2009年 F1 TV観戦記 第13戦 イタリアGP
 
 
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F1第13戦 イタリアGPがいよいよ開幕です。

ポールポジションはハミルトン、2番手に驚きのスーティルが入りました。
3番手はライコネン、フェラーリ地元の意地で表彰台圏内を確保です。

4番手はコバライネン、5番手はバリチェロ、6番手はバトン、7番手リウッツィと、さすがにパワーサーキットでは、メルセデスエンジンのパワーが光っている印象です。
それにしてもリウッツィ、久しぶりの割りに結構速いですね。

疑惑のルノーはアロンソが8番手獲得、さすがに落ち着いています。
ベッテルは9番手、ウェーバーは10番手と今回のレッドブルは不発、チャンピオンシップが厳しくなるかもしれません。
フェラーリ期待?のフィジケラは今ひとつの14番手、フェラーリマシンに対する慣れが必要なのでしょうか。

トヨタはトゥルーリの11番手が精一杯、グロックは16番手です。
一貴はロズベルグを上回るも17番手に沈みました。

今回はメルセデスエンジンが相当有利な展開のようで、地元フェラーリがどこまで食い込めるか、注目のレースとなります。



いよいよイタリアグランプリの決勝がスタートします。
上位3台は2ストップ、以下のトップテンの多くは1ストップが予想されています。
ピットストップで順位が入れ替わる、動きのあるレースとなりそうです。
今回はルノーがKERSを使用、高速サーキットにマシンを合わせてきました。

フォーメーションラップが終わり、レーススタート。
ライコネンがいい加速を見せるも、ハミルトンが上手く抑え、ハミルトン・ライコネンの順番となります。
後方ではちょっと混乱して、エスケープゾーンを抜けてきたマシンも見られます。

バトンがコバライネンをパス、今回のバトンは走りが復活しています。
久しぶりの優勝も期待できそうです。
ここでウェーバーがストップ、早くもリタイアです。
ここでリウッツィもコバライネンをかわします。
フォースインディアは素晴らしい速さですが、久しぶりのリウッツィも良い走りですね。

オープニングラップはハミルトンが取り、以下、ライコネン、スーティル、バリチェロ、バトン、リウッツィ、コバライネン、ベッテル、アロンソ、クビサのトップテンに、フィジケラ、ハイドフェルド、トゥルーリ、ロズベルグ、一貴、グロージャン、グロック、ブエミ、アルグエルスアリと続きます。

ベッテルのペースが上がらないようで、アロンソ、クビサに抜かれてしまいました。
後ろにはフィジケラが迫っています。
残り50周でアロンソ、コバライネンを抜いて7位。
マシンの重量差が大きいようで、順位の変化が激しくなっています。

残り49周でロズベルグがピットイン、フロントウイングに物が挟まっています。
タイヤ交換と給油、そしてフロントの物を取り除いて、ピットアウト。
タイヤ交換にかなり手間取り、さらにタイムロスです。

クビサのノーズがちょっと壊れています。
ウェーバーとの接触で壊れたようです。
ウェーバーにとってはアンラッキー、壁に近い場所で接触して、そのままウォールに突っ込んでしまった形でした。

残り46周、軽いハミルトンのペースがよく、2位ライコネンを4秒離しています。
スーティルはしっかりライコネンについていて、重いバリチェロとバトンはトップから10秒以上遅れています。
現状ではハミルトンが有利ですが、軽くなったときのブラウンGP二人のペースにも注目でしょう。
ここでノーズを壊してパーツが落ちそうなクビサに、強制ピットインの表示が出ました。

残り44周、クビサがピットイン、タイヤ交換とノーズ交換を行い、ピットアウトします。
左のブレーキあたりから少し白煙が出ています。

残り41周、ハミルトンがピットストップ前に、チームと無線で交信しています。
次はハードタイヤに交換するようですが、これは次のスティントを考えるとかなり疑問。
2回目のピットまでは速く走らないと、逆転される可能性があります。
燃料が軽くなったブラウンGPの二人は、これから速くなるはずです。

残り39周でハミルトンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、7.8秒と素早い給油でピットアウト。
2度目のピットインで順位がどうなるか、大注目です。
ハミルトンはバトンの後ろ、好位置でコースに復帰しました。
ここでクビサがピットイン、ガレージに入ってリタイアです。

残り36周、スーティルがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、7.3秒と見事な給油でピットアウト。
マシンが良いと、ピットクルーの作業もスムーズになりますね。
アロンソの後ろでコースに復帰です。

スーティルの真後ろのコバライネン、接近はしますが、抜ける勢いがありません。
KERSを使っても抜けない状態では、かなり厳しいですね。

残り34周、ライコネンがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、7.2秒の給油でピットアウト。
リウッツィの後ろ、アロンソの前という微妙な位置で、コースに復帰です。

残り31周でトップはバリチェロ、以下、バトン、ハミルトン、リウッツィ、ライコネン、アロンソ、スーティル、コバライネン、ベッテル、ハイドフェルドのトップテンに、フィジケラ、一貴、トゥルーリ、グロック、ブエミ、ロズベルグ、アルグエルスアリと続きます。
ハミルトン、ライコネン、スティルは1回ピットを済ませています。

ここでリウッツィが止まっています。
久しぶりにしては良いレースをしていただけに、残念ですね。
駆動系が壊れたようです。

残り27周でアロンソがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、9.9秒の給油でピットアウト。
ちょうど半分に割ったワンストップ作戦で、これ以降にピットインするマシンもワンストップとなるでしょう。
一貴の前でコースに復帰です。

