2009年 F1 TV観戦記 第8戦 イギリスGP
 
 
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F1第8戦 イギリスGPがいよいよ開幕です。

ポールポジションはベッテルが獲得、2番にはバリチェロが入り、3番はウェーバーと、今回の予選はレッドブルの勝ちです。
4番手はトゥルーリが入り、5位には一貴が入りました。
地元優勝を狙うバトンは6位と今ひとつ、ライコネン9位、マッサ11位とフェラーリも今ひとつ。
マクラーレンは13位のコバライネンがやっと、ハミルトンも19位と最悪です。

今回は予選で速かったレッドブルがブラウンGPを抜けるか、要注目です。
また一貴についても、今季最高グリットでポイント獲得が期待、上位次第では表彰台も可能性があります。
それ以外のチームは、上がりそうで上がらない、もどかしさが続いているようです。
トップチームは来期のF1存続と新しいレース発足の狭間で、浮き足立っている印象もあります。
とはいえ決勝になったら、そんなことは考えている暇は無いはずなので、決勝での予想外の展開を楽しみにしましょう。



いよいよ伝統のイギリス、シルバーストンの決勝レースが始まります。
シルバーストンでの来期以降のF1開催が危ぶまれているので、最後のグランプリになるかもしれません。

上位はソフトタイヤでスタートするドライバーが多いようですが、中段以降のマシンはハードタイヤも多いようです。
今回はタイヤ選択が分かれているようです。

フォーメーションラップが終わり、レースがスタート。
トップ3台はスムーズなスタート、その後ろで一貴がトゥルーリを抜いて4位に浮上。
後続は激しいポジション争いです。
ライコネンはKERSの威力で一貴まで迫りますが、行き場が無くなり軽くコースオフ。
しかし再度KERSを使ったようで、順位はそのままキープです。

オープニングラップのトップはベッテル、以下、バリチェロ、ウェーバー、一貴、ライコネン、ロズベルグ、トゥルーリ、マッサ、バトン、グロックのトップテンに、ハイドフェルド、アロンソ、クビサ、フィジケラ、ハミルトン、ピケ、ブルデー、ブエミ、コバライネン、スーティルと続きます。
ここで前の2台が争っている隙に、フィジケラがまとめて2台をパス、今回のフィジケラは予選から調子が続いています。

3周経過、残り57周で既にベッテルとバリチェロとの差は3秒以上ついています。
ウェーバーもぴったりバリチェロについて、今回のレッドブルは好調です。

残り50周、ハミルトンがクビサに迫りますが、ちょっと抜けないようです。
既にベッテルは、バリチェロに対して10秒位の差をつけて快走しています。
バリチェロ以下はトゥルーリあたりまでちょっとの差で続いています。
今回のブラウンGPは、今一つスピードを感じられません。

残り45周で一貴がピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.1秒の給油でピットアウト。
右のフロントタイヤ交換にちょっと手間取り、若干タイムロス。
一貴はピットレーンでのスピードも、ちょっと遅かった印象です。
ここでライコネンは飛ばしているようです。

残り44周でライコネンがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、9.4秒の給油でピットアウト。
さすがにライコネン、一貴の前でコースに復帰します。

残り42周でトゥルーリとバトンが同時にピットイン。ロズベルグもピットインしていたようです。
トゥルーリが、ソフトからソフトタイヤに交換、8.8秒の給油でピットアウト。
バトンが、ソフトからハードタイヤに交換、9.8秒の給油でピットアウト。
ここでトゥルーリがライコネンの直前、バトンが一貴の前でコースに復帰です。
残念ながら、一貴はかなり順位を落としました。
ライコネンは盛んにトゥルーリを攻めたてますが、さすがにベテランのトゥルーリ、落ち着いて抑えています。

残り41周でバリチェロがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、ちょっとタイヤ交換に手間取り、9.7秒の給油でピットアウトです。
グロックもピットインしています。
ここでトップ ベッテルの映像が出ますが、綺麗に縁石をなでてコーナーリングしていますね。

残り40周でウェーバーがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、11.7秒と長めの給油でピットアウト。
ですがバリチェロの前でコースに復帰、今回はブラウンGPのマシンより、レッドブルのマシンの速さが目立ちます。

残り39周でベッテルがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、9.6秒の給油でピットアウト。
ベッテルはトップでコースに復帰します。
まだピットに入っていないマッサが2位まで上がっています。

残り36周での順位は、トップがベッテル、以下、ウェーバー、バリチェロ、ロズベルグ、マッサ、トゥルーリ、ライコネン、バトン、一貴、フィジケラ、のトップテンに、グロック、クビサ、ピケ、ブルデー、コバライネン、スーティル、アロンソ、ハミルトン、ハイドフェルド、ブエミと続きます。

残り33周、ベッテルとウェーバーの差は21秒、バリチェロは26秒、ロズベルグが27秒とバリチェロはウェーバーに離され、ロズベルグに迫られています。
その後ろにはマッサも近づいています。

残り27周でコバライネンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、長めの給油でピットアウトしました。
ひょっとしたらワンストップかもしれません。
ここでコバライネンの後ろにハミルトンが迫ります。

