2008年 F1 TV観戦記 第8戦 フランスGP |
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F1 2008年第8戦 フランスGPがはじまりました。 混戦のチャンピオンシップを抜け出すのはどのドライバーか、楽しみなレースとなりそうです。 ポールポジションは久しぶりのライコネン、しかもマッサがポールに及ばないことが判明した瞬間にアタックをやめてピット入りで1周分の燃料を確保というおまけつきでした。 2位はそのマッサが入ってフェラーリのワンツー、やはりフランスのコースはフェラーリに合っているのでしょうか。 3位にはハミルトンが入るも、前戦のペナルティーでスタートは13番。 スタート時の燃料搭載量によってどこまでポジションアップできるのか、見物です。 4位は好調ルノーのアロンソです。 5位はトゥルーリとトヨタも好調で、グロックも10位とトップテンに2台並べました。 他の日本勢、一貴は16位、ホンダのバトンが17位、バリチェロが18位と低迷。 やはり、今年はコース次第でチームの浮き沈みが目立ちます。 これまでの流れとはちょっと異なる予選の結果が、決勝の結果にもつながるのか、レース本番に注目です。 さあ、いよいよフランスグランプリの決勝スタートです。 レース開始30分で雨が予想されていますから、タイヤ交換を含めてレース展開が楽しみです。 トヨタは先週亡くなった初代トヨタチーム代表のオベ・アンダーソンのために、喪章の黒いラインをノーズに入れています。 ほとんどのドライバーがハードタイヤスタートに対し、ハミルトンはソフトタイヤにかけます。 フォーメーションラップを無事に終えて、全車スタート。 ライコネンとマッサが順当なスタート、トゥルーリが見事なスタートで3位にアップ。 いたるところでポジション争いが多発しています。 ハミルトンが一台のマシンをパス、しかしシケインを軽くショートカットしました。 そのハミルトンが接触、小さいパーツが飛びました。 コバライネンに軽く追突したようで、ダメージが気になります。 オープニングラップはライコネンがとり、以下、マッサ、トゥルーリ、アロンソ、クビサ、グロック、ウェーバー、ピケ、コバライネン、ハミルトンのトップテ ンに、クルサード、ベッテル、ハイドフェルド、一貴、ブルデー、フィジケラ、スーティル、バリチェロ、ロズベルグ、バトンと続きます。 アロンソ、スタートで抜かれてから、ずっとトゥルーリに仕掛けていますが、なかなか抜けません。 残り66周、ここでバトン、どこかで接触があったのか、フロントノーズを壊しています。 そして、ハミルトンがコバライネンを抜き、9位に浮上です。 コバライネンのペースがいまひとつ、燃料が重いのか、さっきの接触の影響でしょうか。 残り63周、ソフトタイヤのハミルトンがピケに迫っています。 ストレートエンドで並びかけますが、ここでは抜けません。 ここはピケ、今後の進退をかけた正念場です。 残り62周、ライコネンとマッサの差が3秒と、かなり離れました。 今回のライコネンは、ようやく鋭い速さを取り戻したようです。 トゥルーリは3位を走行、アロンソをちょっと引き離しているので、良いペースといえます。 残り58周、ここでハミルトンにドライブスルーペナルティーが科せられます。 序盤のシケイン不通過によるもののようですが、微妙な判定といえます。 ピケ、ここまでハミルトンを抑えきりました。 ハミルトンはドライブスルーペナルティーに向かいます。 4つ順位を落とし、13位でコースに復帰です。 残り55周でアロンソが早めのピットイン、ハードからハードタイヤに交換して8.4秒の給油でピットアウト。 ハイドフェエルドの後、ハミルトンの前でコースに復帰です。 残り53周でライコネンとマッサの差は4秒、トゥルーリは17秒、クビサは22秒。 やはりフェラーリのペースの速さが目立ちます。 ここでリタイアしたバトンがピットに戻ってきています。 残り51周で燃料が軽くなったハミルトンが重たいアロンソをパス。 ちょっと大回りになりかけたアロンソのインにスッと入って抜きました。 ここでブルデーのリアウイングのパーツが飛びました。 やはりニューウェイのマシンは際どい作りですね。 