2007年 F1 TV観戦記 第12戦 トルコGP
 
 
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いよいよトルコ グランプリがはじまりました。
チャンピオンシップも終盤に入り、マクラーレンとフェラーリの差が広がるのか縮まるのか 大きなポイントとなりそうです。

ポールポジションはマッサ、2番手にハミルトン、3番手にライコネン、4番手にアロンソとフェラールとマクラーレンのいつもの予選です。
その下にBMWの二人、そして7位コバライネンと8位ロズベルグが続いています。
今ひとつのマシンで最近安定して上位に入っているロズベルグは大したものですね。

日本勢ではトヨタのトゥルーリが9位、スーパーアグリのデビッドソンは11位とトップテンにはわずかに及ばず。
それでもデビッドソンは大したものです。
ホンダは14位バリチェロ、15位バトンと今年の定位置です。
ラルフと琢磨は予選を失敗したのか、下位に沈みました。
また、ホンダの2台は共に決勝前にエンジン交換を行い、最後尾スタートとなりました。


フォーメーションラップを終えて、いよいよスタートです。
スタートの動き出しは奇数列でソフトタイヤを履くフェラーリが良く、ハードタイヤで汚れたレーンからスタートしたハミルトンとアロンソがちょっと遅れまし た。
ハミルトンがライコネンに抜かれ、アロンソも二つ順位を落としました。
後方で接触があったようですが、何とかコースに戻れたようです。

オープニングラップはマッサが取り、以下、ライコネン、ハミルトン、クビサ、ハイドフェルド、アロンソ、コバライネン、ロズベルグ、クルサード、ウェー バーのトップテンに、ブルツ、リウッツィ、フィジケラ、デビッドソン、ラルフ、バリチェロ、ベッテル、スーティル、左近、バトン、トゥルーリ、琢磨と続き ます。

バトンが左近をかわして19位に浮上。
さらにスーティルもかわしました。
今回のホンダは調子が良いのかも知れませんが、エンジン交換が悔やまれますね。

序盤の接触のリプレイを見ると、トゥルーリが誰かに突付かれてスピンしたようです。

残り51周、それまでハイドフェルドについていくのがやっとだったアロンソのペースが上がり始めました。
抜けるサーキットではありますが、素直に抜けるほどラップタイムの差は感じられません。

残り49周、ウェーバーがコースで膨らんだ隙にブルツが抜いていきます。
ウェーバーはそのままピットイン、トラブルのようで、そのままリタイアです。
最近速さを見せ始めたレッドブルは、トラブルも多いですね。
良くも悪くもニューウェイのデザインという感じです。

残り47周でトゥルーリが一旦バトンをパスするもコーナーで挙動を乱し、再びバトンに抜かれます。
残り46周でクビサがピットイン、ソフトからハードタイヤに換え、8.8秒でピットアウトします。
クビサは予選で上位を取る為に燃料が少なめでしたね。

残り43周でバトンがチームメイトのバリチェロをかわし15位に浮上です。
残り41周でハイドフェルドがピットイン、こちらはハードからハードタイヤに変えて、8.8秒でピットアウトします。
これだとアロンソが4位浮上となりそうです。
ロズベルグとクルサードもピットインしていました。

残り40周でライコネンがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.7秒でピットアウトです。
そしてアロンソもピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.1秒でピットアウト。
ハイドフェルドの前でコースに復帰します。

残り39周でマッサがピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、8.7秒とライコネンとまったく同じストップタイムでピットアウトです。
マッサがライコネンの前、実質1位でコースに復帰しました。
残り38周でハミルトンがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.4秒でピットアウトします。

残り34周、スーティルがピットロードでスローダウンしかかりましたが、なんとかコースに戻りました。
残り33周での順位はトップのマッサ、以下、ライコネン、ハミルトン、アロンソ、ハイドフェルド、コバライネン、クビサ、ロズベルグ、フィジケラ、デビッ ドソンのトップテンに、クルサード、ラルフ、ブルツ、ベッテル、リウッツィ、バトン、琢磨、バリチェロ、トゥルーリ、左近、スーティルと続きます。
この中で、デビッドソンとラルフ、ベッテルと琢磨がまだピットインしていません。

残り32周でデビッドソンがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.5秒でピットアウトです。
変則2ストップで、ソフトタイヤの周回を少なくする作戦です。

