと続きます。

残り10周、トゥルーリが可夢偉に迫りつつあります。
トゥルーリの意地 対 可夢偉の勢いという印象でしょうか。

残り4周でバトンがウェーバーに迫っています。
さすがにプレッシャーがなくなり、いい走りを披露していますね。
ただウェーバーも少しは余裕がありそうで、要所ではちょっと離れます。

残り2周、バトンがウェーバーを狙っています。
かなり厳しいウェーバーは、ギリギリのドライビングでバトンを抑えます。
そしてファイナルラップ、バトンが2度並びかけますが、わずかに及ばず。

ここでベッテルがトップチェッカー、ウェーバーがギリギリで抑えて、レッドブルのワンツーフィニッシュ。
バトンはわずかに及ばす3位でしたが、チャンピオンにふさわしいドライビングといえるでしょう。

そして可夢偉が6位でポイント獲得、予選で負けたトゥルーリを抑えてのポイント獲得は、素晴らしいの一言です。
速さでは他の日本人F1ドライバーと同じくらいですが、結果に残せる力があるドライバーとしては日本人初といえるのかもしれません。
来年見たい日本人ドライバーの筆頭ですね。

一貴は残念ながらシーズン通じてポイントならず。
才能はあると思うのですが、勝ちたい意識を上手く走りにつなげられないところが、父親同様に弱点ともいえそうです。

今期のレースはこれで終了、いろいろな面で来期の楽しみが発見できたグランプリだったといえそうです。
各チームは、まだドライバーが確定していないところが多く、これから久しぶりに本当のストーブリーグとなります。
来期の各チームのドライバーがどうなるのか、レースが終わっても楽しみが続きそうですね。



結果
ポールポジション  ルイス・ハミルトン

優勝  セバスチャン・ベッテル
2位  マーク・ウェーバー
3位  ジェンソン・バトン

ファーステストラップ  セバスチャン・ベッテル



第17戦レース結果

レース総観                                     第16戦

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