残り51周でハミルトンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、9.1秒の給油でピットアウト。 燃料の制限が無い割には軽い燃料で、抜くことを意識したソフトタイヤスタートだったようです。 残り50周でトゥルーリとクビサがピットイン。ここに来て、一気にピットが忙しくなります。 残り49周でライコネンがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.4秒の給油でピットアウトします。 マッサのタイムが気になるところです。 そして残り47周でマッサがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.4秒の給油と、ライコネンとまったく同じタイムでピットアウト。 ここは順位の変動は無しです。 ウェーバーもピットインします。 残り46周でトップはライコネン(1)、以下、マッサ(1)、ピケ、コバライネン、クルサード、トゥルーリ(1)、ベッテル、クビサ(1)、ハイドフェル ド、ウェーバー(1)のトップテンに、アロンソ(1)、グロック(1)、一貴、ブルデー、フィジケラ、バリチェロ、ロズベルグ、ハミルトン(2)、スー ティル(1)と続きます。 (1)の数字はピットインの回数です。 残り39周、今度はトゥルーリの後にクビサが迫ってきました。 クビサの方がペースは良いようですが、まだ攻めるという感じではありません。 残り34周、ライコネンのペースが落ちて、マッサがタイム差をどんどん縮めています。 ライコネンはエグゾーストが割れたような音がしているようです。 ここで、ちょうど周回遅れのブルデーと一貴がバトル中です。 ライコネンのマシンは排気パイプが壊れて、カウルの上に飛び出しています。 残り32周、マッサがライコネンの真後ろの迫りました。 ライコネンのタイムが19秒台に落ちています。 そしてマッサが前に出ました。 周回遅れのブルデーにも迫られます。 このまま走り続けることが出来るのか、不安な状態です。 残り28周でアロンソがやはり早めのピットイン。 ハードからソフトタイヤに交換で、このまま最後まで走るようです。 と思ったら、給油のホースが抜けないので、ちょっとロス、9.5秒かかってしまいました。 残り27周でほとんどが1回のピットストップを終えて、トップはマッサ、以下、ライコネン、トゥルーリ、クビサ、コバライネン、ウェーバー、ピケ、グロッ ク、クルサード、ベッテルのトップテンに、ハイドフェルド、アロンソ(2)、ハミルトン(2)、ブルデー、一貴、バリチェロ、フィジケラ、スーティル、ロ ズベルグと続きます。 残り26周、ライコネンはペースをキープして、マシンを労わる走りをしているようです。 最後までマシンをもたせることが出来るのか、ちょっと残りの周回数が多いので、微妙なところでしょうか。 そしてハードタイヤだが軽い燃料のハミルトンが、ソフトタイヤで燃料が重いアロンソに再び迫ります。 残り24周でクビサがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、8.1秒の給油でピットアウト。 残り23周でハミルトンがアロンソをパス。 燃料が軽いとはいえ、2度目の綺麗なオーバーテイクでした。 残り20周でトゥルーリがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.1秒の給油でピットアウト。 4位(実質3位キープ)でコース復帰、今季初表彰台の期待が高まります。 ピケもピットインしたようです。 残り18周、雨がわずかに落ちてきた中、なんとか18秒台で走行しているライコネンがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、8.1秒の給油でピット アウトします。 そしてコバライネンもピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.8秒の給油でピットアウト。 クビサの前でコースに復帰、ピットインのタイミングでポジションアップです。 残り16周でマッサがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換し、6.3秒の給油でピットアウト。 