2008年 F1 TV観戦記 第17戦 中国GP
 
 
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F1 2008年第17戦 中国GPがはじまりました。
グランプリもいよいよ あと2戦を残すのみとなり、チャンピオン争いも去年同様に激しさを増しています。

そんな中でポールはハミルトン、さすがに速さを見せてくれます。
対するマッサは3位、中にライコネンを挟んでいますが、スタートの路面としては、こちらがベターかもしれません。
コバライネンは5位、やはりマクラーレンとフェラーリは、ほとんど同じ速さのようです。

4位に好調アロンソ、今回も上位にトラブルがあれば優勝を狙える位置です。
6位ウェーバーは残念ながらエンジン交換、7位ハイドフェルドはペナルティーで、8位ベッテルが6番グリッド。
最近元気なドライバー達が上位を占めました。

日本勢ではトゥルーリの9位(7番グリッド)だけは入賞の期待大ですが、グロック13位、バリチェロ14位、一貴17位、バトン18位と今ひとつ。

今回のグランプリは、タイヤがポイントでしょう。
タイヤに厳しいサーキットなので、タイヤの使い方が勝敗の鍵となります。
終盤の、使い込んだタイヤでのバトルに期待です。



いよいよグランプリも残すところあと2戦、白熱の中国グランプリが始まります。
3人にチャンピオンの可能性が残っていますが、このまま最終戦まで3人が残るのか、楽しみなレースの開始です。

スタートのタイヤは、ハミルトンがハードタイヤ、マッサとライコネンがソフトタイヤです。
全体ではハードタイヤを選んだドライバーが多いようです。

フォーメーションラップが終わり、いよいよレースがスタート。
トップ3ではマッサが若干遅れて、ライコネンが2位でマッサが3位、その後方でトゥルーリが接触。
パーツが飛んでスピンしています。

スタートでコバライネンがアロンソの前に出ました。
しかし、しばらく後のストレートでアロンソがコバライネンをパス。
最近のアロンソは、マシンと共に走りに輝きが戻ってきましたね。

オープニングラップのトップはハミルトン、以下、ライコネン、マッサ、アロンソ、コバライネン、ハイドフェルド、ベッテル、クビサ、ピケ、バリチェロ、の トップテンに、グロック、ウェーバー、ロズベルグ、クルサード、バトン、一貴、スーティル、ブルデー、フィジケラと続きます。

スタートで接触したトゥルーリ、ピットインしてタイヤを交換してコースには戻りましたが、うまく加速しません。
再びピットに戻り、そのままリタイアです。

残り51周、ブルデーがスーティルをかわし、ウェーバーがバリチェロをかわします。
バリチェロも何とか食らいつこうとしますが、マシンの差が大きいようです。
本来そこそこ速いマシンが後方にいるので、序盤から激しいバトルが続いています。

残り50周でハミルトンとライコネンの差は3.5秒、マッサは6.1秒遅れています。
マッサのタイムが今ひとつ上がりません。
チャンピオンのためには、ここはマッサ、正念場です。

残り47周、ウェーバーがストレートエンドでピケを一旦抜きますが、立ち上がりでピケが抜き返します。
しかし次のコーナーで再びウェーバーがピケをパス。
エンジン交換で後方スタートのウェーバー、良いペースで順位を回復しています。

残り44周、ハミルトンがリアを滑らせるシーンが映りました
そろそろマクラーレンのマシンのタイヤが厳しくなっているのでしょうか。
ここでロズベルグがグロックをパス。

ウェーバーが早くもピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.6秒の給油でピットアウトしていきます。
後方スタートとなってしまったので、3ストップで勝負に出たのかもしれません。

ここでハミルトンがファーステストラップ、タイヤが厳しい割には良いペース、さすがです。
かなりタイヤは厳しそうなマシンの挙動ですが、このタイムは不思議ともいえます。
ここでピケがオーバーラン、広いスペースがあったので無事にコースに戻ります。

残り42周、遅れているマッサが先にピットイン、ソフトからソフトに交換、9.1秒の給油でピットアウト。
アロンソもピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.1秒の給油でピットアウトしていきます。
ここで、スーティルがストレートの直前の空き地でストップしています。

そして残り41周でハミルトンがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、9.4秒の給油でピットアウト。
ライコネンもピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、9.3秒の給油でピットアウトです。
どちらもほとんど同じ燃料量を補給しました。

残り39周、ハミルトンがゆっくり リードを広げています。
そしてコバライネンがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、10.3秒の給油でピットアウト。
ベッテルもピットイン、ハードからハードタイヤに交換、10.7秒の給油でピットアウト。
こちらはタイヤ交換に若干手間取りました。

残り37周でトップはハミルトン、以下、ライコネン、クビサ、マッサ、ピケ、アロンソ、バリチェロ、コバライネン、ハイドフェルド、グロックのトップテン に、クルサード、バトン、ブルデー、ベッテル、一貴、ウェーバー、フィジケラ、ロズベルグと続きます。
クビサ、ピケ、バリチェロ、グロック、クルサード、バトン、ブルデー、一貴、フィジケラはまだピットインしていません。
さて、この中の何人がワンストップ作戦をとるのでしょうか。

残り33周でハミルトンとライコネンの差は7秒ちょっと、マッサはピットに入っていないクビサにも追いつけない状態です。
残り32周でピケがピットイン、ハードからハードタイヤに交換、6.7秒の短い給油でピットアウト。
これは変則の2ストップです。

残り31周でクビサがようやくピットイン、ハードからハードタイヤに交換、6.7秒の給油でピットアウト。
変則の2ストップですが、チャンピオンの可能性がある状態で、このピット作戦はちょっと疑問。
ワンストップか3ストップの奇策なら分かるのですが、変則2ストップは中途半端な戦略といえます。