ハミルトンに抜かれ、その後ろのブルデーとコバライネンが接触。
ブルデーとコバライネンのスピードに差があり、コバライネンの針路変更にブルデーが対応できなかった感じです。
これはなんとも微妙な接触といえそうです。
ブルデーはノーズを失い、コバライネンはリアタイアがバーストです。

ブルデーとコバライネン共にピットに入り、応急処置の後にピットアウトします。
しかしダメージがありそうなので、ちょっと心配です。
先ほどの接触によるパーツの破片が、コース上に散乱しています。

残り21周、先ほど接触のコバライネンがマシンを降りています。
ブルデーもピットに入り、そのままリタイアです。

残り20周でトップはベッテル、以下、ウェーバー、バリチェロ、ロズベルグ、マッサ、トゥルーリ、ライコネン、バトン、一貴、フィジケラのトップテンに、グロック、クビサ、ピケ、ハミルトン、ブエミ、アロンソ、スーティルと続きます。
アロンソは既に2回のピットを終えています。
ここで一貴がピットインしたようです。
しかし、序盤の快走が嘘のような、なんとも もどかしいペースでの走行となっています。

残り18周、トゥルーリとライコネンが接近戦です。
ライコネンのペースが速いのですが、なかなか抜けない状態のようです。
ここでライコネンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、7.5秒の給油でピットアウトです。

残り17周でロズベルグがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.4秒の給油と速い作業でピットアウトです。
ここでハミルトン、スピンして大きくコースアウトしています。
何とかコースには戻りますが、かなり順位を落としたようです。

残り16周でベッテルがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、8.2秒の給油でピットアウトです。
先ほどコースアウトしたハミルトンもピットに入ります。

残り15周でマッサがバリチェロに迫っています。
しかしマッサがバリチェロより先にピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、7.5秒の給油でピットアウト。
ロズベルグの前でコースに復帰です。

残り13周でウェーバーがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、6.8秒の給油でピットアウトです。
バリチェロもピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.5秒の給油でピットアウト。
マッサの前でコースに復帰です。
一貴はフィジケラの後ろ、なかなかペースが上げられないようです。

グロックがバトンに迫っていますが、もうすぐピットに入るでしょう。
残り12周でそのグロックがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、5.2秒の給油でピットアウト。
フィジケラの前で、コースに復帰します。

残り11周でバトンがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.3秒の給油でピットアウトします。
6位でコースに復帰です。

残り10周での順位はトップがベッテル、以下、ウェーバー、バリチェロ、マッサ、ロズベルグ、バトン、トゥルーリ、ライコネン、グロック、フィジケラのトップテンに、一貴、ピケ、クビサ、アロンソ、ハイドフェルド、ハミルトン、スーティル、ブエミと続きます。
今回はピットインが早かったドライバーが順位を落とし、ピットインを引っ張ったドライバーがしっかり順位を上げていますね。

残り9周、ベッテルはペースを守っている感じで、さほど縁石を使わないドライビングになりました。
ここでソフトタイヤのバトンが、ロズベルグとの差をどんどん縮めています。
さらにトゥルーリに引っかかっている感じのライコネンに、グロックが追いついてきました。
終盤にきて、最後のバトルが始まったようです。

残り6周、バトンがロズベルグが見えるところまで追いついてきました。
だんだん近づいて残り3周、その前にはマッサも見えています。
しかし高速コーナーの多いこのコースでは、前のクルマに近づくとダウンフォースを失って、コーナーリングのスピードが落ちてしまうジレンマがありそうです。

そしてそのままファイナルラップに入ります。
トップチェッカーはベッテル、完全ドライのレースでの初優勝です。
2位にもウェーバーが入り、レッドブルの完勝。
3位にはバリチェロ、4位はマッサ、5位ロズベルグ、6位バトンとそのままの順位でフィニッシュです。
一貴は11位に終わりました。

今回の高速コースではレッドブルの圧勝、しかしバトンの終盤の速さを見る限り、ブラウンGPも遅れているほどではなさそうです。
ブラウンGPのマシンが苦手なコースだったとは言えそうですね。
レッドブルとブラウンGPは ほぼ互角のようで、今後のレースも激しい争いが見られそうです。
コースによってはトヨタやフェラーリ、ウィリアムズなども絡んできて、見る楽しみが増えてきました。

とはいえF1分裂の危機の中、今後のFIAと各チームの動向も気になるところです。
次のドイツGPはレースだけでなく、この問題に対する解決策なども興味のポイントとなりそうです。
それにしてもFIAの現実離れした考え方には、ちょっとあきれてしまいます。
たった1年で予算を5分の1に出来るかどうか、普通に考えれば分かることでしょうに、困ったものです。

次戦のドイツグランプリは、レッドブルとブラウンGPのペースの違いに注目です。
もしブラウンGPのペースが上がらないようだと、本当に今年の結果は分からなくなります。
今年の結果を占う、大事なレースとなりそうです。



結果
ポールポジション  セバスチャン・ベッテル

優勝  セバスチャン・ベッテル
2位  マーク・ウェーバー
3位  ルーベンス・バリチェロ

ファーステストラップ  セバスチャン・ベッテル



第8戦レース結果

第9戦                                     第7戦

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