余裕でトップキープです。 ここでブルデーが軽くコースオフ、雨の影響が少し出たのでしょうか。 大事には至らず、コースに戻ります。 ほとんどのマシンがピットストップを終えての順位は、トップがマッサ、以下、ライコネン、トゥルーリ、コバライネン、クビサ、ウェーバー、アロンソ、ピ ケ、クルサード、グロックのトップテンに、ハミルトン、ベッテル、ハイドフェルド、一貴、バリチェロ、フィジケラ、ロズベルグ、ブルデー、スーティルと続 きます。 残り15周、トゥルーリとコバライネンの差が4秒、コバライネンのペースが良く、抜きにくいコースとはいえ、雨の影響も気になります。 最後まで抑えることが出来るでしょうか。 残り14周、スタンドで傘が開き始めました。 雨の強さによっては、最後の波乱の可能性も大いに出てきました。 そしてウェーバーの真後ろにアロンソが迫ります。 残り11周、一貴が遅いピットインを行なったようです。 今回はペースが遅い上に不可解なピット戦略です。 ここでトゥルーリとコバライネンの差が縮まり、更にクビサも迫ってきました。 コバライネンのペースはかなり良いのですが、この抜きにくいコースではなかなか抜けません。 コバライネン、コーナーの立ち上がりで並びかけるも、次のコーナー、トゥルーリが上手いライン取りで抑えます。 いつもピットインで終わってしまうトゥルーリ スクールが、ここまで見られています。 残り8周、ライコネンのマシンから、何かが外れました。 先ほどまで揺れていた排気パイプが、とうとう外れたようです。 そしてトゥルーリ以下、接近戦が続いていますが、ここは一旦、落ち着いた状態といえます。 最後2、3周に賭けるのでしょうか。 残り5周、トゥルーリとコバライネンの接近戦は続いていますが、クビサがちょっと遅れました。 路面が湿った影響でしょうか、トヨタは実際のペースでもBMWを上回っているといえます。 残り3周でコバライネン、トゥルーリを本気で攻め始めました。 最後まで熱いバトルが続きそうです。 ここでアロンソが前のクルマに追突しそうになってオーバーラン、ピケがその隙にポジションアップです。 今日のアロンソは、残念ながら抜かれるシーンが目立ちます。 ファイナルラップに入り、コバライネンがトゥルーリに並びますが、トゥルーリ、意地でマシンを寄せ、必死で抑えます。 そしてマッサがそのままチェッカーフラッグ、2位にライコネンがなんとかマシンを持たせて、フェラーリのワンツーフィニッシュです。 そしてトヨタのトゥルーリが3位を死守してフィニシュラインを通過。 亡くなったオベ・アンダーソンに捧げる表彰台です。 4位コバライネン、5位クビサと続きます。 ピケが7位と、初めてアロンソを上回り、初ポイント獲得。 アロンソは8位と、らしくない結果でした。 ハミルトンは10位で、ポイント獲得ならず、ペナルティーが響きました。 一貴は15位と、予選と同じく苦しいレースでした。 ホンダも14位バリチェロにバトンは唯一のリタイアと、良いところ無しです。 やはりヨーロッパに戻って、フェラーリが強さを見せました。 コンストラクターでは独走、ドライバーズでもマッサが首位でライコネンが3位です。 不安要素はマシンの信頼性だけとも言えそうです。 対するマクラーレンは、ペナルティーに泣かされてコバライネンの4位が精一杯でした。 ただ、レースペースは良いだけに、今後も熱い戦いが続きそうです。 BMWはコンスタントにポイントを重ねていますが、速さではトップにわずかに及ばないようです。 トップのトラブル待ちという、守りの戦いといえます。 今回のトヨタとトゥルーリは見事なレースでした。 久々の表彰台で、今後が楽しみです。 一貴とホンダは忘れたいレースかもしれません。 次戦以降に期待ですね。 今年のF1は、コースごとに目立つドライバーやチームが入れ替わり、面白い展開が続いています。 次戦のイギリスでは、誰が浮き上がってくるか、楽しみにまちましょう。 結果 ポールポジション キミ・ライコネン 優勝 フェリペ・マッサ 2位 キミ・ライコネン 3位 ヤルノ・トゥルーリ ファーステストラップ キミ・ライコネン 第8戦レース結果 第9戦へ 第7戦へ ページトップへ |
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