残り31周、マッサがコース上でヘルメットに付いている整流板を外しています。
何か不具合があったのでしょうが、珍しいシーンです。

残り31周でマッサとライコネンの差は2.6秒、ハミルトンは6.6秒、アロンソが20.8秒と、ハイドフェルドに引っかかっていたアロンソが大きく遅れ ていますが、ソフトタイヤのフェラーリとハードタイヤのマクラーレンには、それほどラップタイム自体には差が無いようです。
次のピットストップでタイヤが正反対になるので、ラップタイムがどのように変化するのか、楽しみですね。

残り26周でラルフがピットイン、ハードからソフトタイヤに換えて9.1秒でピットアウト、完全に1ストップ作戦です。
そして琢磨もピットイン、ラルフと同じ作戦です。

残り22周、コバライネンとクビサとロズベルグ、若い3人が接近戦です。
残り21周でクビサがピットイン、ハードからソフトに戻して8.1秒でピットアウトです。

ここでマッサの真後ろにライコネンが迫ってきました。
マッサが周回遅れの処理に手間取っている隙に近づいたようです。
しかし、トップを走るマッサは、多少突付かれても不思議と落ち着いているんですよね。
空気を乱されないから、落ち着いて走れるのでしょうか。

残り17周、ライコネンがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換してピットアウトします。
マッサが有利でしょうか、ライコネンのスーパーラップが見られるでしょうか。
そしてハイドフェルドもピットイン、ハードからソフトタイヤに換えて7.3秒でピットアウトです。

残り16周でマッサがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換して6.9秒でピットアウト。
ライコネンの前でコースに復帰、ライコネンは逆転ならず。
あっ、ハミルトンのタイヤのトレッドが剥れています。
幸いピットが近かったのでそのままピットに向かいますが、大きなタイムロスです。
ハードタイヤが22周で壊れるとは、マクラーレンのマシンのタイヤに対する負荷の大きさが伺われます。

その前にアロンソがピットインしていました。
ハードからソフトタイヤに交換、6.6秒でピットアウトします。
ハミルトンが直後にピットイン、10.2秒でピットアウト。
ハイドフェルドの後、5位でコースに復帰しました。
トラブル自体は不運ですが、トラブルの場所がピットに近かったのは不幸中の幸いでした。

残り13周、マッサとライコネンの差は2.1秒、微妙な位置関係ですが、終盤に向けてバトルはあるのでしょうか。
3位アロンソとの差は20.8秒、タイヤが入れ変わってもラップタイムに大きな差は無いようです。
今回のハードタイヤとソフトタイヤの差は、ラップタイムよりマシンに対する向き不向きの影響の方が大きいようです。

残り10周、マッサとライコネンの差は3.4秒と若干広がりました。
3位アロンソとの差も22.4秒と広がっています。

先ほどのタイヤトラブルでハミルトンのフロントウイングにダメージがあったようです。
すぐ後のコバライネンとの差が気になります。
残り9周で差が3.5秒、かなり微妙かもしれません。

残り4周での順位は、トップのマッサに続いて、ライコネン、アロンソ、ハイドフェルド、ハミルトン、コバライネン、ロズベルグ、クビサ、フィジケラ、クル サードのトップテンに、ブルツ、ラルフ、バトン、デビッドソン、リウッツィ、トゥルーリ、バリチェロ、琢磨、ベッテル、左近、スーティルと続きます。

そしてファイナルラップに入ります。
ハミルトンはなんとかコバライネンの2秒前をキープしています。
ここでライコネンが驚異的なファーステストラップ、意地ですね。
ソフトタイヤよりハードタイヤの方がタイムが出やすい状況だったようです。

そしてチェッカーフラッグ。
マッサが昨年に続いてトルコGP2連勝。
ライコネンが2位でフェラーリ久々のワンツーフィニッシュ。
アロンソは3位でハミルトンが5位、ポイント差が5に縮まりました。

アロンソはロン・デニスに話しかけられても無視。
深刻な状態が続いているようです。

今回の日本勢はホンダが最下位スタートにもかかわらずトヨタの真後ろでフィニッシュ、ちょっと明るさが見えました。
予選で良かったデビッドソンはバトンの後、ロングランでのラップタイムには課題が残っているようです。

これでフェラーリとマクラーレンの差が縮まり、ドライバー4人もポイント差が縮まりました。
マクラーレンの優位は続いていますが、次はモンツァサーキット、特に今年のフェラーリのマシンに向いているサーキットと思われるので、チャンピオンシップ がさらに白熱することを期待しましょう。




結果
ポールポジション  フェリペ・マッサ

優勝  フェリペ・マッサ
2位  キミ・ライコネン
3位  フェルナンド・アロンソ

ファーステストラップ  キミ・ライコネン

第12戦レース結果


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