2007年 F1 TV観戦記 第1戦 オーストラリアGP
 
 
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開幕戦のオーストラリアGPがいよいよ決勝です。
今年最初のポールポジションはライコネンです。
2位はアロンソで、タイム差がちょっと大きいのは燃料搭載量の差か、マシンの差か 気になるところです。
3位はハイドフェルドと、経験あるドライバーがトップ3を占めました。
日本勢はトヨタが8位と9位と良い位置につけています。
スーパーアグリが何と10位と11位、チームの予選最高位でホンダよりはるか上位に来ました。
そのホンダは14位と17位に沈みました。
スーパーアグリのポイント獲得とホンダの巻き返しに期待しましょう。


さあ、いよいよ2007年F1開幕戦の決勝レースが始まります。
フォーメーションラップのスタートでトゥルーリのマシンから煙が出ました。
大きなトラブルで無ければ良いのですが、心配です。

レーススタート、ライコネンは順当なスタートですが、ハイドフェルドに抑えられたアロンソが新人ハミルトンにも抜かれてしまいました。
デビッドソンがスタート失敗で大きく順位を落としました。
スタートでトゥルーリをかわした琢磨は、再びトゥルーリに抜かれました。

オープニングラップはライコネンがとり、以下ハイドフェルド、ハミルトン、アロンソ、クビサ、フィジケラ、ウェーバー、ラルフ、トゥルーリ、琢磨のトップテンにコバライネン、ロズベルグ、バトン、バリチェロ、ブルツ、クルサード、スピード、マッサ、リウッツィ、アルバース、デビッドソン、スティールと続きます。

ハミルトンのスタートから安定した走りは、新人としては特筆ものです。
2周目、デビッドソンにスパイカーのマシンが追突、なんとかコースに戻りましたがマシンの状態が心配です。

10周目、ライコネンとハイドフェルドの差は8.1秒まで広がり、ハミルトン10.5秒、アロンソ12.9秒、クビサ17.0秒、フィジケラ20.1秒、 ウェーバー28.0秒、ラルフ30.9秒遅れで続きます。
最後尾スタートのマッサは15位まで順位を上げてきました。
ここでアルバースがコースアウト、減速が弱くそのままタイヤバリアにぶつかっていきました。
ドライバーのダメージは無いようです。

13周目、マッサがバリチェロの真後ろまで迫ってきました。
バトンのタイムが上がらないようで、バリチェロをはさんだ3台が接近戦になっています。

残り44周でハイドフェルドが早めのピットイン、ソフトタイヤに換えて9.6秒でピットアウト、ウェーバーの後ろでコースに復帰しました。
ここでペースが上がらないバトンをバリチェロがかわし13位に浮上。
マッサはなんとか抑えていますが、バトンはかなり厳しい状況です。

残り42周、とうとうマッサがバトンを捕らえて14位に浮上、マシンの性能差の上にセッティングが決まらなかったバトンはかなり苦しそうです。
残り39周、トップのライコネンが2位ハミルトンに15秒まで差を広げてピットイン、ハードタイヤを履いて9.7秒でピットアウト、クビサの後ろ4位でコースに戻りました。
ここで新人ハミルトンが暫定でトップに立ちます。

残り38周でフィジケラもピットイン、9.7秒でピットアウト、すぐにトゥルーリとサイドバイサイド、強引にトゥルーリを抑え8位でコースに復帰です。
琢磨はトゥルーリの真後ろ、10位で順調に周回しています。

残り37周、クビサがピットイン、BMWは二人のドライバーで作戦を変えてきました。
タイヤのレギュレーション変更に対して、戦略によるタイム差を試しているように見えます。

残り36周、アロンソがハミルトンより先にピットイン、9.3秒と長めに給油してピットアウトしました。
残り35周、ハミルトンが続いてピットイン、8.7秒と若干アロンソより少な目の給油でピットアウト、アロンソの前でコースに復帰しました。

残り35周での順位は、トップのライコネン(1)、続いてハミルトン(1)、アロンソ(1)、クビサ(1)、ハイドフェルド(1)、ラルフ(0)、フィジケラ(1)、トゥルーリ(0)、琢磨(0)、コバライネン(0)のトップテンに、ロズベルグ(0)、マッサ(0)、バトン(0)、クルサード(0)、ウェーバー(1)、ブルツ(0)、スピード(0)、リウッツィ(0)、バリチェロ(1)、デビッドソン(0)、スティール(1)と続きます。
((1)内の数字はピットストップ回数です)
今回は、1回目のピットインを遅くしているチームが多いですね。
このコースはセーフティーカーが導入されることが多いので、稼いだタイム差が無くなるよりも、前半抑え目に走って、後半ソフトタイヤで燃料を軽くして勝負をかけようという戦略のチームが多いのかもしれません。

残り34周で琢磨がピットイン、同時にピットインしたラルフはそれほど順位を落とさずにコースに戻りましたが、琢磨はロズベルグやコバライネンに抜かれて順位を落としました。

残り31周、コバライネンがピットイン、8.0秒でピットアウトしました。
少し短めだったので2回目のピットインは他のドライバーと同じくらいの周回になるかもしれません。

残り29周でマッサがピットイン、12.8秒と長い給油でピットアウト、10位でコースに戻ります。
これは1ストップで、予選の失敗をカバーする作戦のようです。

残り28周、ここでバトンにピットスルーのペナルティーが出ました。
ピットレーンの速度違反のようです。
今回のホンダは全てが裏目裏目に出ている感じを受けます。
ここでトロロッソのマシンが止まっています。
スピードがマシンを降りていました。
不自然な止まり方なのでマシントラブルがあったようです。

