2008年 F1 TV観戦記 第16戦 日本GP
 
 
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F1 2008年第16戦 日本GPがはじまりました。
いよいよ終盤で熾烈なポイント争いを占うレースとなりそうです。
ポールポジションはハミルトンが獲得、マッサは5位と厳しい位置です。

2位は久しぶりに一列目に並んだライコネン、コバライネンが3位で、予選ではマクラーレンが一歩リード。
アロンソは4位と完全に復調です。

トヨタのトゥルーリが7位、グロックが8位で、ダブルポイントが期待されます。
一貴は14位、タイムは今ひとつですが、ロズベルグを上回りました。
ホンダは・・・触れません。

レースの展望と思ったのですが、今回は決勝レースを見た後に書いているので、省略します。



いよいよグランプリも終盤に入り、日本グランプリの決勝がスタートします。
台風に翻弄された去年とは異なり、ドライ路面での決勝となります。
グランプリで最長のストレートをもつ このサーキットで、どんなバトルが見られるか楽しみです。

スタートのタイヤはハードタイヤを選択したドライバーが多いようです。
フォーメーションラップが終わり、長いストレートでのスタートとその直後のブレーキング競争からレースがスタートします。
ハミルトンがスタートで失速。

素晴らしいスタートを決めたライコネンがトップに立ち、コバライネンが2位をうかがいます。
ストレートエンドでハミルトンがライコネンに強引に仕掛け、ライコネンとマッサを巻き込んでコースアウト。
接触はしていませんが、ハミルトン、ライコネン、マッサの3台が大きく遅れました。
ちょっとハミルトンの この行為は問題かもしれません。

その後でクルサードと一貴が接触。
クルサードがクラッシュしてリタイア、一貴はなんとかコースに戻りますが、ノーズを壊しています。
ブルデーに接触したクルサードが、一貴の目の前を横切る形で接触したようです。

オープニングラップはクビサがトップ、以下、アロンソ、コバライネン、トゥルーリ、マッサ、ハミルトン、ライコネン、ピケ、ブルデー、グロック、バトン、 ベッテル、スーティル、バリチェロ、ハイドフェルド、フィジケラ、ウェーバー、ロズベルグ、一貴と続きます。
スターティンググリッドとは大きく異なる1周目となりました。

一貴がピットに戻り、フロントノーズを交換、タイヤもハードからソフトに交換してピットアウトします。
序盤から遅れてしまったので、ソフトタイヤの速さに掛ける作戦に切り替えたようですね。

マッサが前のクルマに引っかかり、ちょっと膨らんだ隙にハミルトンがマッサをオーバーテイク。
しかし、マッサがちょっとコントロールを失ってハミルトンと接触。
ハミルトンがインに切り込みすぎの感じもありました。
マッサはちょっと無理をしすぎましたが、ハミルトンもマッサを見ていなかったような感じです。
これでハミルトンはほとんど最後尾まで落ちました。

ハミルトンは念のためにピットに入り、ハードからハードタイヤに交換します。
残り62周でグロックがピットイン。
だれかと接触したのか、サスペンションをチェックしてピットアウトします。
グロックは次の周にもピットに入り、そのままリタイアのようです。

残り60周、ライコネンがトゥルーリを綺麗にかわして4位浮上。
さすがにマシンに差があるようです。

残り59周でトップテンを走っていたスーティルが、リアタイヤをバーストさせてリタイア。
どこかで壊れたパーツを踏んだのでしょうか。
ストレートの真ん中で、危険な位置だったのですが、マシンを安定させていたのはさすがにF1ドライバーです。

残り55周、ライコネン、マッサ、ハミルトンの3人に対して審議中が出ました。
スタート直後のアクシデントと2周目の接触に対するもののようです。
残り53周、ロズベルグがストレートエンドでようやくフィジケラをパス、13位浮上です。

残り51周、コバライネンがスローダウンしてリタイア、そして同時にハミルトンにドライブスルーのペナルティーも出ました。
エンジントラブルのようで、マシンから白煙が上がっています。
マクラーレンとしては最悪のラップになりました。