残り28周でトップはハミルトン、以下、ライコネン、マッサ、アロンソ、コバライネン、ハイドフェルド、グロック、クルサード、クビサ、ピケのトップテン に、ベッテル、一貴、ウェーバー、バリチェロ、フィジケラ、ブルデー、ロズベルグ、バトンと続きます。
グロック、クルサード、一貴、フィジケラは まだピットに入っていません。

既にハミルトンとマッサの差は15秒以上あります。
このままでは、マッサのチャンピオン獲得の確率は極めて小さくなってしまいます。
ここで一貴がベッテルに迫っています。

残り26周、ブルデーがストレートエンドでクルサードを抜きました。
やはり、レッドブルよりトロロッソが速いという逆転状態が続いているようです。

残り25周で一貴とウェーバーが同時にピットイン。
一貴は、ソフトからハードタイヤに交換、8.7秒の給油でピットアウトですからワンストップ作戦。
ウェーバーが、ソフトからソフトタイヤに交換、9.1秒の給油でピットアウトですから、2ストップか3ストップか微妙です。
一貴がウェーバーの前でコースに復帰します。

そして残り24周でグロックがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、9.0秒の給油でピットアウト。
一貴とグロックは共にワンストップ作戦です。
一貴はウェーバーに迫られていますが、なんとか抑えています。
残り23周で、ロズベルグがクルサードをパス、13位に上がります。

残り21周、コバライネンの右フロントタイヤに異常発生。
どんどん抜かれています。
通常は左側に厳しいはずなので、パーツか何かを踏んだのでしょうか。
タイヤがぼろぼろの状態で、なんとかピットまで戻ってきました。
10.1秒でタイヤ交換と給油を行ないピットアウトです。

残り20周でアロンソがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、7.8秒の給油でピットアウト。
さすがに2連勝していると、ピットクルーの作業にも素早さが見られます。

残り19周、ここでマッサがピットイン、ソフトからハードタイヤに交換、7.5秒の給油でピットアウトします。
ここでウェーバーがオーバーラン、この人は良いペースだとミスも多くなるのが玉に傷ですね。

残り18周でハミルトンとライコネンが同時にピットイン。
ハミルトンがハードからソフトタイヤに交換、6.8秒の給油でピットアウト。
そして、ライコネンがハードからソフトタイヤに交換、8.4秒の給油と若干遅い作業でピットアウトとなります。
このピット作業のタイム差が、今回のレースペースの差も現しているような印象です。

残り17周でハイドフェルドがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.9秒の給油でピットアウトです。
ここに来て、ライコネンとマッサの差が詰まってきました。
ライコネンが2位を譲る為にペースを落としているようです。
ロズベルグもピットイン、タイヤ交換と給油を行ないピットアウトします。

残り16周でクビサがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換、6.2秒の給油でピットアウトです。
そして残り15周でベッテルがピットイン、ハードからソフトタイヤに交換して給油を行ないピットアウトします。

残り14周、マッサがライコネンの後に近づいてきました。
どのように譲るのか、ちょっと見物です。
ここでトップはハミルトン、以下、ライコネン、マッサ、アロンソ、ハイドフェルド、クビサ、グロック、ピケ、ベッテル、クルサードのトップテンに、バト ン、バリチェロ、一貴、ブルデー、ウェーバー、コバライネン、ロズベルグ、フィジケラと続きます。

残り8周、ストレートでマッサがライコネンの前に出ます。
なんともすんなり入れ代わりましたね。

残り7周、コバライネンがピットに入り、そのままガレージに入ります。
何かトラブルのようで、ボディー廻りをチェックしています。

残り3周でトップはハミルトン、以下、マッサ、ライコネン、アロンソ、ハイドフェルド、クビサ、グロック、ピケ、ベッテル、クルサードのトップテンに、バ リチェロ、一貴、ブルデー、ウェーバー、ロズベルグ、バトン、フィジケラと続きます。
アロンソが、良いペースでライコネンとの差を縮めているようです。
最後に波乱が起きるでしょうか。

いよいよファイナルラップに入ります。
そしてそのままハミルトンがトップでチェッカーフラッグ、2位はマッサでポイント差が7ポイント。
チャンピオン争いは最終戦までもつれ込みます。

3位はライコネン、4位にアロンソで2位から4位まで僅差でした。
5位にハイドフェルドと6位にクビサで、クビサはチャンピオン脱落。
BMWにもチャンピオンの可能性が完全になくなりました。

それにしても今回のレースは、ファーステストラップも記録したハミルトンのパーフェクトウィン。
この終盤に来て、このような走りが出来ることは見事といって良いでしょう。
去年より成長のあとが見られますね。

日本勢ではトヨタのグロックが7位入賞、確実に入賞する力をつけてきました。
ホンダではバリチェロが11位と次の母国グランプリに向けて、良い流れといえるかもしれません。


これで最終戦はハミルトンとマッサの一騎打ち。
ハミルトンが圧倒的に有利ですが、次戦はマッサの母国グランプリ。
どのような結末を迎えるのか、大いに楽しみな最終戦となります。

そしてチームではフェラーリとマクラーレン、こちらはフェラーリが圧倒的に有利ですが、マクラーレンにわずかながらチャンピオンの可能性が残されていま す。
こちらの争いにも注目となりそうです。




結果
ポールポジション  ルイス・ハミルトン

優勝  ルイス・ハミルトン
2位  フェリペ・マッサ
3位  キミ・ライコネン

ファーステストラップ  ルイス・ハミルトン

第17戦レース結果

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