残り23周、ロズベルグとコバライネンがラルフの真後ろまで迫ってきました。
が、ここでコバライネンが軽くコースオフ、大事には至らず、ロズベルグを追います。

残り22周でロズベルグが一気にラルフを抜き、7位に上がりました。
ここでクビサがスロー走行、マシントラブルのようです。

残り21周、10位のマッサの後にライコネンが近づきました。
マッサ、ここは素直にライコネンを前に行かせます。

残り20周、ほとんど均等の三つ割りでハイドフェルドがピットイン、8.4秒の静止時間でピットアウトしました。
残り19周での順位は、ライコネン(1)、ハミルトン(1)、アロンソ(1)、フィジケラ(1)、ハイドフェルド(2)、ロズベルグ(1)、ラルフ(1)、コバライネン(1)、マッサ(1)、トゥルーリ(1)のトップテンに琢磨(1)、ウェーバー(1)、バリチェロ(1)、クルサード(1)、ブルツ(1)、バトン(2)のトップ16です。

残り18周、コバライネンが1コーナーでスピン、なんとかコースに戻りましたが、マッサに抜かれて9位に落ちます。
長いレースが終盤に入って、コバライネンは新人らしく、集中力が落ちてきているのかもしれませんが、綺麗に1回転してコースに戻れるところはさすがとも言えます。

残り17周、ライコネンが最後のピットイン、7.6秒でピットアウト、アロンソのすぐ後ろでコースに復帰しました。
残り15周で琢磨とハミルトンがピットイン、ハミルトンは8.2秒でピットアウト、琢磨はその後でコースに復帰します。
直前のハミルトンとアロンソのタイム差が少なかっただけに、次回のアロンソのピットインに注目です。

残り15周、ウェーバーがピットレーンでスピンしています。
大事には至らなかったようですが、乗りにくいマシンなのかもしれません。
ここでバリチェロと琢磨が接近戦を演じていますが、なかなか抜けないようです。

残り14周、フィジケラとバトンがピットイン、ピットアウトできわどいタイミングですがフィジケラが先に出ました。
今日のフィジケラはきわどいシーンが多いですね、ちょっと気負いすぎている感じがします。

残り13周でアロンソがピットイン、ハミルトンから2周遅れて入ったので、順調に行けば2位浮上しそうです。
6.5秒と速い作業でピットアウト、ハミルトンの前に出ました。
続いてラルフがピットイン、8.3秒でピットアウト、コースに戻ります。

残り9周、ブルツとクルサードが接触、クルサードが抜こうとしたことにブルツは気付かなかったようで普通にインに切り込み、クルサードに接触しました。
マシンがブルツの目の前、きわどい位置を飛んでいきました。
無事でなにより といった状態でした。
クルサードはそのままリタイア、ブルツは一旦動き始めましたがスロー走行しか出来ずリタイアです。

残り6周、またもやコバライネンがコースアウト、新人コバライネンは集中力の持続が今後の課題になるかもしれません。
ここでフィジケラの真後ろにマッサが迫ってきました。
最後尾からここまで上がってきたのはさすがですが、抜けるほどの勢いや速さを感じさせないのがマッサの弱点かもしれません。

残り3周での順位は、ライコネン(2)、アロンソ(2)、ハミルトン(2)、ハイドフェルド(2)、フィジケラ(2)、マッサ(1)、ロズベルグ(2)、ラルフ(2)、トゥルーリ(2)、コバライネン(2)のトップテンに、バリチェロ(2)、琢磨(2)、ウェーバー(2)、リウッツィ(2)、バトン(3)、デビットソン(2)、スティール(4)と続きます。

残り2周でライコネンとアロンソの差は少し縮まって10.8秒でハミルトンは21.2秒差、ハミルトンは安全策か、ペースを落としているようです。
トゥルーリはコバライネンに迫られていますが、去年から良く見かけるシーンで、結構抑えるのは上手いのでこのままゴールしそうです。

そしてファイナルラップ、フィジケラとトゥルーリのバトルが気になりますが、トップのライコネンは落ち着いているようです。
そのままライコネンがゴール、今年は開幕戦で優勝です。
アロンソ、ハミルトンもそのままゴールで、ハミルトンは新人として初レース初表彰台、立派なものです。
フィジケラ、トゥルーリもそのままの順位でゴールしました。


フェラーリの速さと新人ハミルトンの速さが印象的な結果となりました。
ライコネンのファーステストラップは、2位アロンソに対して1秒近く差をつけているのが驚きですが、今期のタイヤレギュレーションの為に本当の実力差を表しているわけではないようです。
アロンソの安定感もさすがといった感じで、勝ったライコネンも安心してはいられないという印象です。

今年の新人の中で、ハミルトンは速そうですし、結構落ち着いているところがアロンソに似た感じを受けます。
コバライネンはミスが多かったのが気になります。
特に後半ミスを連発しましたから、最後まで集中力を持続できることが当面の課題になりそうです。
デビッドソンは、序盤の接触もあったのでよく分かりません。
スティールは、4回ピットインした割りには2Lapしか遅れていないので、結構良いドライバーかもしれません。
次回、チームメイトのアルバースと一緒に最後まで走った結果を見てみたいものです。

予選速かったスーパーアグリは、決勝のファーステストラップでは18位と予想外に悪かったのが気になります。
ホンダも調子が悪く、トヨタのポイント獲得が日本勢の中では唯一希望を感じました。
今年のレギュレーションではハードタイヤとソフトタイヤ両方に合う、適応幅の広いマシンに仕上げることが重要になりそうです。



結果
ポールポジション  キミ・ライコネン

優勝  キミ・ライコネン
2位  フェルナンド・アロンソ
3位  ルイス・ハミルトン

ファーステストラップ  キミ・ライコネン

第1戦レース結果

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