残り50周でクビサがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.2秒の給油でピットアウト。
ライコネンもピットイン、こちらもハードからハードタイヤに交換して、給油を行ないピットアウト。
ライコネンはギリギリでウェーバーの前でコースに復帰。
ここでハミルトンがドライブスルーのペナルティーに入ります。
マッサにもペナルティーが出ているようです。

残り49周でアロンソがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、7.7秒と短めの給油でピットアウト。
マッサもピットイン、ソフトからソフトタイヤに交換、11.1秒と長めの給油でピットアウトです。
ここで暫定ながらピットに入っていないトゥルーリがトップ、ブルデー2位、ピケ3位、ベッテル4位です。
そしてこのピット作業でアロンソが5位、6位クビサを逆転していますから、ひょっとすると連勝の可能性すら見えてきています。

残り48周で今度はマッサがピットスルーのペナルティー。
トップを争う二人が共にペナルティーを受けるという波乱のレースとなっています。

残り46周、トゥルーリがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、8.1秒の給油でピットアウトです。
ウェーバーの後ろでコースに復帰です。
ここでブルデーが暫定トップ、ピケ、ベッテルと続きます。

残り45周で、フィジケラがリタイアしたようです。
そして残り44周でベッテルがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、8.9秒の給油でピットアウト。
ハイドフェルドの目の前でコースに復帰。

残り43周、ロズベルグがバリチェロをパス、10位に浮上。
しかし今度はバリチェロがロズベルグに仕掛けて10位を取り返しました。
さすがにバリチェロ、意地を見せてくれます。

残り42周でブルデーがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、給油を行ないピットアウト。
トゥルーリの後でコースに復帰です。
これで暫定ながらピケがトップ、以下、アロンソ、クビサ、ライコネン、ウェーバー、トゥルーリ、ブルデー、ベッテル、ハイドフェルド、バリチェロ、ロズベ ルグ、バトン、マッサ、ハミルトン、一貴と続きます。
ピケとウェーバー、ハイドフェルド、バリチェロ、ロズベルグ、バトンが、まだピットインを行なっていません。

残り39周でピケがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、7.8秒の給油でピットアウト。
ブルデーと並んでコースに復帰、なんとかブルデーの前をキープしました。
来季の為にもピケ、ここは譲れません。
ここでマッサがバトンをパス、ペナルティー分のタイムはコース上で取り戻さなければなりません。

残り36周でトップはアロンソ、以下、クビサ、ライコネン、ウェーバー、トゥルーリ、ピケ、ブルデー、ベッテル、ハイドフェルド、ロズベルグ、バリチェ ロ、マッサ、バトン、ハミルトン、一貴と続きます。
ウェーバー、ハイドフェルド、ロズベルグ、バリチェロ、バトンはまだピットに入っていませんから、ワンストップ作戦が考えられます。

残り33周でウェーバーがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、11.4秒の給油でピットアウト。
これはほとんど半分に割ったワンストップ作戦ですが、ソフトタイヤの寿命がちょっと気になります。
ここでハミルトンがバトンをかわして13位浮上、マッサとの差は7秒ほどです。

残り30周で一貴がピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、9.1秒の給油でピットアウト。
ここで元々のロングラン作戦に戻ります。
ここまでソフトタイヤで35周くらい走っていますから、ワンストップ作戦でもタイヤの寿命は問題ないようです。

残り27周でハイドフェルドがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、8.9秒の給油でピットアウトします。
ここでマッサがウェーバーをかわし、ポジションアップ。
しかし、逆にスリップを利用され、危なく抜きかえされそうになります。

残り26周でハミルトンがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、8.4秒の給油でピットアウト。
ハミルトンは序盤のピットインの際に、実質ワンストップ作戦に切り替えたようですね。

残り25周、ハミルトンがバリチェロをかわし、12位浮上。
そして残り24周でアロンソがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.8秒の給油でピットアウト。
ちょっと早めのピットインでトップを守れるか、あと数周が勝負です。
現在トップのクビサにはアンダーステアが発生しているようなので、アロンソとのタイム差を短縮できるでしょうか。