残り26周でコバライネンがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、10秒ちょうどの給油でピットアウトします。
マクラーレンは二人のドライバーで戦略を変えてきました。
そしてベッテルもピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、10.1秒の給油でピットアウト。

残り25周でバトンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、9.1秒の給油でピットアウトします。
開いたスペースに戻れました。
そして残り24周でバリチェロがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、8.6秒の素早い給油でピットアウトします。
バトンよりかなり前でコースに復帰です。
バリチェロは、ハードタイヤでソフトタイヤのバトンより速く走っていたのですね、お見事。

残り23周でフィジケラがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、9.5秒の給油でピットアウトします。
こちらも二人のドライバーで戦略を変えてきました。

残り21周でトップがハミルトン、以下、ライコネン、スーティル、バリチェロ、バトン、アロンソ、一貴、トゥルーリ、コバライネン、グロックのトップテンに、ハイドフェルド、ベッテル、ブエミ、フィジケラ、グロージャン、ロズベルグと続きます。
一貴やトゥルーリ、グロックのトヨタエンジン勢と、トロロッソの二人はまだピットに入っていません。

残り20周でハミルトンとバリチェロの差は16秒、バトンと21秒差と、微妙なタイム差になってきました。
あと数周でワンストップ分のタイム差をつけられるか、注目です。

残り19周でハミルトンがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、7.7秒の給油でピットアウトします。
バトンの後ろでコースに復帰、マクラーレンのハミルトンは戦略でブラウンGPに抜かれた形です。
ハミルトンとしては、あと2周くらい欲しかったところでしょうか。

ここでベッテルがコントロールを乱し、シケインをショートカット。
どうもマシンの安定性がないようです。
スーティルも同じようにショートカット。
こちらはライコネンに迫ろうとして止まれなかった感じです。

残り18周でトゥルーリが始めてのピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.4秒の給油でピットアウトします。
一貴もピットインしているようです。

残り16周、ライコネンとスーティルが同時ピットイン。
ライコネンがソフトからハードタイヤに交換、6.9秒の給油でピットアウト。
と思いきや、一瞬エンジンストール。
スーティルはハードからハードタイヤに交換、9.5秒の給油でピットアウトします。

ライコネンが先に出て行きましたから、完全にエンジンストールしたわけではなかったようです。
スーティルは止まる位置を失敗して作業が遅れ、ライコネンは結果的にポジションキープです。
ミラーを壊すほどピットクルーにぶつかりましたから、ケガが心配です。

残り13周でトップはバリチェロ、以下、バトン、ハミルトン、ライコネン、スーティル、アロンソ、コバライネン、ハイドフェルド、ベッテル、フィジケラのトップテンに、一貴、トゥルーリ、グロック、ブエミ、グロージャン、ロズベルグと続きます。
ここでグロック、トゥルーリの後ろでシケインをショートカット。
走らないマシンは、ショートカットも多くなる傾向があることが、はっきり分かりますね。

今度はベッテルがコースオフ、何とかコースには復帰しますが、やはり走りが安定しませんね。
スーティルはずっとライコネンについていますが、抜こうとする気配には至りません。
コーナーでは相当速いものの、KERSの加速についていけない状態です。

残り8周でハミルトンがバトンの後ろに迫ってきました。
タイヤで有利なハミルトン、2位を奪い取ることができるでしょうか。
しかしバトン、ここは自己ベストで差を広げます。

残り5周、トゥルーリが一貴と接触?
トゥルーリが焦って一貴を抜こうとして止まりきれず、コーナーに無理に進入して接触したような感じです。
一貴はエスケープゾーンに逃れ、トゥルーリは縁石で軽く飛んでしまいました。

ペースを乱したトゥルーリに、グロックが仕掛けます。
並んで高速コーナーに侵入、トゥルーリが踏ん張りきれず、コースオフ。
トゥルーリはコースには戻れましたが、後ろのブエミにも抜かれてしまいました。

そしてファイナルラップに入ります。
なんとハミルトンがクラッシュ。
パーツが飛び散って、セーフティーカー導入です。

バリチェロがそのままトップチェッカー、バトンの2位で、ブラウンGPは久しぶりのワンツーフィニッシュ。
そして地元フェラーリのライコネンが3位表彰台を獲得。
スーティルは惜しくも4位で、表彰台はならず。

アロンソは5位と、チームの問題を感じさせない安定感を見せました。
フェラーリ期待のフィジケラは9位とポイント獲得ならず、いきなりのKERSですから、上手く使いこなせなかったのかもしれません。

これでチャンピオンシップはバトンが相当有利になりました。
チームメイトのバリチェロが14ポイント差、ベッテルが26ポイント差ですから、残り4戦での逆転は、バトンのノーポイントに期待するような状態となります。
チームとしてもブラウンGPがレッドブルに40ポイント差、こちらも大きな差をつけました。

次のレースがチャンピオンシップの正念場となりそうです。
ここでレッドブルのベッテルやウェーバーが大きくポイントを取り戻せないと、そのままブラウンGPに決まりそうな印象です。
ただバトンとバリチェロのポイント差が少ないので、チームメイト同士チャンピオンシップ争いが激しく白熱してくるかもしれません。
次戦も大注目のレースとなりそうです。



結果
ポールポジション  ルイス・ハミルトン

優勝  ルーベンス・バリチェロ
2位  ジェンソン・バトン
3位  キミ・ライコネン

ファーステストラップ  エイドリアン・スーティル



第13戦レース結果

第14戦                                     第12戦

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