残り22周でライコネンがファーステストラップ、ピットインまでにクビサとアロンソとのタイム差を縮めたいところでしょう。
残り21周でクビサがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.0秒の給油でピットアウト。
しかしコースに復帰した時にはアロンソがかなり先、問題はライコネンとのタイム差になります。

暫定トップのライコネン、必死に飛ばしています。
そして残り19周でピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.4秒の給油でピットアウト。
コースに復帰しますが、クビサにはちょっと及ばず。
あとはコース上での争いになります。

残り17周でトゥルーリがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.7秒の給油でピットアウトです。
ここでマッサにピットアウト直後のブルデーが接触、スピンしたマッサにダメージはないようですが、かなりタイムロスしました。
ブルデーはちょっとコントロールできず、軽く外に膨らんでしまったようです。

残り16周、クビサの真後ろにライコネンが迫っています。
ここでピケがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.4秒の給油でピットアウトです。
ピケはトゥルーリの前に出ました。

ライコネン、ストレートエンドでクビサに並びかけようとしますが、ここでは無理、接近戦が続きます。
残り14周、ライコネンとクビサ、サイドバイサイドでコーナーを抜けますが、ライコネンがエスケープゾーンにコースアウト。
激しいポジション争いが続きます。
ここでマッサがピットインします。
先ほどのマッサとブルデーの接触については、レース後に裁定が行なわれるようです。

それにしてもクビサとライコネンの争いは熾烈です。
ライコネンが度々並びかけますが、クビサがギリギリで押さえています。
この二人の後ろにピケが迫ってきています。
最近のルノーはBMW並みの速さを見せています。

残り9周、トップはアロンソ、以下、クビサ、ライコネン、ピケ、トゥルーリ、ブルデー、ベッテル、ウェーバー、ハイドフェルド、マッサ、ロズベルグ、ハミ ルトン、バリチェロ、バトン、一貴と続きます。
クビサ、ライコネン、ピケが接近戦で、クビサのペースが上がらない状態です。
その間にアロンソが差を広げています。

残り8周、マッサがハイドフェルドに迫っています。
ストレート途中でマッサがオーバーテイク、9位に浮上で、ポイント獲得まであと一つ。
そのマッサに迫られるウェーバーのマシンは、左フロントタイヤの溝がほとんど見えません。
ワンストップ作戦なので、タイヤがかなり厳しい状態です。

残り4周、今度はピケが遅れています。
タイヤの使い方が悪かったようで、ソフトタイヤは使いこなしが難しい事がわかります。
残り3周、マッサがウェーバーの真後ろに迫ります。
ストレートの途中で接触しかかりますが、なんとか無事。
マッサがウェーバーをかわして8位ポイント圏内に浮上です。

そしてファイナルラップに入ります。
ここでハミルトンが、スロー走行に入ったアロンソをかわします。
そのままアロンソが驚きの2連勝。
運と強さが戻ったアロンソには、チャンピオン獲得した時の勢いすら感じます。

2位はクビサ、3位ライコネン、4位ピケがそのままチェッカー、そしてトゥルーリは5位獲得です。
マッサが7位(レース後の裁定を加算)と、最悪の状況でハミルトンとの差を二つ縮めました。

ホンダと一貴は最後尾独占、困ったものです。
ただ、一貴はアクシデントがあったので仕方のないところでしょう。

今年のマッサには気迫が感じられますから、最終戦まで目が離せません。
ここに来てクビサにもチャンスが生まれ、去年同様3人による終盤のチャンピオン争いになりました。
去年通りならチャンピオンはクビサでしょうか。
ただ、勝てるほどのマシンではないので、クビサが難しい状況は変わらないようです。

コンストラクターズではフェラーリが再びトップに返り咲き。
前回と違って、今回はマクラーレンが自滅しました。
こちらも最後まで激しい戦いとなりそうです。

レース後にブルデーに対して決勝タイムに25秒加算のペナルティー、マッサが7位、ウェーバーが8位となり、ブルデーは10位となりました。




結果
ポールポジション  ルイス・ハミルトン

優勝  フェルナンド・アロンソ
2位  ロバート・クビサ
3位  キミ・ライコネン

ファーステストラップ  フェリペ・マッサ

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